2008年7月13日、婦人会創立80周年記念大会が『よろこびあい ひびきあい』をテーマに開催され、3,000名の婦人会員が一堂に会して、一層の信心の躍進を誓った。なお、タレントで作家の島田洋七氏が『笑顔で生きんしゃい〜家族の絆を結ぶ明るい生き方〜』と題する記念講演を行った。
三宅光雄教会長の「お祈りの言葉」を拝聴する満堂の婦人会員たち |
7月13日の13:30から、金光教泉尾教会の会堂において、創立80周年記念婦人大会が開催された。開会宣言に続いて、廣瀬多美子婦人会長と三宅孝子連合会長(教会長夫人)が挨拶を行った。続いて、三宅壽賀子前連合会長(二代教会長夫人)から、昨年度の最優秀会員へのレプリカの授与、今年度最優秀会員へのトロフィー授与、特別功労者への表彰、優秀会員の表彰を行った。また、創立80周年を記念して、「50年以上の永続会員」として、37名が表彰された。さらに、50年以上の永続支部、優秀支部などが報告され、各支部への記念品が授与された。
挨拶を行う三宅孝子連合会長
(三宅光雄教会長夫人)
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今年度最優秀会員や
特別功労者を表彰する
三宅壽賀子前連合会長
(二代教会長夫人) |
挨拶を行う
廣瀬多美子婦人会長 |
その後、岡松千恵子さんが、会員を代表して自らの人生を顧みて感話を行い、三宅光雄教会長が大勢の人々の願いを結集して迎えることができた創立80周年記念大会への感慨を込めて、婦人会員たちに「お言葉」を述べ、続いて、婦人会員の代表が教会長に御礼の花束を贈呈した。
泉尾教会では、毎年開催される壮年信徒大会、青年大会、婦人大会の際、それぞれ外部から講師を招いて記念講演を行っているが、今回の創立80周年記念婦人大会の講師は、大ヒットした映画『佐賀のがばいばあちゃん』の原作者で、タレントの島田洋七氏が務めた。泉尾教会では、この映画の公開に先立ち、当時IARF(国際自由宗教連盟)日本連絡協議会の事務局当番教団として、この映画を宗教界に紹介し、支援することに尽力。その結果、文部科学省と共に、この映画の「後援」団体として、上映された画面上にもそのことごクレジットされており、いわば、この映画のヒットに一役買った。
少年時代の体験をユーモアタップリに
喋って大爆笑を取った島田洋七氏 |
そのような経緯もあって、島田洋七氏は、泉尾教会婦人会からの講演依頼を快く引き受けて、今回の出講となった。島田氏は、『笑顔で生きんしゃい〜家族の絆を結ぶ明るい生き方〜』と題して、90分間にわたって抱腹絶倒の話術で聴衆の心を魅了した。原爆で父を失った広島出身の島田洋七氏は、漫才師としてデビューするはるか以前の幼少期に、家庭の事情で佐賀県に住む母方の祖母の元で数年間にわたって養育され、とても貧乏な暮らしではあったが、「人間が生きる」ということの根本をあくまでも明るくペーソスに満ちた祖母の生きた人間教育によって教えられ、実に多くのことを学んだことをユーモアたっぷりに話した。
島田洋七氏の講演に耳を傾けるの婦人会員たち |
島田氏の記念講演の後、「報恩感謝の信心生活を送る」、「お導きに励む」、「信心相続を願う」、「一飯を捧げる運動に取り組む」、「地球温暖化防止に努める」などの項目を盛り込んだ『私たちの誓い(大会宣言)』を採択し、三宅善信総長の発声で万歳を三唱し、創立八十周年記念婦人大会を閉幕した。
この度の婦人大会は、二代教会長在世当時の2005年9月15日から始まった「御布教80年千日願」を締めくくるものでもあって、いわば3年がかりで祈り籠められてきた大会であり、多くの会員たちが感激をもって迎えた。