= 2001年3月の行事&出来事 =



教会長夫人 大阪府宗教婦人連盟 理事長に


川嶋妙香様を偲ぶ会

 3月31日、リーガロイヤルホテル「桂の間」において、大阪尼僧法団、大阪府宗教婦人連盟、大阪仏教婦人連盟共催による「大阪府宗教婦人連盟第5代理事長 故川嶋妙香様を偲ぶ会」が開催され、100人以上の関係者が参列した。

 「偲ぶ会」は、大阪尼僧法団による懇ろな追悼法要に始まり、多くの花で飾られた故人の遺影・位牌の前に、参列者全員が白いカーネーションを捧げた。大阪尼僧法団総裁の六條照瑞道明寺門跡の唱導で、宗教婦人連盟の「三箇条の信条」を唱えた。



六條門跡の唱導による法要で献花する三宅壽賀子夫人

 続いて、六條門跡による故人を偲ぶ挨拶が行われた後、五十数年の歴史を有する大阪府宗教婦人連盟の第6代理事長として、泉尾教会長夫人の三宅壽賀子氏が推挙され、参会していた会員たち全員の拍手によって承認、推戴された。

 挨拶に立った三宅壽賀子理事長は、「理事長の器ではないことは百も承知でございますが、ずっとご指導・お育てをいただいてまいりました大阪府宗教婦人連盟の目的達成のために、一生懸命務めさせていただきたいと存じますので、ご教導くださいますようお願い申しあげます」と述べた。


新理事長として挨拶する三宅壽賀子夫人 

 大阪府宗教婦人連盟は、昭和24(1949)年2月に、四天王寺において、大阪府下の神・仏・基各宗教の指導者の夫人らによって結成され、戦後の混乱期からの復興をはじめ、数々の社会事業を行ってきた。なお、故三宅恒子先代泉尾教会長夫人は、昭和54年から平成6年まで、大阪府宗教婦人連盟第4代理事長を務め、途中、故大谷智子真宗大谷派裏方(故香淳皇太后の実妹)の後を受けて近畿宗教婦人連盟第2代委員長も歴任した。
3/21



教会長 念法眞教二代燈主を弔問

 3月21日(水)、三宅龍雄教会長は、先頃逝去した故小倉霊現念法眞教二代燈主への弔意を表すために、同教団本部金剛寺(大阪市鶴見区)を訪問し、二代燈主の霊前に参拝するとともに、長谷川霊信同教団教務総長に弔意を伝えた。



長谷川霊信教務総長に弔意を伝える三宅龍雄教会長
3/21


チャリティーバザーに2000人
 3月25日、泉尾教会において、信徒会主催のチャリティーバザー「すべての子供達の笑顔のために」が開催された。


会堂ホール内で行われたバザー

 今年で21回目を迎える難民救済チャリティーバザーは、あいにくの雨天のため、急遽、会場を会堂ホール内に移し、「友愛セール」や焼き肉・たこ焼き等をはじめとする模擬店やが行われた。近所の住民約2000人が参加して、楽しみながら世界各地を行われている人道支援活動が学べるようになっている。

 特に、チャリティーバザーの趣旨に賛同した大相撲佐渡ヶ嶽部屋の力士たちによる「ちゃんこ鍋」や「手形入りサイン色紙即売会」などは、人気行事となっている。また、一昨年から参加するようになった出社各会や昨年から新参加の府下各地区からの模擬店出店は、救援活動に対する全信奉者の自覚向上に繋がっている。




混雑する会場入り口付近

 今年は、参議院議員の末広真希子女史も飛び入りで参加し、バザー参加者と交流を深めた。なお、今回のバザーの売上金1,770,100円は全額、人類共栄会を通じて海外での救援活動に寄付される。
3/25



IARF国際評議員会に善信師が出席
 3月22日から25日まで、英国オックスフォード大学のハリス・マンチェスターカレッジにおいて、IARF(国際自由宗教連盟:E・ファン・ヘルワイネン会長)の定例国際評議員会が開催され、国際評議員である三宅龍雄泉尾教会長の代理として三宅善信春日丘教会長が出席した。

