= 2001年9月の行事&出来事 =


先代教会長夫人七年祭

 9月24日(振)、会堂広前霊前において「先代教会長夫人(諡号:三宅ツ子姫)七年祭」が、三宅光雄副教会長祭主の下、仕えられた。

 祭事は、三宅龍雄教会長夫妻の玉串奉奠をはじめ、三宅家家族親族、泉尾教会信徒代表らが玉串を奉奠して、故人の遺徳を讃えると共に冥福を祈った。



玉串を奉奠する三宅龍雄教会長夫妻

 故三宅ツ子師は、昭和2年(1927年)先代教会長三宅歳雄師の元へ嫁いでから、常に教会長と共にあって、泉尾教会の隆盛を築いた歳雄師を支え、平成6年(1994年)9月27日、88歳で帰幽(死去)した。また、教外にあっては、近畿宗教婦人連盟第2代委員長(註:初代委員長は、故大谷智子東本願寺裏方)として女性の立場からの宗教協力に貢献した。

9/24



バングラデシュから表敬 
 9月24日(振)、AYC(アジア青年センター)バングラデシュ支部の役員で、同国のアメリカ大使館ならびにドイツ大使館のコンサルタントを務めるH・ザーマン氏が、泉尾教会に来訪した。

 同氏は、京都で開催中の環境省主催の国際会議のために来日。帰国を前にしたこの日、WAC(世界連邦アジアセンター)会長でもある三宅龍雄教会長ならびに、AYC会長の三宅光雄副教会長を表敬するため、泉尾教会を訪れた。



霊前に手を合わせるザーマン氏

 折から、この日は、WACならびにAYCの創設者である先代教会長三宅歳雄師の令夫人である故三宅ツ子姫霊神の七年祭に当たるひであったため、先代教会長夫妻の祀られた霊殿に参拝してから、三宅龍雄・三宅光雄両師と会談した。



三宅龍雄・光雄両師と会談するザーマン氏

 会談の内容は、かねてから予定されていたWFM(世界連邦運動)およびAYCの今後の活動展開(光雄師は、今月初めにイタリアで開催されたWFMの国際理事会にAYC会長として出席した)についての意見交換に加えて、米国での同時多発テロ事件および予想されるアフガニスタンへの米国ならびに同盟国の報復軍事行動についての分析が行われた。米国大使館のコンサルタントを務めるザーマン氏には、いろいろな情報が届いており、また、同氏の従兄弟が、ニューヨークの世界貿易センタービルの103階で勤務しており、今回のテロ事件の犠牲になったことなども含めて有意義な会談の機会であった。

9/24



秋季霊大祭  

 9月23日(祝)午後1時半より、秋季霊大祭に先立ち、祈りの塔にて、教信徒納骨慰霊祭(祭主:三宅光雄副教会長)が仕えられ、この半年間に新たに亡くなられた教信徒が合葬された。



祈りの塔での慰霊祭を終えて退下する祭主・祭員

 続いて、会堂広前霊前において、三宅龍雄教会長祭主の下に秋季霊大祭が仕えられた。海川山野の神饌物が供えられた後、祭主の祭詞奏上・玉串奉奠が行われた。さらに、一昨年帰幽した先代教会長を追慕賛嘆する『先代恩師親先生報徳拝詞』が奉唱された。また、参拝者ひとりひとりに成り代わって三宅教会長が霊前に大玉串を奉奠し、先祖の霊への感謝を捧げ、教話を行った。



三宅龍雄教会長の大玉串奉奠に合わせて拝礼

 この教話の冒頭部分において、三宅龍雄教会長は、約1,000名の参拝者に向かって、起立と、お互い見知らぬ隣同士の人々が手に手を取り合うことを求め、先の米国での同時多発テロ事件の数千名にも及ぶ犠牲者の冥福を祈って、犠牲者および遺族の人々への苦しみ・悲しみの連帯を求めた。同時に、アメリカをはじめ、これに同調する同盟各国政府が早まった報復行動に出ないよう、あくまで非暴力の精神で理性的にこの事件の解決に当たるように、祈りを捧げた。



三宅教会長の呼び掛けで連帯して平和を祈る参拝者
9/23



同時多発テロの犠牲者を追悼、世界平和を祈願

 9月15日(土)、泉尾教会広前神前で仕えられた感謝祭の席上、三宅龍雄教会長の呼びかけで急遽、同11日に米国ニューヨークの世界貿易センタービルおよびワシントンDCのペンタゴン等で同時多発的に起きたテロ事件によって、貴いいのちを失った数千名の犠牲者を悼んで黙祷が捧げられ、併せて、このことが報復合戦に発展し、さらなる犠牲者が出ないように、世界平和が祈願された。



