★2001年下期 掲示板掲載分

■主幹の「日本人論、日本文化論」は、もう、著作の段階です
01年07月02日
   仏教系大学教授

 (『水と安全はただ:池田小学校事件に思う』)拝見しました。「ロンブロゾ」を知りませんでした。すみません。「1967年にTVで放映されていた『黄金バット』・・・・」私は、67年、大学2回生でした。で

■マスメディアによって左右される世論形成 
01年07月02日
   天台宗僧侶
 大阪教育大学付属池田小学校児童殺傷事件は痛ましい限りです。怨恨というのなら、まだ理解できるのですが、無秩序、無差別ですからね。

ただ、容疑者にとっては、自分のまわりや社会に対する報復的行動のターゲットが、たまたまこの池田小学校だったのかもしれません。

せめて、いまからでも反省や後悔そして懺悔の気持ちを持っていただきたいと思います。

私は三宅さんの世代より少し後なものですから、黄金バットや呪文はは直接存じませんでした(笑)。

政府や文部科学省の今後の対応に対する意見(学校を移転など)もあれば、なおよかっったかなと思います

 「世論に迎合して 宅間守容疑者をスケープゴートに・・・」は、なるほどです。とにかく政治のワイドショー現象でもわかるように、我々はマスメディアに大きく左右され、良くも悪くも世論が形成されていきますから。



■「狂ってる奴は狂ってる!」というしかない
01年07月02日
   京都大学大学院生(博士課程)

「主幹の主観」を拝見させて頂きました。善信先生のご見解に全面的に賛成です(しかし、オチが難しかったです!)。

私も心理学には懐疑的で、まか不思議なテクニカルタームで猟奇事件の解説を売り物にする人々に怒りすら感じております。

特に、池田小学校の2年南組には、よく知った子供がいますので、かなり心配もしました。

狂っている奴は狂っている! というしかないと思います。


■日本人は死んだらみんな仏様になる? 小泉「靖国」発言を問う 
01年07月28日
    長坂信一

 小泉首相の靖国神社参拝が大きな政治問題、外交問題になっている。A級戦犯の合祀、公式参拝か否かに関連しての憲法問題、中国・韓国による反対・・

 徒然なる私は、難しいことはわからないが、小泉首相の発言でおやっと思うことがあった。「・・日本人は死んだらみんな仏様になるのです。・・」

《A級戦犯であろうとなかろうと、お国のために死んだ人は、仏様になり、日本人の感情としては区別はないのだ。》だいたいこのような意味ではなかろうかと思う。

 ここでは、A級戦犯がどうのこうのということは論じない。首相の人生に対する根本姿勢に大きな疑問を感じざるを得ない。首相のような発想をされたのでは、糞味噌一緒だし、平等のようで実はめちゃくちゃ不平等であるということだ。

 詳しく見てみよう。「おぎゃー」と誕生してから、「カンオケ」にはいるまで、各人それぞれの道程がある。病気、事故、結婚、出産、離婚、倒産、出世・・・四苦八苦と喜びの連続であろうか。この人生において、誰もが幸福になろうと一生懸命である。不真面目に生きる人はまずいない。

 しかし、その過程においてはやはり各人の間にやはり歴然とした差が発生するのである。この差というのは、立身出世的あるいは金銭的な意味での差ではない。われわれはどうしても、そのような目に見える差に惑わされがちである。厳然とした『法則』の前には、そんなものはホクロがひとつあるかないかの差でしかない。

 「閣下」と呼ばれていた某総領事は、やがて容疑者となり被告人なり、この国のマスコミからはしばらくの間、極悪人呼ばわりされるであろう。世間における肩書きなんて所詮その程度である。裸のひとりになったときに、問われるのがその人の人間力である。この人間力としての差は、社会的地位、収入の差とは関係なく歴然として存在する。

 この人間力が一定の水準を越えることが、この人生80年においての唯一の約束事なのである。一定の水準を越えると合格点をもらえるのだ。そして、その合格点の水準というのが、われわれの想定よりはるかに厳しいのである。「針の穴をラクダが通るくらい」難しいとは言わないが、この国においては、限りなくそれに近い状況であると考えてもらって結構である。

 相当の財産を残した、最高の賞を受賞した、子供を立派に育て上げた、起業し会社を見事に成功させた、世間に名を馳せた・・・ これらは、確かにすごことなのであるが、必ずしも合格には結びつかないのである。

 「カンオケ」に入るときのことを想定してもらえればわかる。肩書き、地位、財産と一緒に入れるだろうか。最愛の夫・妻、家族と入れるだろうか。ひとり生き、ひとり逝く人生である。あえて、子孫に残せるものといえば、“徳”である。人間力=徳でもある。

