= 2001年6月の行事&出来事 =

話題のUSJをテーマに創立74周年青年大会開催

 6月17日(日)、泉尾教会会堂広前にて、創立74周年青年大会が開催された。感謝祭(祭主三宅光雄副教会長)に続いて、吉村昇一郎青年会長による開会挨拶と会員代表の竹田喜代美さんの感話が行われた。



会員たちを前に開会挨拶を行う吉村昇一郎青年会長

 続いて、今、大阪の街で最も話題になっているUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)の「産みの親」とも言える大阪市経済局長の藤本司氏(3月末まで(株)ユー・エス・ジェイの総務部長として、同事業の立ち上げを行われた)が、『USJは大阪を変えることができるか』をテーマに記念講演が行われた。

 藤本氏は、「国際集客都市」を目指す大阪市が、USJの開業による単なる経済上の波及効果だけでなく、これが人々のマインドに変化を及ぼし、アメニティー度を高め、ひいては日本国内における「大阪の復権」だけでなく、世界中の人々が「行ってみたい街、暮らしてみたい街」に脱皮することができるか? といった夢のあるテーマで、人をどうすれば喜ばすことができるかについて話した。



藤本司氏の講演に耳を傾ける青年会員たち

 なお、今回の青年大会は、初めて全席椅子席で実施された。大会終了後、会場を会堂1階のホールに移して懇親会が開かれ、人気のUSJのチケットが当たる「ビンゴ大会」等で大いに盛り上がった。

6/17



大阪国際宗教同志会例会泉尾教会で開催
 6月14日(木)、神徳館国際会議場において、大阪国際宗教同志会(会長大森慈祥辯天宗管長)の平成13年度第2回例会が、儒教研究の第一人者である加地伸行大阪大学名誉教授を講師に招いて開催され、神仏基新宗教各派から約50名の宗教者が参加した。



加地先生の講演に耳を傾ける参加者たち

 例会に先立ち、午後1時から神徳館小会議室において、平成13年度第2回理事会が開催され、その際、6月8日に、大阪教育大学付属池田小学校でおきた児童殺傷事件の犠牲者に対しての追悼の祈りも行われた。

 午後2時から、国際会議場において、平成13年度第2回例会が開会された。最初に、池田瑩輝理事(真言宗中山寺派元管長)の先導による「平和の祈り」が行われ、大森慈祥会長から開会の挨拶が行われた。



熱弁を揮われる講師の加地先生

 続いて、加地伸行大阪大学名誉教授による記念講演『いのちを繋ぐ「孝」の世界 〜 先祖供養から遺伝子まで 〜 』が行われた。加地先生は、今春、ハワイ真珠湾沖で起こった米海軍の原子力潜水艦による宇和島水産高校のえひめ丸衝突沈没事故の犠牲者の取り扱いと、60年前の大日本帝国海軍の真珠湾攻撃によって撃沈された米海軍戦艦アリゾナの1,600名に昇る犠牲者の取り扱いの違いから説き興して、両国の死生観の根本的な違いに着目し、東北アジアの文化を世界の他のどのアニミズム分野とも異質なものにしている重要な要素のひとつである儒教の根本理念(「孝」の概念)から敷衍して、神道・仏教・新宗教など、日本のあらゆる宗教の基盤に共通する「崇祖」の積極的な意義付けについて、たいへん解りやすく解説された。(講演録は別掲)



講師の加地先生と歓談する大森慈祥会長と三宅龍雄理事長

 コーヒーブレイクに続いて、三宅善信理事の進行によって、フロアの参加者と加地名誉教授との間で質疑応答が行われ、大変有意義な時間を持った。その後、簡単な会務報告が行われ、三宅龍雄理事長による閉会の挨拶で、大阪国際宗教同志会の平成13年度第2回例会は終了した。

6/14



教会長夫人 近畿宗教婦人連盟大会で活躍 
 6月12日(火)、京都宝ヶ池プリンスホテル(京都市左京区)において、近畿宗教婦人連盟(総裁木邊美子真宗木邊派前裏方)の第48回大会が『私ってなあに』をテーマに、宗教婦人約1,000名を集めて開催され、泉尾教会からは、大阪府宗教婦人連盟理事長を務める三宅壽賀子教会長夫人や三宅孝子副教会長夫人をはじめ婦人会員ら60名が参加した。

