国際宗教同志会 創設六十周年記念総会 挨拶 (敬称略)


大阪国際宗教同志会 理事長
金光教泉尾教会 教会長
三宅光雄

理事長を務めさせていただいております金光教泉尾教会の三宅でございます。本日は国際宗教同志会六十周年を記念いたしまして、大阪国際宗教同志会の今年度の総会を記念の総会にさせていただこうということになりました。先生方におかれましては、ご聖務ご繁忙の中をお出ましくださり、篤く御礼申し上げます。

ちょうど10年前に、五十周年をさせていただきましたことを思い出します。国際宗教同志会は、昭和22年(1947年)2月に発足いたしました。まだ戦後間もない頃でございます。もちろん、私もまだ生まれておりません。昭和22年に発足いたしました国際宗教同志会から、大阪というチャプター名を頂きましたのが昭和24年ですから、厳密に言いますと、大阪国際宗教同志会としての六十周年は2年後になる訳でありますが、五十周年の時に、京都の国際宗教同志会の皆様方にも――今日もご代表の方に来ていただいておりますけれども――一緒になって五十周年を祝わせていただいた。その関係で、10年後の今年に六十周年を祝わせていただくこの機会を得させていただくことができました。

今、事務局からも報告がありましたように、本来でしたら、会長の左藤恵先生からご挨拶させていただくところなんですが、「のっぴきならぬ急用」とのことでございますので、不十分ではありますけれども、私が開会の挨拶をさせていただきたい。こう思わせてもらっております。

この国際宗教同志会に関連する行事の中で、30年間続いたものがございます。それは「日韓宗教者協議会」でございます。昭和45年(1970年)から、日本と韓国を行き来して、この会場にも、何度も韓国の代表の方々をお招きしてさせていただきました。また、モンゴルとの関係も大変なことでございまして、モンゴルの仏典保護事業に十数年前から務めさせていただいて、昨年はエンフバヤル大統領のほうからそのことを褒めていただきました。また、今年は、六十周年の記念行事として、インドにダライ・ラマ法王聖下の亡命政府をお訪ねする……。いろんなことがございます。

しかし、こうして60年間続けてさせていただけたのは、当初からの先生方の大変なご熱意、ご努力、そして皆様方のお陰様であります。まず開会にあたりまして、ご挨拶というよりも、御礼を申し上げたい。このように思わせていただきます。

本日は東大寺長老の森本公誠先生のご講演を頂きますが、先生はイスラム教研究者としてもご著名な先生であられます。本当に貴重なご講演でありますから、短い時間で本当に申し訳ないと思いますが、記念講演を聴かせていただいて、私どもの勉強にさせていただきたい。また、先ほど事務局からもお知らせがありましたように、バタバタいたしまして、先生方には本当にいろいろとご迷惑をおかけしますけれども、どうぞよろしくお願い申し上げます。有難うございました。


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