 徳のない人が、仮に財産を残した場合、子孫がいわゆる骨肉の争いを繰り広げることになる。この場合、財産=マイナス要因である。

 「死んだらみな、仏様になる」というのは、感情論としては、いかにも慈悲深く平等感あふれるようである。しかし、これを適用していくと、人生80年の中身が不問にされていくのである。「みんなそのときそのときで、頑張ったのだからいいんだ」と。

 しかし、各人の人生の中身は『法則』により、厳格に判定されるのである。「死んだら、仏様になるのだから」というわれわれの勝手な感情論は、いっさい通用しないのである。事実、各人の人間力には仮に目には見えなくとも歴然とした差があるのである。

 私の考えでは、死後=《今、この瞬間》である。

 死という境で、全員を仏にしてしまうのは、貴重な人生80年の意味を、曇りガラスで覆ってしまうようなものだ。すべての生が、糞味噌一緒になってしまう。


■「アジテーションが報道だ」と思っている日本のマスコミ 
01年08月12日
    萬 遜樹

 「報道特集」を見ました。番組の最後に「協力 株式会社レルネット」と確かに出ていましたよ。番組冒頭で流れた、宗教サミットに出席中の小泉さんのビデオと発言記録を提供されたのですね。これは小泉首相が学徒動員に感銘している人物だということに引かれていました。

 番組自体は、あらかじめ「靖国参拝反対」(あるいはそれは「罪悪」)を前提に、2つの暴露ネタが持ち玉となっていました。1つは、小泉氏が総裁選の際、軍人遺族会に参拝を「公約」していたことで、だから小泉さんは参拝を中止できないのだというもの。もう1つは、中曽根首相参拝の際、神社側が陰祓いをしていたことで、つまり無宗教に見せかけた参拝も実は宗教行為に相当していたのだというものでした。

 それから、もちろん勘所の朝鮮人ネタも入っていて、特攻でなくなった人が靖国神社に合祀されていることに朝鮮人遺族は憤慨だというコメントにまとめられていました。

 まあこれに限らずですが、日々の事件の取り扱いも含めて、日本マスコミの低能ぶりには今さら何も言うことはありません。アジテーションが「報道」だと思っているのですから。よくまあ「高級紙」なぞと言えたものです。大衆紙・大衆テレビですよね。しっかりと自覚してほしいものです。


■「靖国参拝」賛成です 
01年08月13日
    平田たかあき(政治家)


 靖国問題につきましては結論から申し上げ私は賛成であります。

 戦後56年いつまでこん問題を引きずって行くのでしょうか。私はもう忘れてしまおうと言うのでなく過去の反省にたって、未来を見つめ、この問題を忘れることなくアジアの中心国である中国、韓国そしてわが国が手を携え、更なる発展を遂げるために私なりの解釈ですが、外交問題にするのでなく歴史としてとえていかなければならないのではないでしょうか。

 先生が世界の宗教家あるいは要人の皆様と会談なされる時に、この問題はどのような見解なのでしょうか。

 私の考え方は間違っているのでしょうか。ご教示願えれば幸いです。


■「A級戦犯こそ合祀すべき」という意見は妥当 
01年08月13日
    大学講師(宗教学)


 「報道特集」を興味深く拝見いたしました。問題の所在の一端を浮き彫りにしたよい番組ではなかったかと思います。しかしながら、本日とうとうご参拝なさいましたね。

 先生の「主幹の主観」での、公私の区別の問題や日本の宗教伝統から言えば「A級戦犯をこそ合祀すべきだ」というご意見は全く妥当なものであると思います。

 しかし、今回の参拝問題をめぐって、私としては、靖国神社が日本の宗教伝統とは異質な観念を持ち込むことによって、近代国家の国民統合の装置として機能した経緯を看過できないこともあって、個人的に靖国神社があまり好きではないので(とはいっても、訪問時にはご祭神に対して心から参拝していますが)、首相の靖国参拝はあまり嬉しくありません。

 個人的には、戦闘員・非戦闘員、敵味方、国籍、戦犯か否かといった一切の区別を問わない、人類史上のあらゆる「戦争犠牲者」を慰霊し、平和を祈る、「国立」の「戦争犠牲者慰霊碑」があればいいなと、およそありえないナイーブなアイデアをもっているのですが、素朴すぎますしょうね…。


■やはり戦争に対する「総括」が曖昧になっているのでは 
01年08月15日
    三宅美智雄(金光教常盤台教会長)


 本日、第56回目の終戦記念日を迎え、テレビで戦没者慰霊式典の中継を見ています。国歌「君が代」斉唱はいいのですが、なぜ両陛下はお歌いになられないのか…。国歌ならば、当然ご一緒に歌われるべきではないでしょうか。

 また、13日の首相の靖国神社参拝については、主幹とは、いささか違ったものを感じております。A級戦犯の合祀にかかわって、首相が参拝したことに遺憾の意を表します。

 「つくる会の教科書」といい、今回のヤスクニといい、やはり、戦争に対する「総括」が曖昧になっているように思います。戦争、東京裁判等、うやむやのままに、ここまできていることに問題を感じます。

