2001年 Winter


パレスチナ和平を支援



三宅会長とハッサン殿下

 人類共栄会は設立以来、一貫して、すべての人の幸せを願い、難民救済や経済援助に貢献し、世界平和推進に尽力してきた。中東の包括的和平実現も人類共栄会にとって大きな関心事のひとつである。しかし、その交渉が頓挫し、イスラエル政府(軍)とパレスチナ民衆(同自治政府)との間の武力衝突が起こってしまった現実に、われわれは深い憂慮を示すと共に、これまでに築き上げてきたネットワークを利用して、紛争を解決し、さらなる苦しみに喘ぐ民衆を救う努力を開始した。

 人類共栄会の三宅龍雄会長とヨルダン国王ハッサン殿下は、1999年11月にアンマンにおいて会談を行うなど、懇意にしているが、そのハッサン殿下が発した呼びかけに対して、三宅会長は、いち早く全面支援を表明した。また、1994年に中東を訪れた故三宅歳雄師(人類共栄会創始者)は、対立する各教の現地の最高指導者と会談し、3宗教の青年に呼びかけ、当時、激しい宗教・民族紛争が戦われていたボスニア・ヘルツェゴビナへ救援物資輸送のボランティア活動を実施するプログラムを行い、多大な成果を挙げた。

送付された親書を紹介する。


 
                                  12, October 2000
His Royal Highness Prince El Hassan bin Talal
Moderator, World Conference on Religion and Peace

Dear Your Royal Highness;

I hope you will find this letter in good health. I thank you so much for your efforts.

I was very impressed by reading your statement about "Lasting Peace in the Middle East." Although we Japanese live a life so far from the Middle East and have very few Jew, Christian, and Muslim population, we have been anxious about the incident against humanity in Palestine. Especially, we are indignant with overusing of arms by Israeli army or police against Palestinian citizen even though it aims to maintain public peace. 

〜〜(中略)〜〜
I and members of "Jinrui Kyoei-kai" support your statement and express our appreciation for your efforts about "Lasting Peace in the Middle East."

We do hope from the bottom of our hart that mutual trust and respect among Middle East people brings the eternal peace worthy to Millennium year to Jewish, Christian, and, Muslim who live in the Middle East.          

Respectfully yours,
      The Most Rev. Tatsuo Miyake
         President of Jinrui Kyoei-kai
Honorary President, WCRP/International
        



WFM国際理事会に出席




クリスティ理事長と歓談する三宅理事長
10月7〜9日、神奈川県逗子市の湘南国際村センターにおいて、WFM(世界連邦運動協会)の国際理事会が開催された。人類共栄会からは、WFM理事を務める三宅光雄理事長が出席した。

 WFMはニューヨークに本部を置き、半世紀以上に渡って、国際連合の強化によって世界平和を実現すべく、活動を行ってきた。国際理事会は毎年1回開催されるが、今年はWFMの歴史の中で初めて日本での開催となった。理事会には各国から77名の理事やオブザーバーが参加し、国連のコフィ・アナン事務総長からWFMの活動に対する感謝のメッセージが届けられた。

 1999年、人類共栄会創設者である三宅歳雄師が逝去された際に、その死を悼むWFM関係者からも多くの弔意が寄せられたことに対して、師の孫でもある三宅理事長は、特に時間をとって謝意を述べた。