■謝 辞
祝宴の開宴にあたり、
ご来賓にお礼を述べる三宅教会長 |
ご来賓の皆様方。本日は泉尾教会、布教八十年の記念祭典・式典を催しましたところ、海外をはじめ、ご遠方ご繁忙の中、お出ましを頂き本当に有り難うございます。
昭和2年、今から80年前の1月24日・・・・・・。当時24歳でありました――泉尾教会では「大恩師親先生」と呼ばせていただいております私の祖父――三宅歳雄は、10年間の修行の後、泉尾の地に布教させていただきました。80年前の当時の日本は、後に「世界大恐慌」と呼ばれましたように、大変な不況の中で、その日の生活が判らないというような、そんな時代であり、新興埋め立て地の大正区には、当時まだまだ農地もありました。工場もありました。大阪市内でも「場末」と言ってもよい、本当に端の、そのような場所で小さな広前から布教させていただいたのが、昭和2年の1月24日でございます。
4日前のちょうど1月24日には「布教八十年御礼祭」を仕えさせていただき、そして今日は、先生方にもお出ましを頂いて、「布教八十年記念大祭」を仕えさせていただきました。2度のお祭りを仕えさせていただいた訳でありますが、この80年の間の72年と半年は、初代の三宅歳雄が「人助け、人助け」と、そのような一念だけで布教させていただいた72年半であり、それから残りの7年間を、教会では「二代親先生」と呼ばせていただいております父、三宅龍雄がその後を受けて御用に専念してくださり、その後を、かつかつながら私が半年、教会長を務めさせていただいております。
一昨年の9月15日より、布教八十年迎えの「五百日信行」に入らせていただいた時には、父であります二代親先生に「ただいまから五百日信行に入らせていただきます」と申し上げましたところ、「しっかり修行せい」という言葉を頂きまして、五百日信行に入らせていただいたのですが、昨年の3月28日、二代親先生が突然、お国替え(帰幽)ということになりました。本当に、祈り不足、力不足、不十分な私でありますが、神様のお恵みと、大恩師様のお徳の上に、そして二代親先生のお徳の上に、さらにはご信者の皆さん方、そしてご来賓の先生方をはじめ多くの先生方のご指導を頂きまして、今日の日を迎えさせていただきました。ありがとうございます。
今日、先生方が泉尾教会の広前からご退席なさいました後、ご信者の皆様に「今日が五百日信行の満願の日ですが、実は、今日がスタートの日です。今日から泉尾百年に向けて、共におかげを頂きたい」と、そういう話をさせていただいたんですが、私は今日、先生方にお誓いさせていただきたい。90年、100年と、さらに少しでも大恩師様・二代様の真似事だけでもさせていただいて、世のお役に立つ者にならせていただきます。
どうぞ、今後ともご指導、ご鞭撻を頂けますよう、よろしくお願い申し上げます。本日は本当に有り難うございました。