 もう一つ、「参拝」という表現が問題になります。主幹がおっしゃっている「勝手参り」と「正式参拝」との違いは、よく分かりますが、あえて神道形式をとらなかった(と称する)13日の参拝を「参拝」といえるのだろうか。明らかに違憲であるばかりか、宗教法人法にも違背していると思います。

 『日本人は死んだらみんな仏様になる? 小泉「靖国」発言を問う』の長坂信一さまの説に賛成します。



■要は「ニッポン教」:『時運の趨く所』を読んで  
01年08月19日
    萬 遜樹

 「時運の趨く所」を拝読いたしました。手前勝手なことを言わせて頂きますと、これはもうコラボレーションというか、連星運動といいますか、ピンポンといいますか、キャッチボールといいますか…。

 主幹の舌鋒の鋭さは私自身の言いたかったことをいつも明確化してくれます。あるいは実は自分が何を言いたかったのかを教えて頂いています。

 要は「ニッポン教」であります。さらに言えば、自分も敵も知らずに行なっている戦いであります。自分を知らないとは日本人が「ニッポン教徒」であることを知らないことです。「敵」を知らないとは中国や韓国、また欧米諸国の「宗教」を知らないということです。

 中韓は「国定」(国家コントロール)という眼でしか、世界を見られないのです。他国から言われればそうかなと思うのもニッポン教。言わば「台風」ですね。天災は仕方がない、ということです。


■民族=キセル? 
01年09月08日
    萬 遜樹
 私は、日本で作られた「民族」概念とは、近代「国民」と「種族・人種」をつなぐものだと勝手に考えています。つまり、日本列島に住んでいた、あるいは移住してきた種族なり人種なりを、混血・融合過程をすっとばして、初めからニッポン人は日本人だったという似非論理(キセル)が「民族」概念だと。

 だから「民族教育」とは、甚だ近代的人為的な矛盾行為なのかも知れません。まあ、自然エントロピーに反するのが人間の文化文明ですので、これもまた甚だ人間的な営為で…。

 同様に「中国人」はもちろんのこと「漢民族」も、典型的なキセルでしょう。そして「朝鮮民族」もそうです。韓国人が「民族」を強調するのは、かえってキセルしなければならない何かがあると私の嗅覚は強く感じてしまうのです。私の世代的な要因もあるのでしょう、「朝鮮」には微妙な感情があります。「鶏林望見」はそんなパトスを静かに心底に流しながら書き進んでいるつもりです。

 「五族協和」ですか。よく言われるように、やはり思想と政治は違いますね。思想の朝鮮独立支援、日韓対等合邦は、政治の征韓論・強姦開国、日韓併合・吸収に帰しました。五族協和も軍事政治的なものでなくても近代経済的な、日本の覇権帝国を築くものとならざるを得なかったように思います。また、勉強したいと思いますが。


■大東亜共栄圏は五族協和?
 01年09月07日
    三宅善信(レルネット主幹)

 「朝鮮もの」興味深く拝読しました。仰るとおり、「民族」とは、近代国民国家が(その正統性を担保するために)創り出した幻想に過ぎません。
 
 大日本帝国では、「日本(大和)民族」や「支那民族」という呼称はありましたが、どういうわけか朝鮮については「朝鮮人」という呼称が使われておりました。やはり、「支那」は日本と同じ「帝国」であり、朝鮮は格下の被支配「地域」と認識されていたのでしょうか? それにしても、大東亜共栄圏はもっと研究されてもいい概念だと思われますが・・・。日華満蒙朝の関係は?

 9月3日に、JT生命誌研究館の中村桂子副館長と話す機会がありましたが、中村先生も、先週訪問したアイヌの研究者たちも、異口同音に「『人種』という概念は、科学的には根拠のないものだ」と言ってました。それに代わって、文化や言語を背景にした「民族」という概念を盛んに使っていました。

 中村先生曰わく、ヒトゲノム解析に結果明らかになったことは、ヒトには「個人差」というものがあるだけで、「人種差」というものはないらしいです。つまり、私と貴兄の「差」と、私とアフリカの草原に住むブッシュマンのある人との「差」は同等だというのです。30億塩基対あるDNAの内、個人差に属する部分が300万塩基対だそうで、すなわち、生物学上の個人差は0.1%の違いだそうです。

 もっとも、ヒトとチンパンジーの塩基配列の「差」は、わずか1%しかありませんから、この0.1%という数字は結構大きなものなのかもしれませんが・・・。逆に、ヒトとチンパンジーの差が小さいというか・・・。まさに『Planet of the Apes』です。


■小泉首相は、テロリストの愛国心に心打たれて涙しないのか?
 01年09月13日
    塩谷崇之 (弁護士)

