癌を克服した現役プロレスラーの西村修氏を講師に青年大会開催

 10.06.06


西村修氏

 2010年6月6日、金光教泉尾教会で、『踏み出せ今』をテーマに、青年会の創立83周年大会が開催された。常々、宗教界に留まらず、種々の分野で活躍している人を講師に前にて講演会を行っている泉尾青年会(吉村裕之会長)であるが、今回は、「後腹膜腫瘍」という極めて多臓器へと転移しやすく完治の難しい癌を克服した現役プロレスラーの西村修氏(全日本プロレス所属)を講師に招いた。

 レスラーとしては細身の西村氏は、自らもそう信じていた「欧米人にも互すことのできる体躯になるためには、肉や牛乳といった蛋白質豊かな高カロリー食品をむりやりにでも摂らなければならない」という明治以来の“常識”を、25歳の時に後腹膜腫瘍でいのちを失いかけたのを契機に、それまでの欧米風の肉食中心の食生活から、麦飯・味噌汁・漬物という日本人の伝統的な粗食生活へと転換し、徹底した食生活の改善によって克服した経験を、『無我――癌宣告から奇跡の復活――感謝の心で世のお役に立つ!』と題して、自らの半生を熱っぽく語り、農業のあり方や食育の大切さや鬱病の克服方法などを訴え、同年代の青年会員たちに大きな感銘を与えた。


西村修氏の熱弁を真剣に耳を傾ける青年会員たち

 なお、西村修氏は、自らの体験をより広く社会に還元するため、この夏の参議院議員選挙の比例区(全国区)に国民新党から立候補する予定である。


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