3月3日から10日にかけて、インドネシア共和国・フィリピン共和国・ベルギー王国の在阪総領事が相次いで来訪し、三宅龍雄会長と活動紹介や国際情勢に対する意見の交換を行った。
まず、3日には、インドネシアのY・ヤティム総領事夫妻が来訪。カリマンタン(ボルネオ)島などを中心に、国境を越えてアセアン各国に「煙害」をもたらせた昨年秋から続いた大規模な山火事の問題や、通過ルピアの急落で混乱した経済の建て直し問題、さらには不安定要因の高まったスハルト体制の今後について意見の交換を行った。
9日には、フィリピンのS・カストレンセ総領事が来訪。同国の経済不況の問題や少数派であるイスラム教徒との平和的共存について話し合われた。
続いて10日には、デンマークのF・デグザルド総領事が来訪。1970年に大阪で開催された「日本万国博覧会」の際に、カトリック教国である同国のパビリオン出展に三宅歳雄師が尽力したことに始まり、1974年に同国のルーベンで開催された第2回WCRP世界大会の思い出や、「日本ベルギー協会」の有力メンバーとして活躍する三宅師に謝辞を述べた。