 
 「パールハーバー以来の〜」とか「信じられない自爆テロ行為」などのコトバがニュースを賑わしており、どうしても太平洋戦争とだぶってしまいます。

 テロリスト側が「聖戦」を主張すれば、米国側も「自由に対する敵」に対しては「神の御名にかけて」報復すると意気込んでいる。米大統領は、「これはテロではなく戦争だ。正義と悪との戦争だ。」等と述べ、小泉首相は、アメリカが報復に出ることを支持する旨のコメントを出し、NATOは「同盟国全体に対する攻撃」と見なして共同して反撃すると言っている。

 国連は今回の行為が「人類全体に対する攻撃」だとまで言っている。オイオイ、ちょっと待て、そんなに熱くなっていいのか?・・と言いたくもなります。

 「報復」には、さらにそれに対する「報復」がつきものです。そんなことを繰り返していては、暴力団の抗争と同じで、いつまでも争いが続くことになる。思い起こせば、過去の二度の世界大戦も、テロ行為をきっかけに、それに対する秩序維持や報復という名目で、どんどん戦争が拡大していったわけですよね。

 被害にあった人たちのご冥福をお祈り申し上げる気持ちには変わりはありませんが、アメリカ合衆国という国家が一方的な「被害者」面をするのはおかしい。また、「パールハーバー」や「特攻」を正当化してきた日本人たちが、そのような米国の姿勢を支持するようなコメントを出しているのも一貫しないと思います。

 「国や民族のために命を捧げることは尊いこと」と声高に主張していた日本人たちは、パレスチナ人が、バレスチナ民族のために、民族共通の敵であるアメリカ帝国主義を打破すべく行った今回の特攻行為は、「尊いもの」として支持しないのでしょうか? 小泉首相は、そのようなテロリストの愛国心に心打たれて涙することはないのでしょうか?

 今回の事件には、本当にいろいろなことを考えさせられます。


■まず行動を起こすことが最優先される戦争 
 01年09月18日
    G (20才代 男性)

 
 戦争というものは、いつでも理性を失った状態で行われるもので、平常心であれば戦争などしない。
 
 だからいくら専門家がまともな意見を述べても、それを受け入れるわけがない。いろいろとデータを陳列して、ああだこうだと述べても無視される。そういうものだ。
 
 戦争とは怒りであり、復讐であり、とにかくまず行動を起こすことが最優先される。そういうときに戦争反対論を述べても、臆病者のたわごとぐらいにしか受け取られない。戦争をする者が勇者であり、戦争を否定したり、批判する者は、臆病な腰抜けとされてしまうのだ。
 
 そしていつものように断固として戦争は実行される。どんなに犠牲者が出ようが知ったことではない。恨みを晴らすことが一番であり、無関係の者へのとばっちりなど気にしない。運が悪かったと思ってあきらめてくれという感じだ。
 
 しかしそんなことをされれば誰でも怒るので、今度は逆に相手のほうが復讐を実行する。これが何度も繰り返される。


■テロの可能性を予見してきた主幹氏の考察は極めて重要
 01年09月19日
    近藤 剛 京都大学大学院


 今回のテロに関する報道や専門家の分析を聞いていますと、あまりにも宗教的知識が欠落しており、的を射た論評はほとんどないように思います。その意味では、こうしたテロの可能性を常々予見されてきた三宅善信先生のご賢察は、極めて重要であると思います。

 基本的に、今回の一連の問題を引き起こしてきた根本的な要因は旧約聖書にまで遡るわけであり、文明世界VS極悪犯罪集団という安易な善悪二元論は事態の本質を見誤らせる危険があります。

 報復は憎悪を倍増するばかりなので自制して冷静な対応をという意見もあり、それなりに評価もできますが、日本の場合は、ユダヤ金融資本とアラブ石油資本の双方と利害関係を持っているわけですから、対岸の火事のように傍観することはできないでしょう。

 日本政府は似非平和憲法に呪縛された思考停止状態から一刻も早く抜け出すべきですが、現在の「ヒステリー内閣」では全く期待できないでしょう。


■アフガンにかかると、アメリカは「赤ん坊」
 01年09月19日
    井上昭夫 (天理大学おやさと研究所長)

 
 一昨日relnetのホームページを読んで、共同通信の記者が取材に来ました。20数年前のムジャヒディーンとの交換書簡のファイルを見て若い記者はうなっていました。

 陸上戦にはいれば、アメリカはベトナムの二の舞よりもさらに広範囲の被害を受けるでしょう。ブッシュはアル中の経験があり、判断に冷静さを欠いています。求める方が無理かも知れませんが。京都議定書、人権差別会議の生意気な態度を見ても十分予測されたことです。4月ニューヨークで渡欧直前彼の演説をテレビで見たとき、京都議定書はfraudだと強調していました。