  近畿宗教婦人連盟は、戦後の困窮生活が続いていた昭和24年5月に、今は亡き東本願寺の大谷智子裏方(香淳皇后の御妹)を委員長に戴き、先代教会長夫人(故三宅ツ子師)らが協力して発足した。以来、52年間の長きにわたり、宗派を超えて、その時代その時代の問題に宗教婦人の立場から取り組んできた。その第48回大会が開催された。

  午前10時30分、第1部開演。開会のことばについで、近畿宗教婦人連盟顧問の六條照瑞道明寺門跡による『信条』唱和と、物故者を追悼しての黙想が行われ、次いで、木邊美子総裁の挨拶を大谷綾乃副総裁(本願寺維持財団理事長夫人)が代読した。続いて、清水寺の森清範貫主が『心に花を咲かそう』という講題で、基調講演を行った。


熱心な宗教婦人で立錐の余地もない大会会場

 昼食と協賛バザーを挟んで12時30分から第2部に入り、近畿宗教婦人連盟を構成する各府県の代表4名がスピーチを行った。大阪府の代表は、先日、大阪府宗教婦人連盟第6代理事長に就任したばかりの三宅壽賀子教会長夫人が行ない、新しい世紀と言っても、混迷を深める一途の現代社会における宗教婦人のあり方について、本大会のテーマである『私ってなあに』という言葉の意味を探りながら、堂々とスピーチを務めた。

 最後に、清興として『今様』と『壬生六斎念仏』が演ぜられ、宗教婦人連盟の歌である『さみどりの空に』を全員で合唱し、2年後に神戸市で開催される兵庫県での大会の案内と閉会のことばでもって第48回近畿宗教婦人連盟大会は閉会した。

6/12



教会長 教団独立記念祭で褒賞される
 6月10日(日)、金光教本部(岡山県金光町)において、教団独立記念祭ならびに教主就任式および新運動発足全教集会が執行され、三宅龍雄教会長夫妻はじめ役員たちが参拝した。


在職40周年褒賞の記念撮影に収まる三宅龍雄教会長

 今年は、1900(明治33)年に、金光教が明治政府から一教として公認されて(それまでは、神道本局傘下の「神道金光教会」という名称で布教許可を受けていた)満101年目に当たり、平成元年以来実践されてきたわれてきた『よい話をしてゆく運動』に代わり、21世紀の幕開けの年に新たに発足する『あいよかけよ生活運動』発足全教集会も行われた。

 金光教が教祖金光大神によって立教したのは、1859(安政6)年であるが、幕末維新期の政治的混乱と、明治政府の神道国教化政策(当初、かなり弾圧された)により、「一教団」として、正式に政府から「公認」されるまで、41年間の歴史を要した。



祭場の最前列で参拝する三宅龍雄教会長

 全国から約15,000名の参拝者を集めて本部広前祭場で挙行された教団独立百年記念祭(祭主金光平輝教主)に続いて、三宅龍雄教会長を含む今年、教師補任40周年を迎えた教師が金光平輝教主から褒賞を受けた。


森定斎教務総長から褒賞を受ける三宅龍雄教会長

 その後、前教主(四代教主)金光鑑太郎師の帰幽(逝去)後、2期10年間にわたって五代教主を勤めた金光平輝教主が、今春、全教の願いを受けて再選され、3期目の任期(5年間)を勤められる教主就任式が挙行された。また、『あいよかけよ生活運動』発足全教集会も行われ、先程までの厳粛な雰囲気と異なり、オーケストラや合唱なども交え、祭場は大いに盛り上がった。
6/10



