2001年 Winter


元コスタリカ大統領と歓談



R・カラゾ元大統領と三宅会長

 11月27日、人類共栄会の三宅龍雄会長夫妻は、来日中のロドリゴ・カラゾ元コスタリカ共和国大統領夫妻を招いて、夕食会を行った。

 三宅会長夫妻は、1992年、コスタリカの首都サン・ホセにある国連平和大学に、故三宅歳雄師(人類共栄会創設者)の名前を冠した建物の起工式に出席するため、国連事務次長のロバート・ミュラー博士と共に同国を訪れ、同大学の設立提唱者であるカラゾ元大統領から歓迎を受けた。

 コスタリカは、政情が不安な中米地域に位置しながら、日本同様、平和憲法を制定しており、さらに自ら武装解除を行い、国家としての戦力を一切保持しない希有な平和国家である。その精神をさらに進めるために、カラゾ博士は大統領時代に国連平和大学を誘致し、その趣旨に賛同した三宅歳雄師がシードマネー(原資)を提供した。

 三宅龍雄会長夫妻は、その際の答礼の意味も込めて、WCRP30周年シンポジウム出席のために来日したカラゾ元大統領夫妻を、紅葉の名所京都嵐山の「吉兆」に招き、伝統的な日本料理でもてなした。

 両氏は、両国の歴史・文化の比較はもとより、世界平和実現への方途から、辞任したペルーのA・フジモリ前大統領の動静や日米の政局など、広範囲の問題について、4時間近くにわたって意見の交換を行った。


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