 タリバーンはラディーンは渡さないし、もし中立国に渡すとすれば、アフガンは十分かれを利用して、効果のある情報を全世界に流す絶好の機会ととらえて、アメリカを追いやるでしょう。

 タリバーンとアメリカが直接交渉すれば、アメリカの負けでしょう。前者が負けそうになると、また少しのアメリカの非をおさえてー彼らの論理でーさらにテロの脅しを直接間接にかけるでしょう。彼らにかかるとアメリカは赤ん坊です。


■綺麗事に終始するのでなく、毅然とした政治行動を取るべき
 01年09月20日
    平田たかあき(政治家)

 
 アメリカで同時多発テロが発生し全世界に衝撃をもたらしたことは御承知の通りであります。あれから9日がたち我が国における受け止め方に色々な意見が出てまいりました。

 民主党の鳩山代表は、当初米国の武力行使への支持と協力を明言しながら党内にぶれがあることから慎重姿勢に転じたこと。社民党や共産党は武力行使や対米支援への反対姿勢を強め共産党は「軍事報復でなく、国連を中心とした法に基づく裁きを行うべきだ」とした書簡を米国など各国首脳の送った。

 また、長野県知事や保守党の代議士の一人も報復は反対と言うだけでアフガンに対する意見は聞こえてきません。

 私は戦争肯定論者ではありませんが、もし此に伴い我が国でテロが発生したならば同様の意見を述べられるのでしょうか。アフガンへの報復がアフガン国民を巻き添えにするというならばハイジャック機の乗客は世界貿易センターでの犠牲者にはただ冥福を祈るだけで良いのでしょうか。

 アフガンのタリバン政権が戦争を迎え撃つといの姿勢は? 日本のこれらの政治家は本当に国民の安全を考えているのかと首を傾げたくなりますが皆さんはどうお考えになられるでしょうか。

 とかく我が国のマスコミは「加害者が悪」「被害者が善」としか思えないような記事を掲載しますが被害者には何の落ち度もないのか考えさせられます。

 今回、アメリカが報復行動に出ると此は悪になるのでしょうか。ある週刊誌に「誇りあれ、強くあれ、優しくあれ」と書かれてありましたが本当の「誇り、強さ、優しさ」はいい加減で良いということでは無いはずです。

 国際社会というのであれば嫌なことに目を背けず、綺麗事に終始するのでなく毅然とした政治行動を取るべきであると考えておりますが私の考えは間違っているのでしょうか。

 何はともあれ、我が国でテロ事件が発生し国民に被害が生じないように祈るばかりであります。


■イスラーム世界における反西欧と親西欧
 01年09月20日
    小滝 透 (作家)

 
 このところ、例のテロの取材が押し寄せて、原稿書きやら電話取材への応答やらで忙殺されておりました。今でも続いていますが・・・。

 ちなみに、手近なところでは9月18日の毎日新聞の夕刊(全国版)に私の署名記事が載っているので、それが一応の私の見解です。

 要旨は、近代に至るまで、約一千年間イスラーム世界が西欧キリスト教世界の師であったにもかかわらず、近代を迎えるや、その師弟関係が逆転し、あまつさえ弟子であったキリスト教世界が師たるイスラーム世界を軍事征服(植民地化)したことで、イスラームの西欧嫌いが決定的なものになった。

 その思いをストレートに表に出し、反西欧(テロも含む)に傾斜するのがイスラーム原理主義であり、それを何とか押さえ込み、親西欧(ないしは非西欧)に向かうのが親米諸国であるという骨子です。お暇があれば御照覧下さい。


■禁を破り・・・ 
 01年09月21日
    萬 遜樹


  『そして、バベルの塔は崩壊した』そして『世界は日本に何を期待しているのか?』を拝読しました。これはオモシロイ!!

 軽率な物言いで申し訳ありませんが、あたかも三宅さんのために本事件がカモがネギを背負って起こったようなものですね。

 米国がどういう宗教国家であるかが、そして「国際社会」がいかに駆け引きの世界であるかがよく分かります。

 それから何と言っても、日本=ヒモである「米男」の女「日子」論 が秀逸ですね。自らお断りの通り、ふだんは下品を避けられる三宅さんが私たちのためにあえてその禁を破って分かりやすい話をしてくださったのですね。感謝いたします。(^^;

 最後の「日の丸に包んだ100兆円贈与作戦」は、ほんとに超ウルトラCですよ。三宅さんならではの奇策に違いありません。是非とも小泉首相にご献策くださいませ。

 これはアメリカものを私も一つ書かねばと発憤いたしました。ありがとうございました。


■宗教関係のHPでは、なくてはならないHPに  
01年09月20日
      井上宗一


 いつも貴重な情報をありがとうございます。レルネットもますます進化して、宗教関係のHPでは無くてはならない、すばらしいHPになりましたですね。

 レルネットの提供される内容の充実にいつも目を見張っているとともに、「主幹の主観」をはじめとする、しっかりとした主張が、七万を超えるアクセスにつながっているのですね。大変だと思いますが、これからも頑張って下さい。