 3月22日午後五時(現地時間)、IARF国際評議員会は、「仏教徒にとっての沈黙(台湾仏光山の覚門法師が担当)」というレクチャーと黙祷よって始まった。最初に、一年ぶりに開催された国際評議員会ということで、この一年間にそれぞれのところで起こった出来事について報告し合った。この晩は、2002年にハンガリーのブタペストを中心に東欧3カ国で開催される予定の第31回IARF世界大会の進捗状況について協議された。

 2日目にあたる23日の会議は、「イスラム教徒にとっての沈黙(インドのM・アリ・カーン博士が担当)」で始まった。最初に、今回の評議員会で最も重要なテーマである2001年から2007年までのIARFの長期戦略を考察することの意味がA・クラーク事務総長から説明された。ここ数年、飛躍的な発展を遂げたWCRP(世界宗教者平和会議)と比べてIARF運動の停滞が目立つが、百年前にIARFが設立された時点では、「諸宗教間対話」というテーマ自体が非常に独創的であった(それ故に多くの賛同と注目を集めることができた)が、現在では、同様の趣旨の団体が数多く存在し、それらとの「競合」の中で十分独自色を示すことができなくなってきている嫌いがある。さらに、IARFはこれまで、本来の目的である「宗教的自由」の探求以外にも、それらから派生する諸問題(社会開発・人道的援助・環境保全等々)にまでその活動範囲を広げてきた結果、かえって独自性が示せなくなってきたことを率直に認め、今後は、本来の使命である「宗教的自由(多くの場合は、少数派の人権擁護)」の問題を専門に扱う国際的NGOに特化してゆくという方向性が示された。

 3日目にあたる24日の会議は、「神道にとっての沈黙」と題する三宅善信師のレクチャーと祈りで始まった。三宅善信師はここで、「本来が地域共同体の宗教である神社神道にとって、『沈黙の祈り』はほとんど積極的な意味を持たないが、金光教にとっての『沈黙(心中祈念)』は大きな神学的意義を有する。なぜならば、幕末・維新期に成立した金光教においては、当時、既存の宗教(修験道など)や公権力(幕府や維新政府)から布教活動を禁止(弾圧)された歴史があり、その経緯の中で、教祖は、視聴覚に訴える儀礼や神前の荘厳などを排し、外見からは、宗教行為を行っているやらいないやら判らない『心中祈念』という形式を生み出した。そのことによって、天地金乃神という神名や生神金光大神という神号が定まり、さらには『取次』中心という独自の布教形態を生み出した。したがって、金光教の信仰形態の重要な部分は、信教の自由の抑圧によって成立したと言っても過言でない」と発表し、各国からの参加者から注目を集めた。

 4日目にあたる25日の会議は、「ユニテリアンにとっての沈黙(J・ビューレンズUUA会長が担当)」で始まった。この日の討議は、来年夏にブタペストで開催される第31回世界大会の運営の基本になる予算等について協議された。この他にも、いろんな問題が話し合われたが、アフガニスタンのイスラム原理主義政権タリバンによるバーミヤンの仏教遺跡破壊に見られるように、現実世界の状況は、IARFの目標とする「諸宗教対話の推進」どころか、かえってこれに逆行する動きを見せており、「宗教的少数派の人権擁護」に目的を特化しようとしているIARFの活躍する場面はいくらでもあり、そのことが創立3世紀目に突入したIARFにとって大きな意味がある。
3/22〜25 (英国)



教会長 念法眞教二代燈主を弔問
 3月21日(水)、三宅龍雄教会長は、先頃逝去した故小倉霊現念法眞教二代燈主への弔意を表すために、同教団本部金剛寺(大阪市鶴見区)を訪問し、二代燈主の霊前に参拝するとともに、長谷川霊信同教団教務総長に弔意を伝えた。
3/21



春季霊大祭 

 3月20日(祝)、春季霊大祭が仕えられた。霊大祭に先立ち、「祈りの塔」拝礼殿において、教信徒納骨慰霊祭(祭主三宅光雄副教会長)が仕えられ、半年間に亡くなられた教信徒の慰霊祭が仕えられた。

