3月27日、先代教会長故三宅龍雄大人(うし=神式の諡号)の遺徳を偲ぶ満堂の参拝者が見守る中、金光教泉尾教会の広前霊殿にて、「二代親先生(三宅龍雄師の尊称)五年祭」が三宅善信総長祭主の下に厳修され、松長有慶高野山真言宗管長猊下をはじめ宗教界各宗派・教団のご代表や国連協会・ユネスコ協会等の国際機関等から多数のご来賓、また、玉水親教会長先生や金光家、大阪教会長をはじめとする教内関係教会長らが参拝した。
故三宅龍雄師の遺徳を偲んで、
各方面から多数の参拝があった |
祭典後、挨拶に立った三宅光雄教会長は、「二万数千名の死者・行方不明者という未曾有の大災害となった東日本大震災の犠牲者の冥福を祈ると共に、301日後に迎える御布教八十五年祭を目指して、今こそ『人よ幸いであれ』という大恩師親先生(初代三宅歳雄師の尊称)の願いを世に顕すとき」と述べた。
各宗派教団の代表が玉串を奉奠した |
引き続き、リーガロイヤルホテルに会場を移して開催された「三宅龍雄大人を偲ぶ会」では、田中恆清神社本庁総長、山田能裕天台宗大僧正、西田多戈止一燈園当番の各師がご挨拶に立たれ、安田暎胤法相宗大本山薬師寺長老のご発声で献杯。引き続き、岡野英夫解脱会理事長、加藤隆久生田神社宮司、松下日肆本門法華宗管長、ジェフ・ティーゲルIARF財務委員長、村山廣甫曹洞宗審事院監事らがスピーチを述べ、故人を偲んだ。
偲ぶ会では、各宗派教団の代表がスピーチを行った |
なお、「偲ぶ会」の席上、今回の東日本大震災の被災者支援のために金光教本部が行っている募金に対する義捐金200万円の目録が、三宅光雄教会長から金光教本部の山下輝信財務部長に手渡された。また、この日の参拝者全員に、故三宅龍雄師の略歴等が紹介された冊子『一乃弟子』と、「大恩師親先生教話選集」シリーズの第9作である『成業めざして』が偲び草として配布された。