= 2001年2月の行事&出来事 =

お相撲さんと消防訓練   
 春本番というにはまだ日の浅い3月1日(木)、泉尾教会では、「全国春の火災予防週間」に協賛して、今年も消防訓練が実施された。大相撲春場所のため教会を宿舎にしている佐渡ヶ嶽部屋の力士たちや近所の幼稚園児たちも参加して、総勢120名の訓練となり、在阪マスコミ各社が多数取材に訪れた。



消防士による一斉放水

 午前11時、「会堂から出火し、参拝者何名かが取り残された」という想定で訓練が始まった。発煙筒の煙がたち込める中、祈りの塔拝礼殿前広場に設置された模擬火災から炎が上がり、119番通報訓練、参拝者の避難誘導を行い、泉尾教会の自衛消防隊員の消火器による消火訓練。また、火災発生の第一報を聞いて応援に駆けつけた琴龍関をはじめとする佐渡ヶ嶽部屋の力士勢が、バケツリレーによる消火を行った。

 次に、煙に巻かれて会堂に取り残された参拝者を救助する訓練がレスキュー隊によって行われた。今年は、密室に閉じ込められた被災者を救出するという想定で、境内に設えられた模擬扉を電動ノコギリを使ってぶち破って突入するという華々しいものであった。最後に、大正消防署の隊員たちによるハシゴ車・ポンプ車などからの一斉放水によって、消火訓練は終了した。また、琴の若関らも実際に消防士が使う放水銃を手にして、水圧のかかるプロの業を体験した。



真剣な表情で救急隊員から心肺蘇生術の説明を受ける力士たち

 さらに、救急隊員の指導により、ダミー人形を使った心肺蘇生術(人工呼吸)訓練が行われた。琴光喜関をはじめ力士数名らが、慣れない手つきで懸命に心肺蘇生術訓練に参加した。火災や事故に遭遇したときには、救急車が到着するまでの数分間のあいだの適正な措置が生死を分けることもままあり、真剣な眼差しで指導を受けていた。

  今回の消防訓練は、曇天であったにもかかわらず、近所の幼稚園児や住民も多数見学に訪れ、朝日放送・関西テレビ・テレビ大阪の地元3放送局や新聞各紙が取材を繰り広げ、訓練の様子がこの日の関西地域のローカルニュース等で放映された。
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男子壮年信徒大会 開催   
 2月25日(日)、今年度の男子壮年信徒大会が『御布教七十五年を世に顕わす 勇みの信心 真の信心、激動期を元気で!』を大会テーマに開催され、参議院議員の谷川秀善氏が『暮らし向きの安心を求めて』と題して記念講演を行った。


谷川秀善先生の講演に耳を傾ける求道会員たち

 最初に感謝祭(祭主:三宅光雄副教会長)が仕えられ、引き続いて、開会宣言。全員で『神人の栄光』を斉唱し、廣瀬彰求道会(壮年男子の信徒会)会長が開会の挨拶を行った。まず、会員の感話として、大阪の会員を代表して岡松久氏が、地方の会員を代表して木村徳光氏が、体験談を披露した。



谷川秀善参議院議員 
 続いて、参議院議員の谷川秀善氏が『暮らし向きの安心を求めて』と題して記念講演を行った。浄土真宗本願寺派万徳寺(尼崎市)の前住職でもある谷川秀善氏は、長年大阪府に勤務(最後は副知事)した後、6年前に参議院議員に転出し、当選。国土政務次官として、阪神・淡路大震災の復興に尽力。現在は参議院決算委員長として、活躍されている。全国一経済状況の悪化している関西地域の活性化を説かれると同時に、それを背後から支える信仰者としての生き方を強調された。
 最後に、三宅龍雄教会長が「お祈りの言葉」を述べ、今年度のスローガンを採択して大会を閉会した。引き続き、会場を移して、懇親会が行われた。
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IARF日本連絡協議会   
 2月19日(月)、神徳館小会議場において、第111回IARF(国際自由宗教連盟)日本連絡協議会(略称:JLC会議)が開催され、三宅龍雄教会長や酒井教雄立正佼成会理事長や山本行隆椿大神社宮司らJLC加盟教団の代表十数名が列席した。



