●○ 2000年10月行事 ○●
10月13日、泉尾教会神徳館国際会議場において、日韓宗教者協議会創立30周年記念総会が開催され、韓国宗教界の代表34名を含む約100名の宗教者が、『21世紀における宗教生態主義時代』をテーマに話し合いを行なった。なお、総会に先立ち、広前霊前において、日韓宗教者協議会の創設者である三宅歳雄先代教会長の追慕式が行なわれた。
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10月25日(水)、泉尾教会において、秋季大祭(正式名称は「生神金光大神大祭」)が仕えられ、あいにくの雨であったが、全国から約1,500人が参拝した。 午後2時、中正楽(雅楽の一種)が奏でられる中、会堂広前殿上に三十数名の祭員が参進。念入りな修祓、参拝者一同による『神前拝詞』奉唱の後、副祭主三宅光雄副教会長によって、日本一の規模を誇る神殿の大扉が荘厳な雰囲気のもと開かれた。続いて、御神酒(おみき)・鏡餅はいうまでもなく、山鳥・松茸などの海川山野で穫れた季節の神饌物が神前に供えられた。
そして、祭主三宅龍雄教会長が神前に進み、祭詞を奏上し、教祖生神金光大神の神徳を讃えると同時に、再来年1月に迎える泉尾教会75周年への決意を披瀝した。祭主の玉串奉奠に続いて、特別参拝人および信徒総代による玉串奉奠が行われ、祭事は終了。続いて、三宅龍雄師による教話(別掲)が行われた。
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10月28日(土)、三宅龍雄教会長は、リーガロイヤルホテルで開催された木積一仁神道石切教管長就任50周年を祝う会に来賓として出席した。
生駒山麓(東大阪市)にある石切劔箭(いしきりつるぎや)神社は、神武東征神話にも登場する由緒正しい神社であり、戦後、「神道石切教」として一教独立。神話の時代より代々木積家が神職を世襲してきた。医学博士という異色の経歴を持つ木積一仁現宮司は、1950 年に「神道石切教」二代目管長に就任された。
その就任50周年を祝う会が開かれ、三宅龍雄教会長は政財界からの代表以外では、宗教界からは森田禅朗四天王寺前管長とともに招かれ、壇上で紹介を受けた。なお、木積一仁管長は、大阪国際宗教同志会の常任理事としても活躍されている。
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10月12日(木)、ホテルオークラ(東京都千代田区)で開催された妙智会開教50周年祝賀会に、泉尾教会から三宅龍雄教会長夫妻および三宅光雄副教会長が参列した。
妙智会教団と泉尾教会との関係は、30年以上に遡り、特に先代教会長故三宅歳雄師と宮本丈靖会長とは「法友」と呼び合う仲であり、1997年1月の泉尾教会布教70年記念大祭の時も、宮本師が筆頭来賓として祝辞を述べられ、昨年9月の三宅歳雄師の葬儀告別式の際にも、弔辞を述べられた。 妙智会開教50周年祝賀会では、宮本丈靖会長の挨拶に続いて、渡邊惠進天台座主、河野洋平外相、近衛忠日本赤十字社副社長、M・N・K・マルフット世界イスラム協議会副事務総長他が祝辞を述べた。 三宅龍雄教会長夫妻は、庭野日鑛立正佼成会会長、深田充啓新宗連理事長(円応教教主)、白柳誠一WCRP日本委員会理事長(カトリック枢機卿)らと共に、主賓の席で遇せられた。
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10月05日(水)、世界連邦アジア青年センター(AYC)の実務議長を務めるジャームス・アルプサラジ博士をはじめとする世界連邦運動(WFM)のインド地域選出の理事5名が、AYCの創設者である故三宅歳雄先代教会長の霊前に参拝し、現WAC(世界連邦アジアセンター)会長である三宅龍雄教会長を表敬するために、泉尾教会を訪問した。
泉尾教会に到着したインド代表団の一行は、先代教会長を祀る霊殿に参拝し、長年にわたって世界連邦運動の推進者であり、また、南アジア各国に井戸・孤児院・学校・職業訓練施設等の社会福祉事業を展開してきた故三宅歳雄師への恩顧に報いる祈りを捧げた。
