3月4日(火)、大阪でのアイスダンスショー『ファンタジー・オン・アイス』公演のために来日中のフィリップ・キャンデロロ(フランス)をはじめとする欧州の五輪メダリストたち22名が泉尾教会を訪れた。
泉尾教会に訪れた五輪メダリストたち
|
一行は、まず、大相撲春場所に向けて、境内の特設土俵で汗を流す佐渡ヶ嶽部屋の力士たちの稽古を見学した。相撲とフィギュアスケートという、まったくタイプの異なるスポーツとはいえ、そこは徹底的に鍛え上げられたアスリート同士、相通じるところがあると見えて、稽古を見学していた2時間程の間、スケーターたちは身じろぎもせずに、力士たちの迫力あるぶつかり合いを観察していた。
関取衆と筋力を競うキャンデロロ選手
|
稽古終了後は、女子選手としては初の4回転ジャンプをしたスルヤ・ボナリー(フランス)などは、巨体の割に身体の柔らかい力士たちの独特の練習方法等について、盛んに、質問をしていたのをはじめ、琴光喜関・琴ノ若関・琴乃峰関らと交流を行った。
泉尾教会の広前に参拝した五輪メダリストたち
|
その後、スケーターたちは、揃って泉尾教会の広前に参拝。三宅善信執行から、金光教の奉斎様式や教義について説明を受けた。今回は、ロシア出身のスケーターが多かったために、ロシア正教会の儀礼の研究で修士号を持つ三宅師が、正教会の儀礼と比較して解説したため、選手たちにも理解しやすく、講評であった。
三宅善信師から金光教について
解説を受ける選手たち
|
なお、今回、来所した主なスケーターとしては、上記の2選手の他、アルベールビル五輪金メダリストのV・ペトレンコ(ウクライナ)、リレハンメル五輪金メダリストのA・ウルマノフ(ロシア)、長野五輪金メダリストのO・カザコーワ&A・ドミトリエフ組(ロシア)、同銀メダリストのA・クリコロワ&O・オプシャニコフ組(ロシア)、同銅メダリストのM・アニシナ&G・ペーゼラ組(フランス)他の選手たちである。