 しっかりと、勉強して先生といろいろな問題について意見を交換できるように、なれればと…。現時点ではとても勉強不足で先生の主張を分からせてもらう作業で手いっぱいのようです。

  今後ともご指導下さいますようお願い申し上げます。


■知のシャワーに乾杯 
  01年09月22日
     泉 幸男 (商社員)


 主幹の三部作の第1弾、第2弾を読ませていただきました。いやー、脳のなかを Halls の Extra Strong が駆け抜ける感じですねえ。第3弾、たのしみにしてます。

 超円安・インフレによる日本経済解決論、わたしも泉流に次回に書こうと思っていたところでした。みんな心のなかでは思っているのに、言い出す人が少ない経済論ですが。

 今回の「無限の正義」で、旧ソ連圏の中央アジア諸国に対して米国がどこまでコミットするようになるのか、興味があります。米国流「自由主義」が中央アジア側から新彊ウイグル自治区に接するようになったら、これは面白いことになりますねえ。

 日本のマスコミの賢愚が、今回も浮き彫りになりましたね。


■今、ようやく冷静に
 01年09月21日
     kanko510 (コロラド在住)

 
 実は、今私は、アメリカのコロラドで生活をしてるのですが、今回のアメリカで起こった事件には、遠く離れたここコロラドでも、やはり同じ国なだけに、酷くショックを受けてます。つい先日まで、報復措置をとるならば、それはそれで仕方のないことだ、と大半のアメリカ国民と同じ意見でいましたが、今ようやく冷静になってきました。

 今月末NYCに行く予定にしてたフライトをキャンセル。建築の仕事をしてるため、有名建築の一つでもあるワールドトレードセンターが崩れていく様子をテレビで見たときは、本当に悔しくて、涙が出てしまいました。NYCは私にとって、ずっと夢を持っていられる、ほんとそんな気にさせてもらえるような所で、大好きな場所なだけに、あんな悲劇が起こったと考えるだけで、残念で仕方がありません。

 すみません、ちょっと気持ちが高ぶってしまいました。

 また、ホームページを拝見させていただきます。ありがとうございました。


■今回のことで小泉首相には失望しました
 01年09月23日
    忍 レダ (イタリア在住)



 3年前にレルネットのホームページをみつけて以来、三宅先生の主幹の主観を愛読させて頂いている、イタリア在住の主婦でございます。

 今回のアメリカのテロ事件について、衛星放送で見ているNHKのニュースにいらだちを感じていました。イタリア在住ということで、CNN、NHK、イタリアのニュースを見比べることができますが、あまりにも偏った放送には腹が立ちどうしようもなくなります。イタリアももちろん、アメリカの息が吹きかかった部分が大きいのですが、中東に近いせいもあってか、その反対勢力の意見もよく討論され、メディアの洗脳に流されないですむところもあります。しかしながら、今の状況を見てもわかるように、民主主義と言われながら、アメリカの意見に反対を述べることができる国はおらず、よく聞いてみれば理不尽なこともまかり通るようになる恐ろしい事態です。

 三宅先生のテロ事件についての見解が、まさに主人が常に言っていることだったので(以前、主人も先生にメールを書きました)、ほっと(?)致しました。

 私たちはカトリックですが、クリスチャンであることを掲げるアメリカの言っていることは、全く考えに反することです。アメリカ人はあまりに視野が狭くて自分たちのことしか考えていません。私たちにしてみれば、毎日報道される理不尽なイスラエル・パレスチナでの紛争(先生がおっしゃるように、投石をするパレスチナ人に対してユダヤ人の銃撃行為)は既に戦争であったし、このような仕打ちを受けていれば、自爆テロに走ってもおかしくない状況でした。私はあのニュースをテレビで見たとき、まず旅客機の中の乗客、ビルの中で働いていた人々、そしてこんな悲惨なことをしなくてはいけない程追いこまれた人々を思って胸が苦しくなりました。

 小泉首相には少し期待していたのですが、今回のことで失望致しました。先生のエッセイを読んで頂きたいと思いました。

 これからも先生のエッセイを楽しみにしております。


■イスラム原理主義に支配された世界など地獄
 01年09月23日
     物理学者 (米国 Stanford大学)

 
 こちらアメリカでは、日々、引きも切らさずこの人非人テロに関する報道が続いていますが、今回も三宅様の力作、興味深く読まさせていただきました。

 心ある多くの人々を震撼させた今回のテロに関しては、今後も無数の議論がなされていくでしょうが、『イスラム原理主義VS宗教国家アメリカ』と言う観点はかなり当を得ているように思います。

