2001年 Winter
皆様のご理解とご協力の下、『人類共栄会通信』第6号を発行することができました。 新千年紀の幕開けとなりました昨年を振り返ってみますと、各地で火山の噴火や地震が起こり、また、企業や官僚の奢り・怠慢が問題を引き起こしはしたものの、日本国内は、まずまず安定した一年あったと思われます。しかし、国外に目を転ずると、中東やインドネシアでの悲劇など、民族の対立は後を絶ちません。 しかしながら、明るい光が無いわけではありません。朝鮮半島では歴史的な南北会談が実現し、シドニーのオリンピック・パラリンピックでは世界中の人々がひとつになって互いを称え合い、更に宇宙では16ヶ国が参加する国際宇宙ステーションが現実のものとなりました。民族間・国家間の協調体制は始まっているのです。 昨年11月末にR・カラゾ元コスタリカ大統領と会談した際、「日本は平和憲法の精神を自分たちだけのものにしておくのではなく、世界へ広める責務がある」と言われました。これは、国家から個人まであらゆるレベルについて言えることです。 人類共栄会の活動に携わる皆様も、その尊い活動を自分だけのものにしていては真の活動とは言えないのです。一人でも多くの人にこの精神を伝え広め、21世紀に真の人類共栄の社会を実現いたしましょう。 |