●○ 2000年6月行事 ○●


世界連邦近畿協議会 平成12年度総会 開催

 6月27日(火)、記念会館の人類共栄会会議室において、世界連邦近畿協議会(会長三宅龍雄教会長)の平成12年度総会が開催され、近畿各府県支部の代表が出席した。


世界連邦近畿協議会会長として挨拶を行う三宅龍雄教会長

 まず、去る3月の理事会で先代教会長故三宅歳雄師の跡を受けて、世界連邦近畿協議会会長に推戴された三宅龍雄教会長(人類共栄会会長)が開会の挨拶を行った。世界連邦近畿協議会は、戦後の自治体での世界連邦運動の盛り上がりを受けて結成され、市民運動家や宗教関係者だけでなく、相談役の太田房江大阪府知事・磯村隆文大阪市長をはじめ、和歌山・尼崎・綾部・宇治・天理・豊岡の6市長が理事として加盟しているユニークな団体である。

 続いて、記念講演に移り、世界連邦近畿協議会副会長の山崎宗太郎奈良県支部長が『世界連邦運動と賀川豊彦』と題して、戦前から「世界政府樹立の必要性」を説いていた日本における世界連邦運動の端緒ともいえるキリスト教の伝道師賀川豊彦の事跡に触れながら、今日の世界連邦運動の課題と展望について述べた。

 引き続き、平成12年度の総会に移り、協議事項として、平成11年度の会務・会計報告が行われ、平成12年度の活動計画と予算・人事が審議され、原案通り承認され、閉会した。
6/27



創立73周年青年大会開催 竹中ナミ女史が記念講演

 6月18日、創立73周年記念青年大会が、『「今」を超える勇気が未来を創る。未来に向かって自分の可能性に挑戦しよう』のテーマで開催された。

 ご神前での感謝祭(祭主三宅光雄副教会長)に続いて、青年大会開会宣言。吉村昇一郎青年会長による挨拶、『夢は広がる』合唱、会員の片島秀一君による感話が行われた。

 続いて、記念講演が行われた。講師は、テレビやインターネットでお馴染みの社会福祉法人プロップ・ステーションの竹中ナミ理事長。竹中先生は、自ら重度心身障害者の母となって以来、障害児医療・福祉・教育について独学され、障害を持つ人たちの自立と社会参加を目指して積極的に活動し、障害者(ザ・チャレンジド)のためにコンピュータを使った働く場としてはわが国最初の社会福祉法人として認可されたプロップ・ステーションの端緒について紹介された。竹中先生は、各省庁の審議会委員や講演を数多く務められ、その活動内容はテレビや新聞でもたびたび紹介されている。

 記念講演終了後、親先生による励ましのお言葉を賜り、今年度の活動目標を採択、最後に記念撮影を行って第73周年青年大会は終了した。なお、会場を一階ホールにおいて、懇親会が催された。

6/18


教団独立百年記念祭に団体参拝

  6月10日(日)、泉尾教会では、金光教本部(岡山県金光町)で行われる「教団独立百年記念祭」に団体参拝した。

  今年は、1900(明治33)年に、金光教が明治政府から一教として公認されて(それまでは、神道本局傘下の「神道金光教会」という名称で布教許可を受けていた)満百年目の佳節に当たり、6月10日・11日の両日にわたって、金光教本部で「教団独立百年記念祭」が仕えられた。


本部広前会堂前で記念撮影をする泉尾教会参拝団

泉尾教会では、三宅龍雄教会長以下、約1,000名の信者が、JRの特別列車や新幹線・バス・自家用車などで金光教本部に団体参拝した。JR金光駅に到着した一行は、泉尾教会控所で旅装を解き、その足で本部広前会堂に参拝、金光平輝教主に取次をいただいた後、教祖金光大神の奥城(墓所)に参拝した。



三宅龍雄教会長の先唱で教祖奥城で祈念する泉尾教会参拝団

引き続き、全国から約15,000名の参拝者を集めて本部広前祭場で挙行された教団独立百年記念祭(祭主金光平輝教主)一日目に参拝した。

  金光教が教祖金光大神によって立教したのは、1859(安政6)年であるが、幕末維新期の政治的混乱と、明治政府の神道国教化政策(当初、かなり弾圧された)により、「一教団」として、正式に政府から「公認」されるまで、41年間の歴史を要した。
6/10


IARFとUUAの会長一行が来訪 

 6月6日、来日中のIARF(国際自由宗教連盟:本部英国オックスフォード)のファン・ヘルワイネン会長ならびにA・クラーク事務総長、およびUUA(ユニテリアン・ユニバーサリスト協会:本部米国ボストン)J・ビューレンズ会長ならびにO・ホームズ国際部長の4名が泉尾教会を訪れた。



広前に参拝し、教会長から取次を受ける一行

4氏はまず、広前に参拝。先代教会長の霊前に参拝すると共に結界で三宅龍雄教会長の取次を受けた。続いて、神徳館に場所を移して歓迎昼食会およびIARFの将来構想についての懇談を行った。



教会長と会談するIARF/UUA会長一行 

6年前のUUA会長就任時にも泉尾教会を訪れたことのあるビューレンズ会長は、あらためて先代教会長との思い出を述べると共に、宗教教団の会長として、現教会長とグローバル化された現代社会の諸問題について宗教者としてどう取り組むべきかについて意見の交換を行った。同会長と三宅教会長とは、どちらも、WCRP(世界宗教者平和会議:本部ニューヨーク)の国際名誉会長であると同時に、IARFの国際評議員であるという共通した立場であるため、これまでも、ことある毎に会談を行ってきた。



四天王寺で瀧藤尊教元管長から歓迎を受ける一行 

また、昨夏からIARF会長に就任したヘルワイネン氏とこの4月からIARF事務総長に就任したクラーク氏にとっては、初の日本の宗教教団訪問であり、泉尾教会以外にも、IARFに加盟している立正佼成会・椿大神社・一燈園・四天王寺などの諸教団を歴訪した。

6/6

問い合わせ先:金光教泉尾教会
mail: izuo@relnet.co.jp
へ戻る。