桜井新 元環境庁長官 来訪
 6月8日(金)、元環境庁長官の桜井新氏が、国会議員2名と共に泉尾教会に参拝し、三宅龍雄教会長を表敬した。


桜井新元環境庁長官と対談する三宅光雄副教会長

 村山内閣の環境庁長官を務めた桜井新氏は、WCRP日本委員会環境部会副委員長を務める三宅光雄副教会長と、水や緑といった自然環境問題から心の教育といった人間環境問題まで含めて、幅広いテーマで対談を行った。

 三宅光雄副教会長は、3年前に京都で開催されたCOP3(気象変動防止枠組条約第3回締約国会議=通称:温暖化防止会議)の際に、同会議の宗教NGO会議の副委員長を務めた経歴もあり、その後、COP4(ブエノスアイレス)、COP5(ボン)と連続して、NGOの立場から地球温暖化防止に取り組んでいる。 
6/08



亀井静香 前政調会長 来訪
 6月4日(月)、自民党前政調会長の亀井静香代議士と自民党大阪府議員連盟会長の柳本卓治代議士が泉尾教会を参拝し、三宅龍雄教会長を表敬した。



亀井静香代議士と会談する三宅龍雄教会長

 両代議士は、昨今の日本の社会情勢の分析とその評価についての見解を三宅教会長に求めた。また、泉尾教会の渉外広報部門を担当している三宅善信執行と今後の協力関係について協議した。
6/04



和歌山地区信徒大会 開催 

 各地区で実施されている信徒大会の第三陣として、6月3日(日)、和歌山市西汀丁の勤労者総合センターにおいて、和歌山地区信徒大会が開催され、三宅龍雄教会長が『祈られて 守られる道』という講題で記念講演を行った。

  和歌山地区とは、泉尾教会の和歌山県下にある出社各会のうち、和歌山会・新堀会・東和歌山会・御膳松会、太田会(以上和歌山市内)、泉光会(伊都郡かつらぎ町)、白浜会(西牟婁郡白浜町)の各会が連合して結成された地区信徒会である。


記念講演を行う三宅龍雄教会長

  晴天に恵まれた和歌山地区信徒大会は、嶋津勲氏の司会で開会した。最初に、泉尾教会副教会長の三宅光雄師の先唱で、『神徳賛詞』と『御布教七十五年記念大祭祈願』が奉唱され、『教会歌』が斉唱された。

  続いて、地区長の大橋敏雄師が挨拶し、来賓の旅田卓宗和歌山市長が紹介された。旅田市長は、政治家への道を志すにあたって、先代教会長故三宅歳雄師から多大な薫陶を受けられ、以後、重要な決定を行うときには、必ず泉尾教会に参拝され、取次を頂かれている。

  その後、坂本郁子氏と吉田絹子氏が「感話」を行った。また、泉尾教会信徒会の樋口徳光会長が激励の言葉を述べ、宮井真喜子さんと中島由貴さんから、地区信徒大会に臨席した三宅龍雄・三宅光雄両師に花束が贈呈された。

  次に、三宅龍雄教会長による『祈られて 守られる道』と題する記念講演が行われた。参加者一同、来年1月27日に迎える布教75年記念祭への和歌山地区信徒のエネルギーの結集を誓った。

  最後に、服部正行氏が『申し合わせ』を発表し、『御神願』を奉唱し、記念撮影を行って、和歌山地区信徒大会は無事、閉会した。

  なお、この日の和歌山地区信徒大会に先立ち、三宅龍雄教会長は、和歌山市内にある三宅家奥城に墓参し、創設者である先代教会長故三宅歳雄師の霊前に地区大会の成功を祈願し、地区大会終了後には、三宅光雄副教会長が報告と御礼の墓参を行った。

 地区信徒大会は、この後、以下の日程で開催される予定です。一般入場者歓迎ですから、開催場所、時刻等を詳しくお知りになりたい方は、info@relnet.co.jp までお問い合わせください。

7月29日 姫路地区 会場:姫路市立図書館飾磨分館
8月26日 神戸地区
9月 9日 東海地区
10月14日 府下地区
11月 4日 大阪中地区
11月18日 大阪南地区
11月25日 淡路地区
12月 2日 大正地区

6/03
 

問い合わせ先:金光教泉尾教会
mail: izuo@relnet.co.jp

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