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人類共栄会員の皆様には、健やかに新しい年をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。
英語の権威『オックスフォード辞典』は2016年の「今年の言葉」に「post-truth (真実の後ろに)」を選出しました。これは、政治家が国民投票や選挙に際して、「まったくの事実無根の言説で有権者を騙しても構わない」という意味だそうです。
昨年6月に実施された英国のEUからの離脱を問う国民投票、11月8日の米国大統領選挙におけるドナルド・トランプ氏の勝利、12月4日のイタリアの憲法改正国民投票の否決など、これまで「成熟した民主主義国家」と思われていた国々において、客観的なデータ等を無視したポピュリズムの熱狂が吹き荒れ、おそらく、有権者にとっても後に禍根を残すことになるであろう選択が行われました。
昨秋のアメリカ大統領選挙で、大勢の人々が、「トランプ候補の言っていることが客観的に正しいかどうかは判らないけれども、少なくとも彼は嘘は言っていない。一方、クリントン候補の言っていることは客観的には正しいかもしれないが、彼女は自分に都合の悪いことについては嘘を言っているに違いない」と思って、結果的にトランプ氏を大統領に当選させました。
日本の古い神話に「オモイカネノカミ(思金神)」という名の神様がいます。天照大神が天の岩戸に身を隠された際に、天の安原に集まった八百万の神々に天照大神を岩戸の外に出すための知恵を授けたのが最も有名なエピソードです。オモイカネとは、「様々な思いを兼ねる」という意味であって、それ故、「八意思兼神(ヤゴコロオモイカネノカミ)」とも記します。決して、一人の絶対的ヒーローの発案の中に真理があるのではなく、多くの人々の願いを集約して行くところにこそ、真実が現れると考えるのが日本人の伝統的な考え方だからです。
戦争もテロも環境破壊の問題も、それらの原因はすべて人間社会のエゴがもたらせたものです。われわれの生き方をもう一度見直して行かなければならないと思います。引き続き、人類共栄会へのご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。
アントニオ・グテーレス氏が、パン・ギムン(潘基文)氏の後を受けて、本年1月1日付で国連の事務総長に就任した。グテーレス氏は、六年半ポルトガルの首相を務めた後、国連難民高等弁務官として十年の長きにわたり、現下の世界の喫緊の課題である難民問題に取り組んできた。
本会の三宅光雄会長は、2011年11月、本会が支援しているUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)が主催して東京の国連大学で開催された国際シンポジウムで、衣類の提供を通じてUNHCRを支援しているファーストリテイリング(ユニクロ)の柳井正会長兼社長らと共に、グテーレス氏と意見の交換をした。グテーレス新事務総長の活躍に期待する。
9月18日から20日まで、イタリア中部のアッシジにおいて、聖エジディオ共同体主催の第30回世界平和祈りの集会が開催され、ローマ教皇やカンタベリー大主教をはじめ世界の諸宗教指導者約600名が一堂に会した。
1986年、時の教皇ヨハネ・パウロ2世の提唱で開催されたこの世界の諸宗教の指導者による平和の祈りのつどいに出席した山田惠諦253世天台座主によって、その翌年から、比叡山宗教サミット世界平和祈りのつどいが開催されるようになったので、日本の宗教界とも縁の深い諸宗教対話イベントである。
ローマから車で約3時間離れたアッシジ市のコンサートホールで、18日の夕方、イタリア共和国のマッタレッラ大統領臨席の下、『平和への渇望』と題した第30回世界平和祈りの集会の開会式が開催され、約600名の参加者が集った。これに出席した三宅光雄会長は、クアトルッチ聖エジディオ共同体事務局長から歓迎の挨拶を受け、下の顔写真にあるフランス正教会首座のエマニュエル府主教、アフリカ司教会議議長のオナイエケン枢機卿、サウジアラビアのKAICIIDのファイサル事務局長らと言葉を交わした。
翌19日には、三宅会長は、出席した『アジア:宗教といのちの価値』セッション(期間中、全部で29セッションが開催)において、庭野日鑛立正佼成会会長、宮本惠司妙智会法嗣をはじめ、シャンティアシュラム理事長のアラム博士、シーク教のシン師、ゾロアスター教のダラー博士ら、長年WCRPやIARFで活動を共にした指導者と意見を交換し、20日早朝の便で帰国の途に就いた。
三宅善信氏は、20日午後、聖フランシスコ聖堂脇で開催された「神道の平和の祈り」で副祭主を勤めた後、フランシス教皇、東方正教会全地総主教バルトロマイ1世ら世界の宗教指導者が一堂に会する「世界平和の祈り」の式典にも参列し、世界の宗教指導者と交流を深めた。
この記念集会に出席した森川宏映257世天台座主は、2017年8月3・4日に開催が予定されている比叡山宗教サミット30周年記念世界平和祈りのつどいへの参加を呼びかけた。
なお、本会の三宅会長は、同イベントの常任委員に就任している。
9月2日〜5日、タイのバンコクでAYC(世界連邦アジア青年センター)の第15回執行理事会が開催され、AYC会長を務める本会の三宅光雄会長をはじめ、本会からは、三宅薫WFM(世界連邦運動)理事、高橋真理子AYC日本代表、吉村裕之AYC日本前代表が参加した。
会場となったAYCタイ支部の活動拠点のひとつサウアンフェロー協会では、大歓迎を受けた。本年急逝したスクマル・デイビッド前事務局長の死を悼んで黙祷を捧げた後、各国支部からの活動報告と、来年度の活動計画について審議された。
