10月14日(火)、神戸ポートピアホテル大ホールにおいて、第49回近畿宗教婦人連盟神戸大会が、1,200名の宗教婦人を集めて開催され、泉尾教会からは、大阪府宗教婦人連盟の理事長を務める三宅壽賀子教会長夫人をはじめ数十名が参加した。
多数の参加者で満席立ち見席まで
出た会場のポートピアホール
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午前十時の開会時には、先の阪神淡路大震災の犠牲者の慰霊碑が正面に奉安された大ホールのステージの上手(向かって右側)には、雲井世雄神戸市仏教連合会会長(天台宗能福寺住職)をはじめとする「追悼会」を行う各宗派から参集した同連合会の式衆三十数名と井戸敏三兵庫県知事らの来賓が着席し、壇上下手側には、近畿宗教婦人連盟総裁の木邊美子真宗木邊派前裏方をはじめとする近畿宗教婦人連盟役員が整列した。
ステージ上に整列した
近畿宗教婦人連盟役員の面々
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近畿宗教婦人連盟を構成する京都府・大阪府・滋賀県・兵庫県の各府県の持ち回りにより、二年毎に開催される「大会」が、本来は、1995年に兵庫県の輪番に当たっていたのであるが、その年に起きた未曾有の大震災により、2回にわたって延期されていたものが、今回、やっと開催されることになったものである。
まず、近畿宗婦顧問で全日本仏教尼僧法団副総裁の六條照瑞道明寺門跡の先唱によって、参加者全員で宗教婦人連盟の『信条』が唱和とパーリ語による『三帰依』が唱えられ、木邊美子総裁が開会の挨拶を行った。
神戸市仏教連合会によって
厳修された震災犠牲者追悼会
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続いて、神戸市仏教連合会の司式による『阪神淡路大震災犠牲者追悼会』が厳修され、井戸敏三兵庫県知事からの祝辞。また、震災で愛娘を亡くした上田敏子さんの『心に太陽を』と題する講話。さらに、身障者の音楽グループ「コスモス」によるミュージックベルの演奏が行われ、午前の部が終了した。
昼食時間を利用したチャリティーバザーに続いて、午後の部が開催され、最初に、1400年の伝統を守る「天王寺楽所雅亮会」の演奏による雅楽・舞楽の実演が行われ、参加者はしばし悠久の古代音楽に酔いしれた。
ステージ上で紹介を受け、挨拶をする
三宅壽賀子教会長夫人
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続いて、チベット人音楽家バイマーヤンジン氏による『誰もか幸せになるために』と題する記念講演が行われ、近畿宗教婦人連盟副総裁の大谷綾乃真宗大谷派前裏方による挨拶と、宗教婦人連盟歌である『さみどりの空に』が全員で斉唱された。
最後に、次回大会開催当番県である大阪府を代表して、三宅壽賀子大阪府宗教婦人連盟理事長が、2005年に近畿宗教婦人連盟の第50回記念大会を大阪府で開催し、各府県からの参加者を歓迎する旨の挨拶を行い、神戸大会が閉会された。