熱の入った討議が行われたJLC会議

 JLC会議とは、国連公認の国際的NGO団体であるIARFに加盟している日本国内の教団による連絡協議会で、立正佼成会・椿大神社・一燈園・四天王寺・日本自由宗教ネットワーク・日本チャプターおよび金光教泉尾教会が加盟しており、毎年、輪番制で当番教団が事務局を運営することになっており、今年度は泉尾教会の番にあたり、三宅善信執行が実務を担当している。

 今回の会議では、昨年度の当番教団であった椿大神社からの事務の引き継ぎや、今年度の活動方針が討議された。また、3月末に国際事務局のある英国オックスフォードで開催されるIARF国際評議員会に対するJLCからの要望や活動方針について討議した。
2/19


AYCアセアン青年ネットワーク会議 開催  
 2月16日から18日にかけて、バンコク市内のアジアホテルを会場に、AYC(世界連邦アジア青年センター:会長三宅光雄泉尾教会副教会長)の第1回アセアン青年ネットワーク会議が開催され、アセアン10カ国の代表をはじめ約120名が参加した。
 
 AYCは、1984年にインドのマドラス(現チェンナイ)において、WAC(世界連邦アジアセンター)の青年組織として結成され、インド・ネパール・スリランカ・バングラデシュなど南アジア(インド亜大陸)各国を中心に、約8,000人の会員(公務員・教育関係者・会社経営者らが主な構成メンバー)を要する社会奉仕活動団体である。これまでにも、学校や孤児院の建設・運営、職業訓練、ストリートチルドレンの保護、少女売春の防止、女性差別の撤廃等の活動を各地域で活発に行ない、当該地域の行政府や国連をはじめとする国際機関からも高い評価を得てきた。



AYC会長として挨拶を行う三宅光雄副教会長
 しかしながら、これまでは、西アジアのイスラム圏や東南アジアの上座部仏教圏各国における活動が不十分であったので、この活動をアセアン(東南アジア)地域にも拡大するため、この地域で唯一、活発に活動していたAYCタイ支部が中心になり、初めてのAYCアセアン青年ネットワーク会議が開催されることになった。会議に先立ち、2月16日には、三宅光雄会長がAYC国際事務局(チェンナイ)からジェームス・アルプサラジ執行理事会議長から、活動報告を受けた。

  17日午前9時(現地時間)、バンコク市内のアジアホテルを会場に、AYC第1回アセアン青年ネットワーク会議が始まった。会場には、バンコク駐在のアセアン各国の大使をはじめ約120名が参集した。最初に、WACタイ支部長のピチャイ・トビビッチ博士(チュラロンコン大学名誉教授)より歓迎の挨拶が行われ、主催者を代表して三宅光雄AYC会長が開会の挨拶を行った。その他、タイ国政府青年局のシエイノ・K・アユダハヤ事務総長とタイ国首相府のパニット・ニティハンプラパス上級秘書官らが挨拶に立った。



アジアホテルで行われた開会式の模様

 開会式に続いて、同国の著名な仏教指導者のプーラ・D・ワイラヤアン師が、『青年の倫理と道徳について』と題して、記念講演を行った。その後、基調講演の発題を受けての分科会が行われ、活発な意見の交換が行われた。

 同日、午後からのセッションでは、AYCの幹部(国際執行理事)たちとアセアン各国から参加した青年たちが、東南アジア地域におけるAYCの活動の展開について、意見の交換を行い、希望に満ちた話し合いとなった。これまで、17年間、インド亜大陸ではかなりの成功を収めたAYCが、社会風土の異なる東南アジア地域において、いかなる活動が展開され得るかが楽しみである。

 南アジアや東南アジア地域においては、ミャンマー・ラオス・カンボジアなどの一部の国を除き、ほとんどの国では、日本よりもITが普及している。AYCでは、一昨年以来、毎月日を決めて、各国委員会での活動報告をインターネットを通じて、行っており、旧知のメンバー同士は言うまでもなく、今回、実際には初めて出会った者同士であっても、既にネット上では、随分と意見交換等を行っていたので、お互いの基本的な考え方を理解し合っており、すぐに打ち解けて、核心に迫る議論ができたことは、IT時代の新しい国際協力のあり方のひとつのモデルとなるであろう。



