10月21日から26日までの日程で、泉尾教会は三宅善信執行を同時多発テロの傷跡も癒えぬニューヨークへ派遣した。
IARF執行理事会の模様
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これは、本来、英国のオックスフォードで開催が予定されていたIARF(国際自由宗教連盟)の執行理事会が、9月11日の米国での同時多発テロ事件以来、宗教対立の問題は世界の焦眉の課題になったことに伴い、会場がニューヨークに変更になったことによるものである。IARFの役員会は、21・22の両日、立正佼成会のニューヨーク教会で開催され、IARF日本連絡協議会の2001年度事務局長をしている三宅執行が参加した。
WCRPシンポジウムの模様
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また、WCRP(世界宗教者平和会議)名誉会長である三宅龍雄教会長の名代として、23・24日、国連プラザのミレニアムホテルを会場に、WCRPが主催する国際シンポジウムが開催され、K・プレンダーガスト国連事務次長(政治担当)や、米国の国連大使やパキスタンの国連大使らとコミュニティへの挑戦であるテロリズムへの応答方法について、ユダヤ・キリスト・イスラム3教はもとより、ヒンズー教・仏教をはじめとする諸宗教の指導者約百名が集まって、各自、「文明間の対話」を目指して、相互理解をはかった。
この日の夕方には、ニューヨーク最大のイスラミックセンターで、平和のための諸宗教の祈りが行われ、9月11日のWTCテロ事件以来、とかく、米国社会で白い目で見られているアラブ系の人々への連帯を示した。ここでも、三宅執行は羽織袴で紋付き姿で参列し、この地域のイスラム教の最高指導者から感謝された。
NYの最高位のイマームから歓迎される三宅善信執行
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24日には、前日に引き続き、J・ダナパラ国連事務次長(軍縮担当)らを招いて、。この2日間を通して、宗教界と国連とがどのようにして共働してゆくことができるかの方途を探った。この期間中、宗教者によるステートメントを発表し、記者会見が行われたり、大きな注目を集めた。
WTC追悼諸宗教式典で祈る三宅執行
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なかでも、9月11日の同時テロ事件で、数千名の人々が貴い人名を失ない、今も立入禁止区域となって、24時間体制で懸命の復旧作業が行われているWTC跡地(Ground
Zero)を訪れ、WTCに隣接し、かろうじて倒壊を免れたカトリック教会で、犠牲者の追悼と平和への祈りが行われた。三宅執行は、世界8大宗教の代表の一人として、日本人としては唯一選ばれ、装束姿で登壇し、祈りを捧げた。
これら以外にも、現地の大学研究者や政治家、国連関係者とも積極的に意見の交換を行った。