 続いて、会堂広前霊前において、春季霊大祭が三宅龍雄教会長祭主の下に仕えられた。海川山野の神饌物が供えられた後、祭主の祭詞奏上・玉串奉奠が行われた。また、参拝者ひとりひとりに成り代わって三宅龍雄教会長が霊前に大玉串を奉奠し、先祖の霊への感謝を捧げ、教話(説教)を行った。

 なお、霊大祭前日の19日には、午前10時半から午後6時までの長時間にわたり、「お呼び出し祭」が行われ、昭和2年以来、泉尾教会の霊殿に祀られている信徒・教徒らの霊神名が一柱づつ読み上げられた。
3/20



同志社神学部長を講師にWCRP青年部会 開催


 3月17日(土)、WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会青年部会(幹事長林丈嗣副弓矢八幡副教主)の第142回幹事会および講演会ならびに平成12年度総会が、泉尾教会で開催され、各宗派教団から約80名の宗教青年が集った。

 ほとんどの幹事が前晩から泉尾教会の信修館に宿泊し、早朝4時半からの祈りの塔での特別祈念および6時からの広前での勢祈念に参拝した。午前9時から、三宅光雄泉尾教会副教会長や小堀光實比叡山延暦寺副執行ら歴代の青年部会幹事長OBと現執行部との間で、『青年部会の現状と今後の課題』をテーマに座談会が行われた。



OBと現執行部との間で行われた座談会

 昼食を挟んで午後1時半から4時までは、青年部会の一般会員も参加して、講演会が行われた。開会にあたって、林丈嗣幹事長が挨拶を行い、受け入れ教団を代表してWCRP日本委員会常務理事でもある三宅龍雄泉尾教会長が歓迎の挨拶を行った。三宅教会長は、この席で、「宗教間対話の実現は容易でないこと。それ故に、その不可能性にチャレンジしてゆくことが宗教者の使命である」と、長年にわたる泉尾教会の諸宗教対話活動の実践を例に挙げ、宗教対話の本質論と困難さについて触れた挨拶であった。



森孝一教授
 続いて、この日の講師である森孝一同志社大学神学部長から『宗教間対話の課題と展望』と題する記念講演が行われた。アメリカ教会史が専門分野の森教授は、「昨今のイスラム原理主義勢力のタリバンによるバーミヤン石窟仏教遺跡破壊を例に掲げ、これはイスラム教だけに限定された現象ではなく、アメリカのキリスト教会においても、原理主義勢力の台頭が著しく、世界の宗教界の現状は、WCRP参加者が期待している対話の促進よりも、対立構造の先鋭化へと向かっている。今後、宗教界で必要なことは、異なった宗教間の対話よりも、対話の必要性を認めようとしない同じ宗教内の原理主義者との対話である」と厳しい問題意識を提示した。



森孝一教授の講演を熱心に聞く青年たち

 宗教対話の促進による平和の達成が世界中の宗教者が望んでいると信じて疑ったことのなかった青年参加者たちにとって、今回の森教授による刺激的な講演は大いなるインパクトを与えたようで、引き続き行われた質疑応答の時間でも熱心に意見の交換が行われた。最後に、青年部会副幹事長の湯沢豊神社本庁国際課長の挨拶で講演会は終了した。

  続いて、会場を移し、平成12年度総会を行い、活動報告・決算・予算等が承認された。
3/17



佐渡ヶ嶽部屋 大阪場所必勝祈願祭
 3月 8日(木)13:00から、泉尾教会会堂広前において、佐渡ヶ嶽部屋(日本相撲協会理事佐渡ヶ嶽慶兼親方)の大相撲春場所必勝祈願祭が三宅修神戸灘教会長祭主の下に仕えられた。

