大阪市内では珍しい「御田植祭」を斎行

 10.06.13

 2010年6月13日、春先から天候不順であった今年の初夏も、近畿地方が梅雨入りとなったちょうどその日、金光教泉尾教会では初めての御神田御田植祭が仕えられました。



正門特設祭場で御神田御田植祭が斎行された

 1990年の「国際花と緑の博覧会(花博)」の際に、府民の投票によって、大阪府下の百カ所が『大阪みどりの百選』に選考され、そのひとつに、金光教泉尾教会の広大な境内地「泉光園」が選ばれました(註:大阪市内では、大阪城や御堂筋の銀杏並木など十カ所のみ)。地球温暖化防止のための国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の締約国会議(COP)に毎年代表を派遣している泉尾教会は、環境教育や食育のため、今年はじめて約300uの水田を開墾しました。

祭主から早苗を受け取った早乙女が一株一株祈りを込めて植え付けた

 そこで、6月13日午前07:30より、大会堂「拝める宮」を真正面に見据える正門特設祭場にて、早乙女なども参列して伝統に則った「御田植神事」が仕えられ、引き続き、希望者から抽選で選ばれた善男善女によって、「田植え」が行われました。あいにくの雨天でしたが、ほとんどの参加者が「田植え初体験」で、そのおっかなびっくりな様子に、半日歓声が響き渡りました。



御神田では御田植祭の早乙女に続き、選ばれた善男善女が田植えを行った


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