三宅善信代表
野村證券の夏期講座で国際情勢を熱弁
06年08月09日&16日
8月9日と16日に行われた野村證券主催のインターンシップ講座に講師として招かれた三宅善信代表は、関西の国公立大学の学生約120人に「宗教」を切り口にした国際情勢の分析を行い、好評を博した。
大阪大学等国公立大学の学生約40名を対象に、8月7日〜11日に野村證券大阪支店で開催された夏期インターシップ講座の内、8月9日に講師として出講した三宅善信代表は、『国際情勢と宗教勢力―グローバルな世界の変化』と題して90分間の講演を行った。
国公立大学の学生に熱弁を揮う三宅代表 |
同講演で三宅代表は、「テロは儲かるビジネス」という学生達の意表をつく切り口から話を導入し、2001年に起こった「9.11同時多発テロ」において、誰がどうやって儲けたかを紹介した。続いて、悪化の一途を辿っていた「レバノン情勢」の歴史的背景について紹介し、1979年以後の世界の潮流となった「宗教の復権」を知ることが、国際情勢を理解する上で最も重要なことであると力説。さらには、21世紀の戦争である「非対称戦争(Asymmetric
Warfare)」や、アメリカで宗教右派の影響を受けて、メディアを支配席巻しつつある「知的設計論(Intelligent Design)」等について紹介して学生達の注目を集めた。
また、主に阪神間の13校の私立大学の学生約80名を対象に8月14日〜18日に開催された同インターンシップにおいても、8月16日に講師として出講した三宅善信代表は、『国際情勢の背後にある宗教的動機づけ』と題して90分間の講演を行った。
大勢の学生から注目された三宅代表
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同講演で三宅代表は、「モンゴル帝国が普及させた紙幣」を例に取り上げ、貴金属との兌換性のないペーパーマネーを価値あらしめる経済の本質は何かについて講じた後、聴講者全員に米ドル紙幣を配布して、同紙幣が発信している宗教的メッセージを通して「アメリカ合衆国の国是」とは何かを分析して見せた。そして、「神によって動機づけられた国」であるアメリカという現象が簡単に見て取れる例として、この夏公開された映画『スーパーマン・リターンズ(Superman Returns)』の科白を元に、学生達にも興味の持てるような講義を行った。
なお、これらの講義の内容については、近日中に当サイト内で公開できるく準備して行きたい。