UNHCRを通じてソマリア南部飢饉を支援

11年9月7日

  昨年末に北アフリカのチュニジアで火が点き、瞬く間に、エジプト、リビア、シリアへと波及していったいわゆる「ジャスミン革命」(註:長年独裁政権が続いた国々において、インターネット、携帯電話、ツイッター、フェイスブックといった新しい通信手段を個々人が獲得することによって、市民の側から同時多発的に湧き起こった社会変革を促す動き)によって、内戦状態に陥ったリビアから脱出した難民に対する義捐金を、4月4日、三宅光雄教会長が東京南青山の国連UNHCR協会事務局を訪問して手渡した。

高嶋由美子UNHCR協会事務局長にソマリア難民義捐金を手渡す三宅光雄教会長
高嶋由美子UNHCR協会事務局長にソマリア難民義捐金を
手渡す三宅光雄教会長

  三宅教会長は、9月7日に再び同協会の事務局を訪れ、1991年の内戦勃発以来、20年の長きにわたって無政府状態の続いている「アフリカの角」(註:アフリカ東部のエチオピアからインド洋へ突き出した半島部に位置する)と呼ばれるソマリアの南部地域で深刻化する飢饉を救援するための義捐金を高嶋由美子事務局長に寄託した。

  泉尾教会では、大恩師親先生(=初代教会長三宅歳雄師の尊称)の時代以来、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)を通じて数々の難民支援活動を行ってきたが、同協会ではこれらの活動を高く評価され、今後とも協力して、世界の各地で戦禍から逃れ、日々の糧を求めてさまよう人々を救援して行くことになった。


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