11月日2から12日まで、南米アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開催された気象枠組変動防止条約第4回締約国会議(COP4=通称:温暖化防止会議)に、WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会の代表として、人類共栄会の三宅光雄理事長が参加した。 97年12月に京都で開催された同会議(COP3)に、NGO宗教委員会の副委員長として、同会議のエストラーダ議長を三条河原町のカトリック教会で行われた宗教者集会への招聘に成功するなど、三宅光雄理事長はWCRP環境・開発委員会の中心的メンバーとして活躍してきた。 スペイン語で「良い(Buenos)空気(Aires)」という、まさに地球環境問題を論じるに相応しい地名を持つ、このブエノスアイレスで開催されたCOP4会議は、またもや、参加国間の国益が衝突し合い、昨年、最後の最後までかかってやっと妥協が成立した「京都議定書(先進各国にCO2などの温暖化ガスの排出量の具体的な削減枠を決める)」であるが、あれから一年経つにもかかわらず、未だに批准する国の数が足りずに、なんら具体的な成果が上がっていないのが現状である。 そこで、「対人地雷禁止条約」の時に、実施不可能といわれた各国政府を結果的には動かせたように、国益や民族の壁を超えたNGO各団体が、このような難問こそ地球規模で協調して環境問題の改善に当たることが望まれている。 |