国際宗教同志会声明

2022年2月25日

ロシア連邦大統領

ウラジーミル・プーチン閣下

このたびの貴国によるウクライナ共和国への軍事力の投射は、「力による現状変更」を試みる蛮行であって、多くの先人の犠牲と努力の下に確立された現在の国際秩序の根幹を揺るがす行為として看過することはできない。いやしくも、国際秩序の維持に重責を担う国連安保理の常任理事国たる貴国が行うべき行為ではないことは明白である。

この基本原則に則って、世界の平和と人類の幸福を願う宗教者の集まりであるわれわれ国際宗教同志会は、貴国に対して、即刻ウクライナ共和国に対する軍事力の行使を停止して、撤退することを要請する。

ロシア連邦の建国当初から同国の発展に長年尽力されてきた貴殿が、今回の軍事侵攻によってその歴史的評価を無にし、貴国およびウクライナ共和国の兵士ならびに市民の生命・財産をこれ以上損なうことのないように、名誉ある撤退を決断するものと信じる。

国際宗教同志会 会長

芳村正徳

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