ごあいさつ
 人類共栄会会長 三宅龍雄


昨年1月に人類共栄会が新体制に移行してから、1年間で新たに600名を超す方々がこの運動に参加して下さったことにまず感謝申し上げます。日本国内では、長引く不況の下に経済的困難が続いておりますが、世界に目を向けますと、12月の米英両国によるイラクへのミサイル攻撃をはじめ、ユーゴスラビアのコソボ自治州におけるアルバニア系住民とセルビア系住民による内戦。北朝鮮の核兵器・ミサイル開発疑惑等、世界平和とはほど遠い現状です。

また、核兵器の拡散防止のために率先して核兵器を削減しなければならないはずの米露両国が、相次いで「臨界前(核爆発を伴わない)核実験」という詭弁を用いて、CTBT(包括的核実験禁止条約)を骨抜きにしてしまい、印パ両国の核開発競争への国際社会の批判を迫力ないものにしてしまうなど、嘆かわしいかぎりです。

そのような状況下で、人類共栄会では、昨年11月にインドで開催された第23回WFM(世界連邦運動)世界大会に、会長・理事長以下15名が日本から参加し、現地で運営している社会福祉施設のひとつ「インド泉光園」の孤児院ミヤケホームを訪問するなど一定の成果を挙げました。

1900年代最後の今年は、夏にはカナダでIARFの第30回世界大会が、秋にはヨルダンでWCRPの第7回世界大会がそれぞれ開催され、人類共栄会からも代表団が参加する予定です。新しい2000年紀を迎えるに当たって、人類社会が直面する問題はあまりにも大きいですが、人類共栄会としても会員倍増の願いをもって、これらの問題に取り組んでまいりたいと思います。一層のご協力をお願いいたします。





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