引き続き、インド代表団の一行は、WAC会長でもある三宅龍雄教会長と会談した。三宅教会長は、一昨年、ニューデリーで開催されたWFMの世界大会に、同アジアセンターの会長として出席し、重要な役割を果たすとともに、その年に核実験を行ったインド・パキスタン両国政府にも、「即時核開発の中止」を呼びかけるなど、活躍をしている。今回の代表団に対して、三宅教会長は、高度IT(情報技術)社会の実現によって、一躍、世界をリードする国のひとつとなったインドに対する期待と、そのことが「これまでのように社会格差を助長するのでなく、これを埋める社会的技術革新にならなければない」と強調した。 なお、今回、泉尾教会を訪れたインド代表団一行は、翌日から、神奈川県逗子市で開催されるWFM国際執行理事会に、AYC会長を務める三宅光雄副教会長およびWFM副理事長を務める香西俊雄泉尾教会国際部長と共に参加する。
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00年10月4日(水)、東京都杉並区の立正佼成会本部大聖堂で仕えられた立正佼成会開祖庭野日敬師(法号は「開祖日敬一乗大師」)の「入寂会(一周忌)」法要に、三宅龍雄教会長と三宅善信執行が参列した。
故庭野日敬開祖と三宅龍雄師の亡父である先代教会長三宅歳雄師とは、WCRP(世界宗教者平和会議)を共同して創設するなど、宗教の相互理解の推進と宗教協力による平和実現の分野で、長年、行動を共にしてきたが、いずれも昨年秋に没した。8月27日に仕えられた「三宅歳雄大人一年祭」には、ニューヨークで開催される国連ミレニアム平和サミットに出席するために参拝できない故庭野日敬師の長男である庭野日鑛立正佼成会会長の名代として、次男の庭野欽司郎師と長沼基之特別顧問が参拝。また、7月4日には、庭野会長自ら泉尾教会の霊前に参拝された。
午前10時から、大聖堂で開式された「入寂会」は、宗教界はもとより、石原慎太郎東京都知事をはじめ各界からの来賓も含めて立錐の余地もないにもかかわらず、荘厳な雰囲気の中で始められた。正面の祭壇には、故庭野開祖の大きな写真が微笑み、参列者それぞれが持っている庭野開祖との思い出を追慕賛嘆するのに相応しく、厳粛的な中にも形式主義に陥らない素晴らしい式典であった。
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10月04日(水)、岡山県金光町の金光教本部で仕えられる「生神金光大神大祭」への団体参拝(1列車編成)を実施した。今回の団体参拝は、三宅龍雄教会長が、同日に東京の立正佼成会本部で仕えられた故庭野日敬立正佼成会開祖の入寂会(一周忌)に参列するため、三宅光雄副教会長が代表を務めた。 JR金光駅到着後、本部広前に正式参拝し、金光平輝教主の取次を受けた後、教祖生神金光大神の奥城(墓)に参拝。続いて、同じく金光町にある泉尾教会信徒墓地で、新規納骨祭ならびに墓前祭(三宅光雄祭主)を実施。最後に、本部祭場で行われた生神金光大神大祭(金光平輝祭主)に参拝し、帰途に就いた。
「生神金光大神大祭」とは、明治16年(1883年)10月10日に、教祖金光大神が帰幽(逝去)したことを記念して以来、仕えられている本部大祭のひとつであり、毎年、この時期、(参拝者数が多いので)数回に分けて執行されている。なお、教祖金光大神は、生前中から、毎年10月10日を「金光大神祭日」として特別の日に指定していた。
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10月1日(日)、感謝祭(祭主:三宅龍雄教会長)終了後、広前において、三宅教会長から、2002年1月27日に迎える先代恩師親先生布教75年記念大祭を目指して願いを込めるべき信者の代表852人へ「布教七十五年祈願委員」の任命式典が行われた。 式典では、信徒総代の田上知・川島晴見・廣瀬彰の3氏が代表して、教会長から任命状を授与され、教会長の教話の後、大阪地域で祈願委員に任命された490人の信者に、任命状が授与され、決意を新たにした。 また、同じく8日(日)のおかげ祭(祭主:三宅龍雄教会長)終了後、広前において、三宅教会長から、出社各会(地方支部)に所属する祈願委員362人にも任命状が授与され、各出社の中心者が代表して、任命を受けた。
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