三宅龍雄師 カーター元米国大統領と会談


ジミー・カーター元米国大統領と会談する三宅龍雄師(3/14ホテルオークラ)

3月14日、金光教泉尾教会副教会長三宅龍雄師は、都内のホテルで、元米国大統領のジミー・カーター氏と会談した。

カーター氏は、大統領退任後も、アフリカや旧ユーゴ、中南米各国などの紛争調停に積極的に活躍していることはつとに有名であるが、中でも、3年前に急遽、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)を訪問し、当時の金日成主席と会談し、その後の米朝交渉の糸口をつけるなど、現在、最も注目すべき「平和活動家」である。

今回は、経済界の「日米共通課題委員会」と参議院外交委員会からの招きで来日したが、小渕外務大臣との会談などの日程の合間をぬって、「是非、三宅先生と会談したい」とのカーター氏の要望で、三宅龍雄師との会見が実現した。金光教泉尾教会とカーター氏との関係は、カーター氏がまだ現役の大統領であった1979年に、三宅歳雄師が世界の宗教者の代表としてホワイトハウスに招かれたことから始まる。1991年には、カーター氏が大阪の泉尾教会を訪れ、KCI平和フォーラムで講演を行ったこともある。その他にも、これまで何度か会談の機会があった。

カーター氏は、熱心なクリスチャンとしての信仰的背景から、平和活動を行ってきたが、その点で、世界各国で広く難民救済・平和活動を行っている泉尾教会と共通するものがあり、相互に情報交換やプログラムの支援を行ってきた。

今回の会談では、「北朝鮮への食料支援のあり方」・「中国=チベット問題」・「アフリカにおける寄生虫駆除対策」・「ボスニア諸宗教委員会設置」および、来年11月に中東のヨルダンで開催される第7回WCRP世界大会へのカーター氏の参加の仕方等について、一対一で、約1時間話し合われた。


金光教泉尾教会
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