犠牲者の追悼と平和を祈願して黙祷する参拝者

 平和運動を長年展開してきた泉尾教会では、毎日3回仕えられる勢祈念の際に、唱えられる『御拝文』において、冒頭の部分で「速やかに世界平和の授けられますよう御願い申し上げ奉ります。また、世界の指導者一同、心得間違いのございませぬよう、真の指導のできますよう、御願い申し上げ奉ります(後略)」と、74年間にわたって繰り返し、世界平和の実現を祈ってきた。

 今回の非人道的なテロ事件に対しても、アメリカ合衆国政府が「追悼の日」とした14日に、ブッシュ大統領宛に「アメリカ国民に対するお悔やみと報復行動の自制を求める書簡」を送付した。

 また、16日からニューヨークの国連本部およびユニセフ本部ならびに国連チャーチセンターで開催が予定されていた「国連子供サミット」が、今回のテロ事件で、無期限に延期になったことを受けて、同サミットの正式代表として、公式に参加することが予定されていた三宅光雄副教会長以下3名のニューヨーク出張が中止された。

9/15



東海地区信徒大会開催 

各地区で実施されている信徒大会の第6陣として、9月9日(日)、三重県四日市市の四日市市民会館において、東海地区信徒大会が開催され、三宅龍雄教会長が『ご神縁の喜びに勇め』という講題で記念講演を行った。

 東海地区とは、泉尾教会の愛知・三重両県下にある出社各会のうち、名古屋会・服部会(以上愛知県内)、三重会・津一新会・伊賀一新会(以上三重県内)の各会が連合して結成された地区信徒会である。



記念講演を行う三宅龍雄教会長

 台風15号の東海地方接近が予想されていたにもかかわらず、好天に恵まれた東海地区信徒大会は、大野憲博氏の司会で開会した。最初に、春日丘教会長の三宅善信師の先唱で、『神徳賛詞』と『御布教七十五年記念大祭祈願』が奉唱され、『教会歌』が斉唱された。

 続いて、地区長の金子善子師が挨拶し、山口浩一氏と服部逸子氏が「感話」を行った。また、泉尾教会信徒会の川島晴見副会長が激励の言葉を述べ、生駒衣理さんと服部優希さんから、地区信徒大会に臨席した三宅龍雄・三宅善信両師に花束が贈呈された。

 次に、三宅龍雄教会長による『ご神縁の喜びに勇め』と題する記念講演が行われた。講演で三宅龍雄師は、「ディズニーランドの人気の秘密は、常に"未完成"であるという自覚のもとに、新しい挑戦を続けていることである」と解りやすい例えを挙げ、参加者一同、来年1月27日に迎える布教75年記念祭への東海地区信徒のエネルギーの結集を誓った。

 最後に、中村美保子氏が『申し合わせ』を発表し、『御神願』を奉唱し、記念撮影を行って、東海地区信徒大会は無事、閉会した。

 地区信徒大会は、この後、以下の日程で開催される予定です。一般入場者歓迎ですから、開催場所、時刻等を詳しくお知りになりたい方は、info@relnet.co.jp までお問い合わせください。

10月14日 府下地区  大正区コミュニティーセンター
11月 4日 大阪中地区  弁天町市民学習センター
11月18日 大阪南地区
11月25日 淡路地区
12月 2日 大正地区

9/9



副教会長 世界連邦運動国際理事会に出席 

 9月6日から8日にかけて、イタリアのナポリ近郊のベントテーネ島で開催されたWFM(世界連邦運動)の国際理事会に、三宅光雄副教会長と香西俊雄国際部長が出席した。今回の会場となったベントテーネ島は、WFMの発祥の地ということで、2年に1度はこの地で国際役員会が開かれることが恒例となっている。

 泉尾教会とWFMとの関係は、1953(昭和28)年に先代教会長三宅歳雄師が、コペンハーゲンで開催された第5回世界大会(当時はWAWF)に参加して以来、密接な関係を維持しており、三宅歳雄師はWFMの名誉理事長、また、現教会長の三宅龍雄師はWFMアジアセンター会長などの要職を歴任している。



国際理事会で発言する三宅光雄副教会長

 今回の会議は、来年6月にロンドンで開催される第23回世界大会へ向けての最後の代表者会議で、準備の全てが今回の国際役員会で決まったが、特に、三宅光雄副教会長が提案した「前大会より休会していた宗教委員会を次回より復活して欲しい」という提案が、全会一致で承認された。

 今回、三宅光雄副教会長は、日本の代表でなく、AYC(世界連邦アジア青年センター)会長として、「アジア代表」として参加し、同師が推進している南アジア地域における世界連邦運動の高揚が世界の他の地域選出の理事たちから大きな評価を受けた。

