2015年4月25日にヒマラヤの小国ネパールで発生したM7.8の地震で、倒壊した建物の下敷きになった犠牲者が数千人(4月30日現在)という甚大な被害が発生しました。これらの被災者の緊急援助を支援するため、人類共栄会では「2015年ネパール大地震緊急募金」の受付けを開始しました。
今回の大地震に際し、人類共栄会から義援金の第一陣として、5月1日、1週間で集まった「ネパール大地震」の義援金215,473円を、本会理事の三宅善信師が在大阪ネパール名誉領事館に寄託しました。初代ネパール名誉領事の今西壽雄氏は、1956年にヒマラヤの霊峰マナスルに世界で最初に登頂した登山家としても有名ですが、1970年の大阪万博の折には、ネパール館を建設するなどネパールと日本の友好に務めた縁で、子息の今西邦夫氏が二代目の在大阪ネパール名誉領事を務めています。三宅理事は、壽雄氏の孫で名誉領事秘書の今西良介氏と現地の状況や支援のあり方などの意見交換をしました。
また、ネパールの首都カトマンズには、30年前、人類共栄会が全面的に財政支援して建設した孤児院「ミヤケホーム」や学校「マイトリ・シシュー(愛の学校)」があり、今回の大地震でも被害が発生いたしました。2010年には、三宅光雄会長の指導の下、数万人の会員を有して、広く南アジア各国で社会奉仕活動を実施する団体AYC(世界連邦アジア青年センター)の創立25周年記念大会が開催され、その30周年記念大会が本年6月21日に大阪で開催されることになっています。
「地球上のすべてのいのちが幸せになる」ことを目的に掲げる人類共栄会では、これからも、いつどこで発生するかも判らない大規模な自然災害に対して、被災者救援活動を迅速に展開するためにも、随時、義援金募集活動を行っております。