人類共栄会
2nd Quarter 2003 |
・理事長、中曽根元総理らと懇談
・世界連邦近畿協議会 平成15年度総会開催
・WCRP青年部会30周年記念行事に会長ら列席
・三宅善信師明治神宮で『神道時事シンポ』に出演
・ロシア連邦ナショナルデーに列席
・自然環境保護と日本宗教の関係を学ぶ
・恒例チャリティーバザー大盛況
・コルカタの社会活動家と会談
・元国連総会議長の講演会で理事長が質問
・庭野平和賞20周年記念行事に出席
・G・ウィリアムス夫妻が来訪
・三宅善信師が「地球感謝の鐘」7周年に出席
・免疫療法懇談会理事長が来訪
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6月30日(月)、リーガロイヤルホテルで開催された「柳本卓治君を励ます会」に来賓として招待された三宅光雄理事長は、柳本代議士の「師匠」である中曽根康弘元総理大臣や、人類共栄界とは縁の深い亀井静香前自民党政調会長、平沼赳夫経済産業大臣、太田房江大阪府知事、磯村隆文大阪市長らと共に登壇した。
中曽根元首相とは、1994年秋にイタリアで開催された第6回WCRP(世界宗教者平和会議)世界大会の開会式で、人類共栄会の創設者である故三宅歳雄師が、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世をはじめとする世界の宗教指導者たちの前で「祈り」を行ない、中曽根氏が記念講演を行った時以来の関係である。この日、共に会場に訪れた三宅理事長の実弟(三宅善信師と三宅修師)2人を見て、中曽根氏は「(3名と一度に出会うのは)ローマ以来ですね」と、在りし日を懐かしんだ。
また、亀井静香代議士も、国政の遂行に対する日頃からの人類共栄会の理解と支援に感謝の意を表した。 6月26日(木)、記念会館の人類共栄会会議室において、世界連邦近畿協議会の平成15年度総会が開催され、近畿各府県支部の代表二十数名が出席した。
自由形式での討議や各支部の現状報告に続いて、平成15年度の総会に移り、協議事項として、平成14年度の会務・会計報告が行われ、平成15年度の活動計画と予算・人事が審議され、原案通り承認され、閉会した。 6月21日(土)、立正佼成会の京都普門館で開催されたWCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会青年部会の設立30周年記念式典に、WCRP日本委員会の常務理事を務める三宅龍雄人類共栄会会長ならびに、同評議員で元青年部会幹事長の三宅光雄理事長をはじめ、人類共栄会からも青年20名が参列した。
記念式典は、幹事長(代表者)の林丈嗣弓矢八幡副教主の開会挨拶、WCRP日本委員会の理事長である白柳誠一カトリック枢機卿の挨拶に始まり、和太鼓の演奏や、これまでの活動を紹介するビデオ撮影、さらには、黒住教副教主黒住宗道師による記念講演が行われた。
式典終了後は、懇親会が開催され、ゲストや歴代幹事長らがスピーチを行い、三宅光雄理事長の発声による万歳三唱で閉幕した。 6月14日(土)、明治神宮の社務所(東京都渋谷区)において開催された「神道時事問題研究会」主催(東京都神社庁協賛)のシンポジウム『宗教間対話、神社界からの呼びかけ』に、人類共栄会から三宅善信師がパネリストのひとりとして出演し、大いに議論が盛り上がった。
田中安比呂明治神宮権宮司の歓迎挨拶に続き、シンポジウムは、医師で新宿花園神社宮司の片山文彦師の司会進行で始まった。まず、明治神宮の間島誉史秀教学センター長が、国際都市東京の真ん中にあり、外国人の参詣者も多い「国際諸文化交流」の場としての明治神宮の持つ日本の伝統文化の表現者としての機能を強調した。 次ぎに、18歳で単身イスラエルに渡り、10年間現地でユダヤ人と共に生活した経験を持つシモン中村奥羽大学講師が、日本人にはほとんど馴染みのない「生活宗教」であるユダヤ教徒の暮らしぶりを紹介し、国家と宗教の関係について、示唆に富んだ発言を行った。 続いて、諸宗教間対話については圧倒的な実績を持つ三宅善信師が、「諸宗教間対話は不可能である」という、シンポジウムの主旨をある意味で否定するようなショッキングな主張を展開した。善信師は、「たとえ、両者の間でそれなりの『話し合い』が行われたとしても、基本的な価値観を共有しない者同士が『理解し合えた』と思っているのは、単なる『勘違い』に過ぎない」ことを、誰にでも分かり易い実例を挙げて論証し、真の対話を可能にするためには、「グローバル経済の世界における『変換装置としてのマネー』のごとき『共通言語』のシステムを構築する以外には解決方法がない」として、新しい方法論を提起し、注目を集めた。
