2000年10月13日、ここ日本・大阪に於いて、日韓宗教者協議会創立30年記念総会が開催された。当地に集った宗教指導者たちは「21世紀と宗教生態主義時代(諸宗教の共生・共栄)」を主題に、「宗教者の自己実現」や「宗教者の倫理」の問題など、われわれは隔意のない意見を交換した。
両国の宗教者協議会は、創立以来今日まで30年間の長きにわたって世界人類の平和とアジアの安定に資するため、双方に共通した懸案打開に協力して来た。ここに、あらためて、その歴史を感慨深く思う。その協力の成果で、われわれは年と共に、世界の諸宗教との連帯も強められて来た。宗教者の交流の道も敷かれて来た。
今、ここにわれわれは、21世紀幕開けを目前にして、われわれは、利己自我から脱却して、あたかも生物界が、その生態学的多様性を増すことによって繁栄してきたかのように相互依存と地球的次元の認識の下、行動してゆかねばならないことは明白である。わけても宗教者にあっては、人類共栄、世界の真の平和の実現のために、先駆的使命を果していくことが何よりの責務として、ここから立ち上ることが大切である。しかるに、現実の諸相には憂慮すべき諸課題が複雑で多岐にわたって山積されている。
過去30年の反省から、新世紀の開幕にあたり、共栄・共生への人類社会の構築をめざしていくことを決意する。これこそ宗教の使命と自覚、ここからのわれらの一新と再生を祈り、その実践を誓い、ここに宣言する。
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