東日本大震災救援活動

11年5月21日

 泉尾教会では、3月11日の東北地方太平洋沖地震発生直後から、関係者の安否確認や情報収集と共に、内外の自然災害や大事故の発生時に救助犬を派遣している「日本レスキュー協会」への活動資金提供を申し出、同時に義捐金の募集を始めた。


陸に打ち上げられた漁船の前で立ち尽くす三宅光雄教会長

  三宅光雄教会長が3月16日には東京入りし、いち早く救援活動を開始した金光教首都圏フォーラムに参加して、これに資金提供すると共に、17日には常盤台教会へ参拝。計画停電等が実施された東京方面の信奉者の立ちゆきを祈った。

  3月25日には、三宅善信総長が村山廣甫国際宗教同志会会長と共に、日本レスキュー協会本部を訪れ、同協会伊藤裕也理事長に活動支援金を提供すると共に、岡武隊長から同協会の救援活動についての報告を受けた。三宅総長はまた、米国のUUA(ユニテリアン・ユニバーサリスト協会)から申し出のあった被災地の金光教会への支援活動の仲介業務を行った。


日本レスキュー協会幹部から報告を受ける村山廣甫師と三宅善信総長

  3月27日に泉尾教会で仕えられた先代教会長五年祭に際して、金光教教団本部を通じて200万円の義捐金を山下輝信総務部長に手渡した。

  4月21日と22日は、三宅光雄教会長が岩手県の花巻空港経由で被災地入りし、既に何度も現地で活動している三宅道人常盤台教会長の案内で、気仙沼市のボランティアセンターや社会福祉事業団を訪れた。現地には、泉尾教会が提供した資金によって買いそろえられた一輪車やスコップ・バケツ等の瓦礫撤去用道具が並べられ、地元の人々の役に立っていた。


泉尾教会が提供した資金で買いそろえられた
瓦礫撤去用具を前に三宅道人常盤台教会長と

  また、甚大な被害を受けた金光教気仙沼教会や石巻教会に参拝し、各教会長と当時の様子や現況について話し合うと共に、時間の許す限り、被災地を視察した。

  ゴールデンウイークに入った5月7日と8日には、吉村裕之青年会長をはじめ4名の青年会員たちが気仙沼市を訪れ、瓦礫掃除のボランティア活動を行い、また、被災者の方々と意見交換会を行うなど、有意義な活動となった。

高橋興治石巻市社会福祉協議会会長(左)と、阿部東夫南三陸町社会福祉協議会会長(右)に義捐金を手渡す三宅光雄教会長

 続く、5月9日と10日は、三宅光雄教会長が、(財)世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会の常務理事として、宮城県の石巻市と南三陸町を訪れ、それぞれの社会福祉協議会にWCRP日本委員会を通じて集めた義捐金1300万円を贈呈すると共に、現地の自治体関係者からそれぞれの救援活動について説明を受けた。


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