最後に、名古屋商科大学講師の三輪隆裕日吉神社宮司が、善信師の発言を補足して、「故三宅歳雄師(人類共栄会創設者)が深く関わったIARF(国際自由宗教連盟)やWCRP(世界宗教者平和会議)という国際的諸宗教対話機関の実例を紹介しつつ、原理主義者が跋扈するための土壌となる経済的不均衡や人権抑圧をはじめとする『世俗の問題』の解決こそ重要である」と主張した。 他の宗教関係シンポジウムでは決して聞くことのできないような大胆なパネリスト諸師の発言と、シンポの論旨の思わぬラディカルな展開に、会場は大いに盛り上がり、フロアからも次々と質問や意見も表明され、近年にない充実したシンポジウムであった。 6月11日(水)、在大阪ロシア連邦総領事館(豊中市)において開催された「ロシア連邦ナショナルデー」祝賀パーティに、人類共栄会の三宅善信師が招待され、オレグ・イワノフ総領事らと歓談した。
人類共栄会とロシアとの関係は古く、1950年代まで遡り、本会創始者・故三宅歳雄師は、当時のブルガーニン首相からはじまりゴルバチョフ大統領に至る歴代のソ連首脳や、ピーメン総主教をはじめとするロシア正教会の最高指導部との交流があった。 ソ連解体後も、ここ数代のロシア連邦在大阪総領事の各氏はいずれも人類共栄会を訪問するほど、本会とロシアとの関係は良好であり、3年前に初来日したロシア正教会の最高位アレクセイ2世(カトリック教会のローマ教皇に相当)とも、三宅光雄理事長が会見している。 6月7日(土)、人類共栄会本部において、大阪国際宗教同志会(会長:大森慈祥辯天宗管長)の平成15年度第2回例会が、神仏基新宗教各派の宗教者約50名が参加して開催された。例会に先立ち、小会議室で、国宗理事会が開催された。
わが国において、伝統宗教が果たしてきた山林の保全に対する役割について、独自の観点から研究を進めている米国カリフォルニア大学サンターバーバラ校東洋学部神道講座主任教授のアラン・グラパール博士が、この問題を採り上げて『自然環境保護へ貢献してきた日本の宗教』と題する解りやすい講演を行なった。
グラパール教授は、8世紀における「聖地」としての日光の開山に尽力した勝道上人を採り上げ、これを高く評価した空海をはじめ、天台宗の「山川草木悉皆成仏」の思想や道元禅師や西行法師の自然観、さらには法華経と修験道の自然観を解説し、日本人が古来より持っている「水の神」信仰から派生する自然保護へ果たしてきた役割と、これからの宗教界が担わなければならない責務について極めて明快に論説し、引き続き、行われた質疑応答でも、居並ぶ各宗派の代表者たちからの質問に、当意即妙に応答された。 5月25日(日)、金光教泉尾教会の境内を借りて、第23回チャリティーバザー『すべての子供たちの笑顔のために』が開催された。
今年で23回目を迎える難民救済チャリティーバザーでは、新緑の眩しい6,000坪の泉光園(泉尾教会の境内地)で、人類共栄会会員や同教会信徒、協力業者などからこの日のために集められた新品を格安の値段で販売する「友愛セール」や、大相撲佐渡ヶ嶽部屋力士秘伝の「ちゃんこ鍋」や餅つき・たこ焼き等をはじめとする各種の模擬店をはじめ、ボーイスカウトによる特設のフィールドアスレチックなどのアトラクションが行われ、近隣の住民約3,000人が参加して、楽しみながら世界各地を行われている人類共栄会の人道支援活動が学べるようになっている。
また、東海地区や和歌山、兵庫県下などの農魚村地域に住む熱心な会員たちが、それぞれに持ち寄った産地直送の農作物などのコーナーも、新鮮な魚介類が人気を呼び、あっという間に売り切れてしまった。
