07年04月01日
昨年3月28日に帰幽された先代教会長故三宅龍雄大人(もとのみやけたつおうし)霊神の一年祭が、三代教会長三宅光雄師祭主の下に仕えられ、千名を超す参拝者が故人の遺徳を偲んだ。
神前の奏上祭で祭詞を奏上する祭主三宅光雄師 |
祭典は、まず、神前での奏上祭(註:天地の親神に日々の感謝とこの後仕えられる一年祭の報告をする祭事)が仕えられ、引き続き、安倍晋三内閣総理大臣をはじめ、内外から寄せられた多くの花が供えられた霊殿で一年祭が仕えられた。祭主・祭員が神前から転座して着席した後、祭員によって霊殿の御簾が巻き上げられると、故三宅龍雄師の遺影が掲げられ、海川山野の種々の神饌物が備え付けられた霊殿が姿を現し、参拝者一同あらためて故人を拝した。
霊前拝詞奉唱に続き、霊神の長男である祭主の三宅光雄師が霊前に進み、祭詞を奏上し、玉串を奉奠した。続いて、家族親族が順に玉串を奉奠し、関連教会長などの特別参拝者と信徒総代が参拝者代表を代表して玉串を奉奠し、一同で祖先賛詞を奉唱した。さらに、祭主の三宅光雄師が教話を行い、「二代親先生一年祭」は恙なく終了した。
霊前での一年祭で祭詞を奏上する祭主三宅光雄師 |
祭典後、神前にあらためて巨大な二代親先生の写真が安置され、信徒を代表して、金光教仮屋浦教会長の木村徳光師、信徒会長の樋口徳光氏、婦人会副会長の廣瀬多美子氏が、それぞれの想い出を引き合いに出して、二代親先生のご恩に報謝する「偲びの言葉」を言上した。
なお、故三宅龍雄師と生前から交友の深かった東京大学大学院教授の島薗進氏から、『三宅龍雄先生を偲んで』と題する言葉が寄せられた。