お正月用に特別に飾り付けられた神殿・霊殿をはじめ広前は、新年の清々しい雰囲気に包まれ、朝から大勢の参拝者が訪れた。祭典終了後、御神酒を頂戴し、正月三が日の恒例行事である「お書き下げ(参拝者ひとりひとりに今年の目標等を書いて、下付されたもの)」を頂くための参拝者の列で、広前は終日賑わった。
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1月 9日(日)、午前6時と10時の2回に分けて、新春恒例の交通安全祈願祭(祭主三宅光雄本部長)が会堂広前で仕えられた。 一瞬で尊い人命を奪い、地位や財産を損なうことになる交通事故からご神護いただくため、参拝したドライバーたちは皆、神妙な面もちで神前に向かい、玉串を奉奠した。
広前での祭典の後、境内(祈りの塔前広場)において、車一台一台がお祓いを受けた。
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1月15日(土)午後1時、祈りの塔前広場において「どんど祭(萬物神護感謝厄払祈願祭)」が、三宅修神戸灘教会長祭主のもとに仕えられた。 このご祭事は、泉尾教会正門の大門松をはじめ、お正月の間、家々を飾った門松や古くなって取り替えた注連縄(しめなわ)をはじめ、近所の住民が持ち寄った古い神具・仏具・お札(ふだ)などを堆く積み上げて燃やし、今年一年の神護を祈る正月恒例の行事である。今年、厄年を迎える人たちの名前が記された木札も、拝礼殿で祈祷された後、一緒にお炊き上げされた。
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1月17日(月)午前5時40分から6時まで、祈りの塔拝礼殿において、阪神淡路大震災5周年の祈りの集会が行われた。 寒修行期間中は、毎朝5時から5時40分まで、拝礼殿(戸外)でご祈念が行われているが、この日は寒修行のご祈念に続いて、三宅龍雄教会長臨席の下、阪神淡路大震災5周年の祈りの集会が行われた。
拝礼殿には、手に手に蝋燭(ろうそく)を持った信者が輪になり、まず、歌(『神人の栄光』)を合唱した。ちょうど大地震が発生した時刻5時56分には、6,432人の犠牲者の冥福を祈って全員で黙祷。続いて、主に阪神間で救援活動を行った岡松智恵子さんと、淡路島で行った柳川和子さんが、自己の体験を交えて感話を行った。 阪神淡路地区に多数の出社(支部)や信者を抱える泉尾教会では、震災直後から救援活動を積極的に展開し、出社広前の復興・新設を遂げ、被災者の心のケアを行ってきた。 なお、前日16日の夜には、市内の数カ所で、御神願を唱えて廻る「神名流し」の行願を行い、泉尾教会の布教の原点である人助けの道広めの行事を行った。
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1月23日(日)、会堂広前において、布教73年記念大祭が約1,500人の参拝者を集めて仕えられた。布教記念祭は、先代教会長の三宅歳雄師が昭和 2年 1月24日、若干24歳の若さで、この泉尾の地で人助けの布教活動を開始したことを記念して毎年行われている。 午後2時、三宅龍雄教会長祭主の下、神前には海川山野の神饌物が供えられ、祭典が仕えられた。昨年秋、先代の後を承けて教会長を継承した三宅龍雄師は、神前に献燈を行ない、一同で『先代恩師親先生報徳拝詞』を奉唱した。祭典後、三宅龍雄教会長は、師願継承を誓う主旨の教話を行った。
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