大阪国際宗教同志会では、6月7日に、中国における聖徳太子研究や遣唐使研究の第一人者である王勇(Wang Young)浙江大学日本文化研究所長を講師にお迎えして、『鑑真和上はなぜ海を渡ったのか:中国から見た日本』と題する記念講演と共に、平成16年度第2回を開催いたします。
王勇先生は、1956年、中国浙江省生まれ。北京日本学研究センター大学院卒業。1996年、(日本)国立総合研究大学院大学で博士号取得。国際日本文化研究センター客員助教授などを経て、現在、浙江大学日本文化研究所所長、同教授。中国日本史学会副会長も務める。専門は古代中日文化交渉史。早稲田大学文学部客員研究員(1998〜99年)、帝塚山学院大学客員教授(1999〜2000年)を経て、現在は、本職のほか、北京大学(比較文学と比較文化研究所)教授、四天王寺国際仏教大学客員教授を兼任している。日本語での著書として『聖徳太子時空超越』(大修館書店1994年)、『天台の流伝』(共著、山川出版社1997年)、『唐から見た遣唐使』(講談社1998年)、「中国史の中の日本像」(農山漁村文化協会2000年)、『おん目の雫ぬぐはばや――鑑真和上新伝』(農山漁村文化協会2002年)など多数。日本文化についての豊富な教養を元に、中国人の日本観について興味深い意見を展開していただきます。
開催日時と会場は下記の通りです。大阪国際宗教同志会会員以外の皆様でも、関心のおありの方は、6月4日までに、「王勇先生講演聴講希望」とお書き下さって、氏名・年齢・職業・連絡先を「大阪国際宗教同志会事務局(info@relnet.co.jp)」まで、文書でお申し込みください。なお、会員以外の方の受講可能人数に制限がございますので、受講希望者多数の多数の場合は、抽選の上、当選者には、直接、ご本人様に受講票を郵送させていただきます。
日 時: 平成16年6月7日(月) 14:00〜16:30
会 場: 金光教泉尾教会 (大阪市大正区三軒家西3-8-21
JR大阪環状線・地下鉄長堀鶴見緑地線「大正駅」から徒歩10分)