 20年前から、大阪場所時には、泉尾教会に滞在し、境内に土俵を設えて稽古を行っている佐渡ヶ嶽部屋の一行は、春場所での好成績と無事安全を祈って必勝祈願祭に参拝した。



祭典終了後、お礼の言葉を述べる佐渡ヶ嶽慶兼親方
 
祭典では、部屋を代表して佐渡ヶ嶽親方が、力士を代表して前頭琴龍関が神前に玉串を奉奠した。祭典後、三宅光雄副教会長から激励の言葉、佐渡ヶ嶽親方から感謝の言葉があり、全員が御神酒を頂き、春場所の健闘を誓った。
3/8



在阪8カ国の総領事が相次いで来訪
 3月6日と13日の両日、英・独・中・豪・印・泰・比・インドネシア8カ国の在阪総領事が相次いで泉尾教会に来訪し、親善交流や国際問題等について意見の交換を行った。

 泉尾教会と在阪各国総領事との意見交換プログラムは、毎年この時期に行われている行事である。今年は、泉尾教会からは三宅龍雄教会長と三宅善信執行が出席して、日本の政局やイスラム原理主義勢力タリバンによる仏教遺跡破壊事件などについて、総領事たちと意見の交換を行った。


迫力ある稽古を間近に兼学する各国総領事館関係者

 また、各国総領事たちは、大相撲春場所のために泉尾教会に滞在している佐渡ヶ嶽部屋の力士たちの稽古を見学し、ちゃんこ鍋を一緒に食するなど文化交流を行った。
3/6・13



京阪奈地区信徒大会 開催   
 来年1月27日に執り行われる泉尾教会布教75年記念大祭を目指して、各地区で実施される信徒大会の第一陣として、3月4日(日)、茨木市商工会議所ホールにおいて、京阪奈地区信徒大会が開催され、三宅龍雄教会長が記念講演を行った。

 地区信徒大会は、5年毎の布教記念大祭の前年に、これを全信徒一丸となって迎えるために、日頃は婦人会や青年会といった年齢や性別のグループによって活動している信徒集団と、出社(地方の支部)や班会(大阪市内の支部)といった地域単位で活動している信奉者の団体が、大きな地区ごとに結集して、布教活動に邁進する大会である。

 京阪奈地区とは、泉尾教会の出社各会のうち、阪急・京阪沿線の春日丘教会・高槻会・枚方会・京都会と、奈良県下の菖蒲池教会・南田原教会が連合して結成された地区信徒会である。



記念講演を行う三宅龍雄教会長

 悪天候が予報されていたにもかかわらず、当日は、晴天に恵まれ、京阪奈地区信徒大会は、春日丘教会の村西トミエ氏の司会で開会した。最初に、三宅光雄副教会長の先唱で、『神徳賛詞』と『御布教七十五年記念大祭祈願』が奉唱され、『教会歌』が斉唱された。

 続いて、地区長の富沢千代子菖蒲池教会長と地区大会実行委員長の桜田一郎春日丘教会中心者が挨拶し、枚方会の平井利雄氏と京都会の樋口忠氏が「感話」を行った。また、泉尾教会信徒会の田上知副会長が激励の言葉を述べ、小さな子供さんから、地区信徒大会に臨席した三宅龍雄師と三宅光雄師に花束が贈呈された。

 次に、三宅龍雄教会長による『真の信心 末安心の道』と題する記念講演が行われた。参加者一同、ここからの出発を誓った。最後に、『申し合わせ』を発表し、『御神願』を奉唱し、記念撮影を行って、京阪奈地区信徒大会は無事、閉会した。

 地区信徒大会は、この後、以下の日程で開催される予定である。一般入場者歓迎ですから、開催場所、時刻等を詳しくお知りになりたい方は、info@relnet.co.jp までお問い合わせください。

5月 27日 大阪北地区
6月 3日 和歌山地区
7月 29日 姫路地区
8月 26日 神戸地区
9月 9日 東海地区
10月 14日 府下地区
11月 4日 大阪中地区
11月 18日 大阪南地区
11月 25日 淡路地区
12月 2日 大正地区
3/4
問い合わせ先:金光教泉尾教会
mail: izuo@relnet.co.jp
へ戻る。