 しかし、この戦いは、なんとしてでもアメリカにイスラム原理主義を徹底的にうち負かしてもらわない(第2次大戦中の日本軍独裁政府のように)と、この世は地獄です。イスラム原理主義 に支配された世界など地獄以外のなにものでもありません。

 ただし、相手がゲリラだけに、日本を骨抜きにしたような方法ではなく、全く新しい方策を考えないといつまで経ってもいたちの追いかけっこが続くだけでしょう。


■アメリカの正義は全てに平等ではない。
 01年09月25日
     マグディ・レダ

今回のテロ事件について私にも一言言わせて下さい。

アラブ人に今日の世界の問題は何かと尋ねれば、ほとんどが「アメリカとシオニズム」と答えます。ユダヤ人という言葉を使わないのは全てのユダヤ人がこの思想であるのではなく、またアラブ人全てがテロリストではないからです。

テロ事件発生翌日の夜、イタリアの国営放送では番組を変更して「シンドラーのリスト」を放送しました。テロ事件についての討論番組では10人中7人までがユダヤ人でした。ただ1人だけが反アメリカ側の人で、しかもあまり影響力の強くない人でした。ジャーナリストがイスラエルの問題を提示しても、すぐにその言葉はかき消され、アラブ人はテロリストであるとなるのです。

アメリカの正義は全てに平等ではありません。ミロセヴィッチ、サダム・フセイン、ビン・ラデン、ノリエガは全て犯罪者ですが、イスラエルの首相であるシャロンが将軍だった時に行った犯罪については何も言いません。ブッシュは国連はアフガニスタンへの攻撃を承諾したと言いますが、国連は今までに3回もパレスチナ国を作るようにイスラエルに勧告してきましたが、全く聞き入れられていません。またあまりのやり方の汚さに気持ちが悪くなるのは、今回の事件後、世界を自分側につける為に、アメリカが10年間支払っていなかったお金を国連に払うことを決め、中国をWTOに参加させ、インド・パキスタンから制裁を解除したことです。

アメリカとイスラエルの利益の為に、私たちが払わなくてはならない代償はあまりにも高すぎるのではないでしょうか。


■外交はまず一番に国益を考えて  
 01年10月09日
     平田たかあき(政治家)

 
 私は機会あるたびに「責任」と訴えて参りました。至極、当たり前のことですがその当たり前を感じず自らにかかる責任を人ごとのように思い無責任な発言、行動をされる方々がいらっしゃいます。

 いよいよ、アメリカによるテロ撲滅作戦が展開されました。我が国ではこの行動に否定的な団体等が抗議行動を開始し、政治を司る政党の中で共産党、社民党は「国連中心に告発制裁の手段が尽くされないままの、軍事攻撃を残念に思う」「宣戦布告なき戦争といわざるを得ず容認できない」とのコメントを発表しました。

 多くの国は、多少の認識の違いがあるとはいえ、アメリカの行動を支持している中で、自分の国が平和でありさえすれば良いと考えるのであれば、まさに世界に孤立する日本になるではないかと考えます。

 アフガンに対し約1ヵ月近い日数を要し首謀者と見られるビンラーディンの身柄引き渡しを要求したにもかかわらずタリバンの指導者「オマル」はこれを拒否したことによっての行動ではなかったのではないでしょうか。反対行動を起こすことを全て否定するものではありませんが、何故アフガンに向けての行動も起こさないのでしょうか。

 外交はまず一番に国益を考えなければならないことは言うまでもありません。今、我が国の果たす責任は同盟国と協力しながら最大限出来うることをしなければならないと言うことではないでしょうか。

 勿論、これを契機に制約の伴わない軍事行動を起こせると考えるのは良いとは思いませんし、これから軍事行動が起きること自体を誰もが望んでいないでしょう。

  世界の恒久平和を祈るばかりです。


■アメリカの関心は、アメリカが儲かること
 01年11月03日
     神職(30代 男性)


 久々に主観を読ませて頂きました。待ちに待ったという感じです。

 さて、本当に私も常日頃思っている事でしたので、共感しました。

 「パール・ハーバー」という映画を見た後、放っていてはいけないという気持ちになりました。日本の若いカップルは映画を見た後、感動した、といいながら泣いていました。その映画も本国ではあまり興行収入がよくなったからという理由で再上映をして収益を上げたいとテロ後、言い始めた時、まさにプロパガンダだなぁと思っていました。

 まさに生殺しです。世論が落ち込むと、イラクを攻撃し、日本が対米利益を上げると301条をちらつかせ、無茶苦茶やなぁ。と思っていた事がまさに現在にも当てはまります。アメリカの言う資本主義とはアメリカが儲かる事がそれなんだろうと、思っていましたので・・・。

