★米国大統領に『京都議定書』批准を要請★
 7月21日、人類共栄会は、三宅龍雄会長名で、地球温暖化防止『京都議定書』への批准要請書をジョージ・W・ブッシュ大統領宛に送付した。

 人類共栄会では、長年、地球環境問題に取り組んできた。各地での緑化推進事業はもとより、1992年のリオ国連エコ・サミット(ECO92)に三宅龍雄会長が参加したのをはじめ、COP3(京都)・COP4(ブエノスアイレス)・COP5(ボン)に三宅光雄理事長を派遣して、この問題への意見表明を行ってきた。

 最近では、6月8日に元環境庁長官の桜井新氏と三宅光雄理事長が、環境問題についての対談を行ったりもした。

 目下、ボンでの温暖化防止環境大臣会議とジェノバG8サミットでも、京都議定書に対する取り扱いは焦眉の問題となっており、本件に対する各国政府の姿勢をチェックして行く予定である。
 





★米国大統領に『京都議定書』批准を要請★
2001年7月21日
京都議定書批准要請書
アメリカ合衆国 大統領
ジュージ・W・ブッシュ閣下

 私共、人類共栄会は、1997 年12月に、京都で開催された気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3京都会議)において、貴国政府代表も出席して締結された国別による地球温暖化ガス排出規制の『京都議定書』を、貴国の議会が速やかに批准することを促すように、貴国政府に要請します。

 地球温暖化の可及的速やかなる抑制は、人類のみならずこの惑星上の空間を共有しているすべての生物にとって生存に関わる焦眉の課題であり、この課題の前では、人種・国籍・民族・宗教・文化・言語・政治体制などのいかなる相違の問題すら矮小化されてしまうほどの重要事項であります。

 しかるに、世界最大の温暖化ガス排出国である貴国が、貴国の産業競争力の維持という国益の近視眼的追求だけを計り、『京都議定書』の批准を拒否するどころか、国際的枠組みからの離脱を宣言するなど、日頃、貴国が自負されている「世界のリーダー」の地位と名誉を自ら放棄する傲慢な独り善がりの所行と見なさざるを得ません。

 ここに、私共、人類共栄会は、地球環境のこれ以上の悪化の抑制を願う、善意の各国政府ならびに諸国民と協調して、アメリカ合衆国の速やかなる『京都議定書』の枠組みへの帰還と、2002年からの発効を要請するものであります。
                       
人類共栄会
                          会 長 三宅龍雄

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