中東和平実現への祈り

2000年10月13日
わたくしたち日韓宗教者協議会創立30年記念総会に参集した両国の宗教者は、現在、ヨルダン川西岸地区ならびにガザ地区を中心に発生しているパレスチナ人とイスラエル軍の衝突を憂慮すると共に、アラファト議長を代表とするパレスチナ暫定自治政府とバラク首相を代表とするイスラエル政府の両者が誠意をもって、混乱収拾に尽力することを希望します。

日韓宗教者協議会に連なる宗教者は、数週間にわたって続けられているイスラエル軍によるパレスチナ民衆に対する過度な武力行使に深い憂慮を表明しつつ、それに先立つ、パレスチナ人の集団投石による騒擾行為の自粛を求めます。わたくしたちは、百万人にのぼるパレスチナ人の胸の内にある苦悩、すなわち、独立国家樹立の機会を死の恐怖に怯えながら待ち続けいているという事実に深く胸を痛めてきました。

わたくしたちは、イスラエル政府・パレスチナ暫定自治政府の両当事者はもとより、国際連合をはじめ関係各国政府に対し、今後、尊い人命を犠牲にして武力に訴える問題解決方法ではなく、対話と軍事以外の外交手段によって問題の解決を図り、ひいては、一日も早く包括的中東和平が実現することを希望します。暴力に対し、更に大きな暴力をもってしても、平和は訪れないことをわたくしたちは強く訴えます。

ここに、日韓宗教者協議会は、以上の主旨をそれぞれの関係機関に訴え、平和への祈りと行動を共にすることを誓うものであります。    
合 掌

  日韓宗教者協議会
                        会 長 三宅龍雄
                    韓日宗教人協議会
                        会 長 李 載錫

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