高橋真理子さんの感想後半から参加した私は、タイ支部による盲学校への支援活動など、人類共栄会による人助け活動の現場を訪問し、あらためてこの活動の意義を自覚すると共に、現地で活動する皆さんと意見交換を行うよい機会を得ました。
2015年6月に大阪で開催された30周年記念大会後のAYCの新たな活動のひとつとして、インド、ネパール、スリランカ、タイ、日本などの各支部同士が相互に訪問し合い、互いにどのような活動を行っているかを学び合う機会にすることになり、これに取り組みたいと思います。
10月9日、一燈園においてJLC200回記念シンポジウム『ボーダーをなくそう〜日本における難民の実情を通して〜』が開催され、アフガニスタンやネパールからの難民の代表をはじめ、本会からの20名を含むこの問題に取り組む関係者93名が参加した。
1984年に設立されたIARF日本連絡協議会(略称:JLC)が、7月に第200回目の節目を迎えた。これを記念して、2015年、欧州に200万人を超すシリア難民が押し寄せたことからも解るように、そして、その後、難民問題が欧州で相次いだテロの原因だと考えられるようになったことから、現在喫緊の課題となっている難民問題こそ、宗教的・民族的少数派の人権擁護を趣旨とするIARFのテーマに相応しいと考え、今回のシンポジウムが開催された。
シンポジウムは、西田多戈止一燈園当番の開会挨拶に続いて、第1部として、『日本国内における難民の現状』と題して、難民支援協会常任理事の石井宏明氏、ネパール難民のK・C・ディパック氏、アフガニスタン難民のイーダック・M・レザ氏が、祖国をいのちがけで脱出したことだけでなく、日本に辿り着いた後にも味わったそれぞれの苦難の経験に基づく内容について報告した。
休憩後、第2部として、『ボーダーをなくそう〜日本における難民の実情を通して〜』と題するパネルディスカッションが、三宅善信氏をモデレータに開催され、現状報告を行った上記の三氏に加えて、日本の宗教界で難民問題について最も長く取り組んできた根本昌廣立正佼成会宗教協力特任主席を加えて、1時間半にわたって展開された。
最後に、IARF国際副会長でもある三宅光雄会長が閉会の挨拶を行い、すべてのプログラムを終了した。
7月28日、大阪大学中之島センターで、ハーバード大学のエズラ・ヴォーゲル名誉教授を招いた国際シンポジウム『アジアの安定と発展の方向〜日米の役割〜』が開催され、いかなる対中政策を模索すべきかについて討論された。
西尾章治郎大阪大学総長による開会挨拶に続いて、かつて『ジャパン・アズ・ナンバー・ワン』のベストセラーで一世を風靡したハーバード大学の東アジア研究学者のヴォーゲル教授と、関西での国際関係論の第一人者ある星野俊也大阪大学副学長の二人が、それぞれの観点から基調講演を行った。
続いて、NHK出身の堀井良殷関西・大阪21世紀協会理事長と松下電器出身の青木俊一郎日中経済貿易センター相談役と安全保障に詳しい本会の三宅善信氏がパネリストとして加わり、萩尾千里大阪国際フォーラム会長のモデレートで5人の識者たちが、日米両国はいかに協力して台頭する中国に対抗すべきかについて三時間にわたって議論を深めた。
杭州で開催されるG20首脳会議を前に、8月31日と9月1日、北京市内のホテルにおいて、中国社会科学院世界宗教研究所と中国宗教学会共催の国際フォーラム『諸文明間の対話と全人類のための運命共同体』が開催され、約百名の専門家が出席した。
中国と海外からの参加者の紹介に続き、卓新平中国社会科学院世界宗教研究所長とコール・デュルハム米国ブリガムヤング大学教授が歓迎の挨拶を行った。記念撮影の後、各国の識者による『人類運命共同体と宗教的価値』、『異文化間・諸宗教間の関わり合い:人間の安全と開発を強化することへの道程』、『インターネット:宗教と人間の運命共同体』、『文明対話における宗教の役割とは何か』と題する各基調講演を行われた。全体会合の討論セッションにおいては、日本から唯一招待された本会の三宅善信氏によるコメントで実質的な討議の幕を開けた。
午後の最初のセッションでは、三宅善信氏が研究発表を行い、2006年にドイツで開催されたG8宗教指導者サミット以来のこの会議の伝統を踏まえた上で、今日の世界が抱える問題について示唆に富んだプレゼンテーションを行った。
8月8日、東京・目黒で、日本イスラム文化交流会館の落成式が催され、三宅光雄会長の名代で三宅善信理事が出席した。
在京の中東・アフリカ各国大使や日本の宗教界の代表も参加して盛大に開催され、式典の後、会場を移して懇親会が開催された。
8月15日、人類共栄会の平成28年度総会が金光教泉尾教会で開催された
司会の岸上啓一評議員による開会宣言に続いて、議長を務める廣瀬彰理事が開会挨拶を 行い、高畦孝一事務局次長から平成28年度の活動報告ならびに決算報告がなされ、平成29年度の事業計画と予算案が説明され、満場一致で承認された。
最後に、三宅光雄会長が人類共栄会の活動方針を示して、 総会は終了した。
11月16日に新宿の京王プラザホテルで開催された国際指導者会議『激動する世界と日本の選択』が開催され、セッション1では『米国新政権の政策と日米同盟の展望』、セッション2では『混迷する中東情勢と和平へのプロセス』、セッション3では『緊迫する北東アジア情勢と日ロ関係の展望』というタイトルで各国の専門家がスピーチとパネル討議を行った。
セッション2に専門家として招かれた本会の三宅善信氏は、イスラエル国会のヒリク・バール副議長やカナダのデビッド・ギルガー元国務長官と意見を交えた。