9/6〜8




副教会長 教皇ヨハネ・パウロ2世と謁見   

 9月5日(水)、三宅光雄泉尾教会副教会長と三宅修神戸灘教会長は、バチカン市国のサンピエトロ広場で、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世と謁見した。



教皇ヨハネ・パウロ2世と手を取り合う三宅光雄師

 泉尾教会とローマ・カトリック教会との関係は、両師の祖父にあたる先代教会長故三宅歳雄師が、太平洋戦争中にスパイ容疑で官憲に拘束されていたパトリック・バーン神父を、敵国人(米国人)であり、信仰が異なるにもかかわらず、同じ宗教者として、支援したことに始まる。終戦後、バーン神父は、朝鮮戦争では教皇特使(司教)として北朝鮮に赴くほどのカトリック界の重要人物となった。

 以来、三宅歳雄師は、昭和28(1953)年という早い時期に、時の教皇ピオ12世と単独会見したのを皮切りに、日本人の非カトリック教徒としては、最も早い時期から、バチカンと交流してきた人物として知られている。

 その後、三宅歳雄師は、歴代のローマ教皇と会見を行ってきたが、平成6(1994)年には、2月にイスラエルからの帰途と、11月にはWCRP(世界宗教者平和会議)第6回世界大会の開会式の際に、世界平和の祈りを共にしてきた。



教皇ヨハネ・パウロ2世と言葉を交わす三宅修師

 今回、バチカンを訪れた両師も、教皇ヨハネ・パウロ2世と謁見するのは、その時以来である。両師は、半世紀にわたるバチカンと泉尾教会の良好な関係を今後も継続発展させていく旨を直接、教皇に訴え、祝福を受けた。

9/5



副教会長 石原伸晃行革担当大臣と会談  

 9月4日(火)、イタリアに滞在中の三宅光雄副教会長と三宅修神戸灘教会長の両師は、欧州の行政改革の現状について視察訪問中の石原伸晃行政改革担当大臣とローマ市内の同じホテルに滞在した。



石原行革担当大臣の部屋でくつろぐ三宅光雄師

 特に、石原大臣とは同世代で、旧知の間柄の光雄師とは、異国の地での偶然の再会を懐かしみ合い、大臣が宿泊するスイートルームで、遅くまで、世界の現状認識と今後のあり方について話し合った。

9/4



山本孝史参議院議員 お礼参拝
 9月3日(月)、この夏の参議院議員選挙に大阪選挙区から立候補して当選した民主党所属の山本孝史議員が、泉尾教会に当選のお礼参拝をし、政治社会問題担当の三宅善信執行と会談した。

 定数3の大阪選挙区の3番目の議席は、まれにみる激戦となり、開票率99%に至ってやっと共産党の候補を退け、民主党が議席を確保(1位自民党、2位公明党)するという薄氷を踏むような選挙結果であった。

 「あしながおじさん交通遺児育英基金」を設立するなど、NPO関連の市民運動が専門分野である山本議員は、泉尾教会の各種NGO活動を以前から注目していたそうで、野党議員ではあるが、代議士時代には、多数の議員立法を提出しており、今後の活躍が期待される。

9/3



先代教会長 三宅歳雄大人 二年祭

 9月1日(土)、泉尾教会広前において、先代教会長故三宅歳雄大人(うし=神式のおくり名)霊神二年祭が、三宅光雄副教会長祭主のもとに行われ、外部に通知されていなかったにもかかわらず約一〇〇〇人が参拝した。



霊殿の開扉を行う三宅光雄祭主

 神前での奏上祭に続いて、各地から寄せられた花で飾られ、故人の大きな真影が掲げられた霊前では、『先代恩師親先生(故三宅歳雄師の尊称)報徳拝詞』が唱えられ、海川山野の神饌物が供えられ、祭主の祭司奏上・玉串奉奠に続いて、二代教会長である三宅龍雄師夫妻をはじめ三宅家家族親族一同、参拝者総代が玉串を奉奠して、あらためて先代教会長の冥福を祈った。



祭主による祭詞奏上中の広前

 祭典に続いて、三宅龍雄教会長が教話を行い、「あと148日後に迫った先代教会長の布教七十五年記念大祭を目指して、全信徒一丸となって師願継承に邁進するよう」に諭した。この後、参拝者全員が玉串を奉奠できるように用意されていたので、長時間にわたって、玉串を上げる参拝者の列が続いた。

 また、翌2日(日)には、三宅家の先祖代々の奥城(おくつき=墓所)のある和歌山市堀止で、墓前祭が行われ、三宅家の家族一同の他、熱心な信者が数多く参拝した。



墓前祭で玉串を奉奠する三宅龍雄教会長
9/1


問い合わせ先:金光教泉尾教会
mail: izuo@relnet.co.jp

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