三宅善信代表 気仙沼の牡蠣養殖業者と会談

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  2011年2月13日、金光教泉尾教会で開催された求道会創立60周年記念講演会で講師を務めた宮城県気仙沼の牡蠣養殖業者で、NPO法人「森は海の恋人」代表の畠山重篤氏と三宅善信代表が会談した。


畠山重篤氏との対談で持論を力説する三宅善信代表

  畠山氏は、牡蠣の養殖業者でありながら、豊かな海を作るためには、海にだけを見ていては不十分で、山に降った雨が豊かな森の保水力によって蓄えられ、多くのミネラルを含んだ水となって河を流れ下って海に注ぎ込むことによって、日本列島を取り囲む近海の汽水域を豊かな漁場にするために、植林活動やそれらの啓発活動を行っていることで知られる人物である。


三宅代表宅の池で悠々と泳ぐ二尾のチョウザメ

  京都大学フィールド科学教育研究センター社会連携教授の肩書きも有する畠山氏の関心も多くの分野に跨っているが、さすがに「縄文からポケモンまで」をキャッチフレーズにしているだけあって、三宅代表は、土壌学から海洋生物学に至るまで、あらゆる分野の知識を縦横無尽に引き出して、興味深い対談となった。四半世紀前、ハーバード大学で学究生活を送ったことのある三宅代表は、ボストン名物のオイスター(牡蠣)やクラムチャウダー(二枚貝のクリームスープ)も大好物で、また、キャビアを腹一杯食べてみたいために、大阪市内の自宅の庭の池でチョウザメを飼育するほどの好事家でもある。



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