2000年 Winter

サルボダヤ運動創設者と会談

99年9月23日、スリランカの「農村開発運動の父」と呼ばれるサルボダヤ運動の創始者A・T・アリアラトネ博士が泉尾教会を訪問した。


博士はまず、故三宅歳雄師を祀った祭壇へ参拝した。スリランカなど南アジア4カ国で、約2000人の子供たちを養育している、人類共栄会を創設した故三宅歳雄師の活動を博士は以前から尊敬されていた。

その後、WCRP(世界宗教者平和会議)の国際委員長でもある三宅龍雄会長と、宗教間の和解による平和構築について意見交換を行なった。多数派シンハラ人(仏教徒)とタミル人(ヒンズー教徒)による民族紛争が続き、国土の荒廃したスリランカを例に、宗教間の対話にとって「祈り」が重要な要素であることを話し合った。また、11月にヨルダンで開催される、第7回WCRP世界大会へのアジア諸宗教の参加の仕方についての意見交換も行われた。


へ戻る