 私は炭疽菌は自作自演という風に、ずっと思っていました。特にそれによって巨利を得た、製薬会社、その株主には注視する必要があろうと思っています。

 また、拝読するのを楽しみにしております。


■この国のメディアは、権力に対して完全に腰が引けている
  01年11月04日
      長坂信一

 
 「アメリカという世界を不幸にするシステム」を拝読いたしました。N.Yそして米国の様子がビビッドに息吹をもって伝わってまいりました。

 《Ameriaca Strikes Back》には参りました。当事者は真剣そのものなのでしょうが、これは米国メディアそして米国人の思考回路が硬直化している証左だろうと思います。

 ご承知のとおり、日本のメディアは米国のそれとは比べ物にならないほどレベルの低いものです。米国メディアがこの調子ならば、日本のメディアを通じる情報は、99%デタラメと考えればよいということになります。

 表現の自由とは権力に対して、不当な圧力を受けずに権力監視・批判が自由にできるというのが本来の意味であると考えます。ところが、この国においては、メディアは権力に対しては完全に腰が引けていて(もしくは記者クラブでわかるようにほとんど癒着していて)います。

 そして、メディアスクラムに象徴されるように市民の生活を破壊するような行為が報道の自由・表現の自由のもとに幅をきかせています。

 「表現の自由」の錦の御旗のもとに、「主観、客観ごちゃまぜで、自分たちが飯食うため自由勝手に表現できる自由」と解釈しているんですな、メディアは。

 朝日真理教の読者が800万人、読売原理主義の読者が1000万人ですから、その世論形成力はたいしたものです。ちなみに、聖教新聞は550万人です。

 こういうときこそ、国家権力、メディア権力の真の姿が炙り出されます。「人間を幸福にしない日本というシステム」の創造的破壊のために、小生も言論でもって徹底的に戦っていく覚悟です。


■パシュトゥン人は過半数を占めるには至っていないのでは?
 01年12月01日
      泉 幸男(商社員)

 タリバンもの。小生は、最近は米国の新聞をまともに読んでおらず、もう何も書けなくなってしまいました。

 アフガニスタンという領域で、パシュトゥン人は過半数を占めるには至っていないようです。中央部にはハザラ人、北部にはウズベク人、タジク人ですが、これは「国外」から来ているわけではなく、もともとそこに住んでいる人たちのようです。

 今のアフガンを秦帝国の滅亡後の世界に比するご着想はすばらしいと思うのですが、民族構成に言及されているところは、いま一度ご確認されたほうがよいかもしれません。


■タリバン政権崩壊と自衛隊到着のどちらが先か?
 01年12月01日
      大岡真祥 (僧侶)


 主幹の主観拝読しました。三宅さんらしい展開でおもしろかったです!。

 「14万8000光年離れた謎の天体イスカンダルの女王スターシア・・取りにきなさい。宇宙戦艦ヤマトはテレビで一通り観ましたが、逆に届けてくれたらもっと早く解決するのに、なんで届けてくれないの?と思ってましたね(笑)。

 ビンラディン氏が捕まるか亡くなるかした時点で、またタリバン崩壊で自衛隊派遣の大義名分は弱くなりますね。

 11/30に戦時での自衛隊の海外派遣に関する国会の手続きはすべて完了したとか。

 〈1〉米軍などに物資輸送・補給などを行う協力支援
 〈2〉インド洋沿岸で遭難した米兵などの捜索救助
 〈3〉パキスタンに流入したアフガニスタン難民救援

 今となってはタリバンが早く崩壊するのと、自衛隊が現地で何らかの仕事をするのとの時間の競争かもしれませんが、〈3〉に力を入れて頂きたいと思います。

 ただ三宅さんも最後に書かれてましたが、「周辺の国々の影響」とアメリカ軍戦闘地域がアフガン内だけでの終わるのか、日本政府にの対応は?という動向も気になります。



■いつまでアメリカのやりたい放題が続くのか
 01年12月01日
      萬 遜樹


 『遥かなるイスカンダル』を拝読しました。謎が解けました。ありがとうございました。

 実はヒントを頂いてから、アレクサンダー大王を調べました。カンダハルはまさに古都ですね。私も書いたのですが、「文明」の守護者・アメリカはどうしても文明の故地・アフガンを攻撃し続けるのですね。しかも、その異文化では神聖なラマダンもなんのそのと。

 アメリカ文明の代弁者・タイムワーナーは『ハリポタ』を日本でも今日(12月1日)から公開します。どうやら世界は「ファンタジー」だと言いたいのですかね。実際、アメリカのテロから炭疽菌騒動、アフガン戦争も魔術的で「ファンタジー」とも言えます。

 しかし言うまでもなく、現実はファンタジーではありません。ましてやアメリカのためのファンタジーではありません。いつまでアメリカのやりたい放題が続くのでしょうか。21世紀は憂鬱な世紀ですね。