人類共栄会では、この度、トルコ西部地域を襲い、一万数千人におよぶ犠牲者を出した大地震の被災者を支援するための募金活動を実施したのは、既報のとおりである。 まず、8月27日には、三宅龍雄会長が、東京都渋谷区の駐日トルコ共和国大使館を訪れ、今回の震災による死者に対して弔意を述べるとともに、A・エヴィルゲン一等参事官に緊急義援金として100万円を手渡した。
大阪が活動拠点である人類共栄会の三宅会長は、4年半前の阪神淡路大震災被災者のケアに深く関わった経験から、このような大災害を体験した人々が本当に復興するためには、次の三段階のプロセスがいることを述べた。すなわち、@緊急的な生命維持のための救援活動(捜索や食料等の援助)、A経済復興の手助け(財政的支援)、B立ち直りのための精神的なバックアップが、それぞれの段階で適切に実施されることが必要であり、宗教界に期待される本来の救援活動は、Bまで含めたものであることを述べ、そのためにも、WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会を含めた日本の宗教界にも協力を依頼する旨を伝えた。同国大使館関係者から、三宅会長の配慮に対する感謝の意が伝えられた。 さらに、人類共栄会では義援金の第2弾として、9月13日までに一般からの募金で集まった893,268円を、同じくトルコ地震救援活動を行っているWCRP日本委員会に寄託した。 人類共栄会が行っている「トルコ震災救援活動」の募金口座は、三和銀行大正橋支店 普通 3825186「人類共栄会」まで(「トルコ地震」と明記のこと)。人類共栄会では、最近では、昨年夏のパプアニューギニア津波被災者や今年1月のコロンビア地震被災者救援募金を行い、それぞれの駐日大使館を通じて、義援金の贈呈を行っている。 |