この日は、穏やかな天気に恵まれ、終日、人々の歓声がこだました。なお、今回のバザーの売上金1,847,540円は、全額、人類共栄会を通じて海外での救援活動に寄付されることになっている。 5月20日(火)、インドのコルカタ(旧称カルカッタ)在住の社会活動家A・バナジー氏夫妻が人類共栄会を訪れ、南アジア地域で広範囲に活動を展開している世界連邦運動アジア青年センター(AYC)会長を務める三宅光雄理事長を表敬訪問した。
三宅光雄理事長と会談したバナジー氏は、本年2月にコルカタで開催された第7回AYC総会を成功に導いた光雄師の指導力を称えると共に、引き続き、今後とも人類共栄会が、この地域の社会開発活動に貢献してくれるように依頼した。また、三宅善信師とは、同地域の環境汚染防止政策について、専門的な話し合いを行った。 5月14日(水)、妙智會教団本殿大講堂(東京都渋谷区)で開催された妙智會教団主催の講演会『国連の将来――国際社会は何をめざすのか――』に人類共栄会から三宅光雄理事長が参加した。
5月8日(木)、人類共栄会の三宅善信師は、東京都内のセンチュリー・ハイアットホテルで開催された「庭野平和賞20周年記念行事」に、三宅龍雄会長の名代として列席した。
この日の式典では、庭野平和財団の庭野欽司郎理事長から趣旨説明が行われ、選考委員を代表して、ノーベル平和賞の選考委員を昨年まで務めていたノルウェー国教会のG・スタルセット・オスロ主教が挨拶を行った。続いて、庭野日鑛総裁から、本年度の受賞者である英国の「オックスフォード・リサーチ・グループ(ORG)」の代表プリシラ・エルワーズィ博士へ、賞状・記念メダル・賞金3,000万円が授与された。 4月16日(水)、カリフォルニア大学チコ分校の宗教史学教授のG・ウィリアムス博士夫妻が人類共栄会本部に来訪した。ウィリアムス教授は、同大学の学生約700名を連れて、世界の歴史・諸文化を実地に学ぶための豪華客船による世界一周クルーズの途中に、人類共栄会を訪れたもの。
今回のツアーは、元来、アメリカ東海岸を出てキューバ・ブラジル・南アフリカ・タンザニア・インド・ベトナム・カンボジア・中国・長崎を経て、105日間の日程で、アメリカ西海岸へ帰着する予定であったが、折悪く、東南アジア地域において新型肺炎「SARS」が猛威を振るっているため、ベトナム・カンボジア・中国への上陸が急遽取りやめになり、当初の予定にはなかった釜山港と大阪港へ立ち寄ることになったもの。
この後、神徳館において、三宅龍雄会長ならびにIARF(国際自由宗教連盟)を担当している三宅善信師と、1時間あまりにわたり、IARFの運営方針等について意見交換を行った。ウィリアムス教授は、昨年夏にブダペストで開催されたIARF第31回世界大会の際に、現執行部の運営方針を厳しく批判したことでも知られ、同教授は、IARFに長年にわたって中心的な関わり合い方をしてきた人類共栄会と直接意見交換を望まれたもの。 4月13日(日)、宮崎県日南市にある公園「サンメッセ日南」(西田武社長)の開設7周年記念式典が行われ、人類共栄会からは三宅善信師が出席した。
サンメッセ日南は、京都市山科区に本拠を置く精神修養集団「一燈園」(西田多戈止当番)が運営する環境教育型レジャー施設で、かつてイースター島のモアイ像復元工事で業績を上げたことへのお礼として、チリ国政府から、世界で唯一のモアイ像の公認レプリカを製造することを許された。この公園のモアイ像は、イースター島ものと形も大きさも全く同じで、山肌に巨大なモアイ像が海を背にして屹立している光景が、日南の新しい観光名所として知られている。
また、同公園の一番山頂に近い部分(海を背に立つモアイ像の視線の延長上)には、世界各国の宗教指導者から集めた「地球への感謝のメッセージ」が彫り込まれた石製の『地球感謝の鐘』が建立されているが、そこへ収録されている英国国教会の首座カンタベリー大主教らと共に、メッセージの栄えある第1号として、人類共栄会創始者、故三宅歳雄師のメッセージ「天地に生かされ、天地に生きる」が、日本語と英語で刻まれている。 4月12日(土)、蓮見ワクチンの投与で癌治療に独特の効果を挙げていると言われている「免疫療法懇談会」の酒生文彌理事長が、理事長就任の挨拶で人類共栄会の三宅善信師を表敬した。
浄土真宗本願寺派の僧籍を持つ国際派の酒生師と善信師は、学生時代からの知り合いで、1991年にJ・カーター元米国大統領が人類共栄会の招聘により金光教泉尾教会で公開講演を行った時の準備にも尽力した。 |