第五十回近畿宗教婦人連盟大阪大会開催


                                 05年05月13日 

 5月13日、リーガロイヤルホテルにおいて、第50回近畿宗教婦人連盟大阪大会が、『世界に平和を 家庭に愛のともしびを』をテーマに開催され、約900名の宗教婦人が各府県から参集した。午前11時、開会宣言。近畿宗教婦人連盟顧問の六條照瑞道明寺門跡の唱導による『信条』の唱和で、記念すべき第50回の近畿宗教婦人連盟大阪大会が幕を開けた。


900名を越す宗教婦人が
近畿各府県から 参集し、会場は熱気に溢れた

近畿宗教婦人連盟は、戦後の荒廃した社会を立て直すために、昭和24年2月に、四天王寺に大阪の宗教婦人が参集したのをきっかけに急速に運動が拡大し、同年5月、東本願寺に近畿各府県の代表が参集して、大谷智子真宗大谷派裏方(香淳皇后の御妹君)を初代総裁に戴いて結成された。爾来、回を重ねて、今回で第50回の大会を迎えた。

 最初に、近畿宗教婦人連盟総裁の木邊美子真宗木邊派前裏方と、「当番県」の代表である大阪府宗教婦人連盟理事長の三宅壽賀子金光教泉尾教会長夫人が、それぞれ主催者として挨拶を行った。


主催権代表として挨拶する
三宅壽賀子大阪府宗教婦人連盟理事長

続いて、来賓を代表して、5年前に全国初の女性知事となった太田房江大阪府知事と、堀智範天野山金剛寺座主(前真言宗御室派管長)が祝辞を述べた。さらに、来賓として、元法務大臣の左藤恵大谷学園理事長(亡母堂が三代大阪府宗教婦人連盟理事長)と、大阪国際宗教同志会理事長の三宅龍雄金光教泉尾教会長(亡母堂が二代近畿宗教婦人連盟総裁)の名代として三宅善信同教会執行と、大阪府神社庁長の寺井種伯大阪天満宮宮司らが壇上で紹介された。


太田房江大阪府知事をはじめ
大勢の来賓が参列した

 この後、30年の永年役員表彰に続いて、阪神淡路大震災の際の沈着冷静な報道で知られたNHKエグゼクティブアナウンサーで、先頃、ひょんなことから千葉県の寒村の神社の神職を引き受けることになった宮田修氏が、『母の思い出』と題して、九人兄弟の末っ子であった同氏を、終戦直後の大変な時期に女手ひとつで育てあげた母親に対する恋慕の情と、神職になって初めて気づいた日本人が大切に受け継いできたものについて熱弁をふるった。


亡母の想い出について熱っぽく講演する
NHKの宮田修氏

 昨年各地であいつで大きな被害を出した自然災害への救援募金が行われた昼食休憩を挟んで、各府県代表のスピーチが『家庭に愛のともしびを』のテーマで行われ、最後に、大阪で活躍するカンツォーネ歌手の加藤ヒロユキ氏の歌謡ショーを堪能し、宗教婦人連盟の歌『さみどりの空に』を全員で斉唱して、記念すべき第50回大会は閉幕した。


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