99年 Summer

あいさつ
モンゴルの文化財保護に貢献


人類共栄会では、大阪国際宗教同志会(会長津江孝夫今宮戎神社宮司)と協力して、モンゴルの文化財保存事業に貢献している。

社会主義政権の崩壊以後、観光資源を利用して経済発展を遂げつつあるモンゴルであるが、一方で、長年、同国内の敬虔なラマ教(チベット仏教)徒の間で伝承されてきた貴重な文化財である仏教経典が、経済の商業化の影響で急速に散逸・国外流出しつつある。

ハンボラマ管長と再開した三宅師


モンゴル仏教学研究所からの依頼を受けた人類共栄会は、大阪国際宗教同志会と協力して、1998年から2000年までの3年計画で、合計12,000ドルの資金供与を行い、人類共通の遺産である貴重な文化財の散逸を防ぐための事業を行っている。 7月7日から10日まで、モンゴル仏教最高位のハンボラマ管長からの招待を受けた三宅光雄理事長の名代として、金光教泉尾教会の三宅善信師が同国の首都ウランバートルを訪問。総本山ガンダン寺院で管長と会見。世界平和を祈念して日蒙合同礼拝を行うと共に、モンゴル仏教学研究所のルブサンツェレン所長と仏典保存事業の成果報告と今後の見通しについて会談し、今年度分の支援金4,000ドルの贈呈式を行った。


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