46年の歴史を有する人類共栄会は、新たな躍進を期して、今年度から役員を一新、新体制で出直すことになった。新たに就任した理事・評議員70名の中から、川島晴見氏と谷川甲子郎氏が本誌に決意を寄せて下さった。
常任理事 川島晴見
人類共栄会発会の歴史を伺いますと、親先生(創設者三宅歳雄師の尊称)が戦後の混乱の中で、平和を祈られたことに始まります。さらには、その後のご苦労は大変であられたと思います。
金光教の一教会長の場から、世界助けを祈られ、「人よ幸せであれ」のご念願で、世界にその祈りの輪を広げていかれたのは、まさに御神願そのもののお働きであられたのであると思います。
そうした宗派を超えられての活動に取り組まれたご苦労ご苦心が、今日、親先生が国際的な宗教指導者となられた由縁であると思います。
今、私も幸い人類共栄会の役員の一員の一人として、お取り立を頂いたことを光栄に存じますと共に、足らぬ我を足して使こうていただき、一寸でもお役に立たせていただきたい願であります。
親先生のお祈りによって、小さいながらひとつの事業に打ち込ませてもらっております。大きい志をもって、いきいきと親先生の願われております「人類共栄会運動」に奉仕させていただきたいと思います。願わくば、同志の諸氏が助けあい、生かされている喜びと誇りをもって、人類共栄会の念願を大勢の人々に伝えさせていただき、親先生の平和へのお祈りと叫びを大きな輪にひろげてまいりたいと、願いを新たにいたしております。
理事 谷川甲子郎
親先生のお祈りを頂き通してきた人類共栄会が今年度より組織拡充を図ることになり、新会長に就任された二代先生(三宅龍雄会長の尊称)より理事の指名を受け、あらためて親先生のお祈りの勿体ないことを教えられています。
世界の中で、紛争や災害などにより、貧困や飢餓に苦しむ人たちのことが、新聞・テレビで毎日のように報道されている中で、私は今日まで何ひとつ愛の手を差しのべることもできず、お役に立っておらないことを、今回改めて反省しております。
このたびの人類共栄会の新発足にともない、人類共栄会の御用を通じて、少しでもお役にたたせてもらえることを感謝させてもらわねばと思っております。
今、私にさせてもらえることは、一人でも多くの方に人類共栄会の働きを知っていただき、さらには多くの人々に、人類共栄会を通じて人数の共栄(ともさかえ)の道と解かっていただき、組織の裾野を広く大きくすることに努力させてもらうこと思っております。このことを私の喜びとさせていただき、感謝の祈りを強めさせていただけるよう、努力していきたいと願っております。