パトリアット聖下と会見する三宅光雄師とトビビッチ博士

 翌、18日には、三宅光雄師は、タイ国仏教最高位のスプレム・パトリアット聖下を表敬訪問し、貴重な会見の機会を得た。その際、三宅師は「宗教者が自らの助かりだけでなく、世のため人のために使っていただくことこそ、真の宗教者の働きである」と、語りかけると、パトリアット聖下は「神道指導者に会うのは初めての経験であるが、今後とも共に世界の平和を祈り、共に活動してゆきましょう」と堅い握手を交わし、三宅師に灌頂(タイの習慣で、祝福の水をかけること)の儀式を行った。その後、三宅光雄師は、AYCタイ支部を訪問。タイ支部としての活動の視察を行った。
2/16〜18


大阪国際宗教同志会 総会 開催  
 2月13日、泉尾教会神徳館国際会議場において、三宅龍雄教会長が理事長を務める大阪国際宗教同志会の平成13年度総会が開催され、2期4年間にわたって会長職を務められた津江孝夫今宮戎神社名誉宮司に代わって、大森慈祥辯天宗管長が新会長に選出された。また、著名な古代史学者である上田正昭京都大学名誉教授が『環日本海文化と東アジアの宗教』と題して記念講演を行われ、神仏基新宗教各派から約60名の宗教者が参加した。



上田正昭博士の講演に耳を傾ける国宗会員諸師
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親先生生誕祭  
 2月8日(木)、泉尾教会では、三宅龍雄教会長の73歳の誕生を祝して「親先生御生誕祭」が行われた。

 最初に、会堂神前で生誕祭(祭主:三宅光雄副教会長)が仕えられ、祭典終了後、三宅教会長に対して、信徒総代の廣瀬彰氏からお祝いの辞が、また、教会長夫妻に対して婦人会長の竹田千鶴氏と若婦人会長の岡松千恵子氏から花束が、信徒総代の田上知氏からお祝いの品が贈呈された。



花束の贈呈を受ける三宅龍会長夫妻
 
 その後、三宅龍雄教会長が挨拶を行い、信徒総代の川島晴見氏の発生で万歳が三唱された。引き続き、会場を会堂西ロビーに移し、正副教会長による鏡割りが行われ、参拝者全員に振舞酒が行われた。また、会堂1Fホールでは、お祝いの善哉が供せられた。
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三宅家宅祭 
 2月4日(日)、泉尾教会内の教会長宿舎において、「三宅家宅祭」が行われた。「宅祭」とは、それぞれの家の神殿で仕えられる神恩感謝と霊殿で仕えられる先祖儀礼であり、仏式の「法事」に近い行事である。



教会長宿舎において仕えられた三宅家宅祭

 三宅家の神殿の間では、先代教会長故三宅歳雄大人霊神をはじめとする諸先達の遺影が掲げられ、山海の神饌物が供えられ、三宅龍雄教会長以下、三宅家家族親族、信徒総代以下の教会役員、出社(地方支部)各会の代表者ら約140名が参拝し、全員が玉串を奉奠した。

 先代教会長の時代から、「三宅家宅祭」は当主の誕生日(に近い日)に行われており、三宅家の者が祭員として奉仕することになっているが、今回は、初めて三宅光雄副教会長の長女恵(16才)が祭員として奉仕した。



リーガロイヤルホテルで開催された祝宴 

 祭典と教会長の挨拶の終了後、会場をリーガロイヤルホテルに移して、「親先生73回御生誕祝宴」が開催され、三宅龍雄教会長の誕生を祝した。
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節分感謝祭  
 2月3日(土)午前10時、会堂広前にて、節分感謝祭(祭主:三宅光雄副教会長)が仕えられ、祭典と教会長の教話終了後、参拝者全員に、開運招福の「いのりまめ」が下賜された。
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問い合わせ先:金光教泉尾教会
mail: izuo@relnet.co.jp
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