2013年7月3日から5日にかけて、三宅善信代表は、欧州各地から二十数万人の観客を集めてパリの国際見本市会場で開催された欧州最大の「クール・ジャパン(格好良い日本)」の祭典『ジャパン・エキスポ2013』に招かれ、出展パビリオンのひとつ「ジャパン・モーメント(日本の瞬間)」の開会セレモニー『Super Shinto Ritual』で祭主と講演を務めた。
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JAPAN EXPO開会セレモニー祭典で、祭主として祭詞を奏上する三宅善信代表 |
今年で第14回目となる『ジャパン・エキスポ』は年々活況を呈し、アニメ・漫画・ゲームからアイドルに至るまで、現代の日本が世界に誇るコンテンツ産業の一大見本市であり、経済産業省や外務省も支援している。近年、日本からも多くの人気若手アーティストが参加し、内外のメディアでも大きく取り上げられるイベントになっている。
そのような中、「世界一の水準を誇る日本のアニメ文化の源泉として、神道を紹介して欲しい」との主催者からの要請もあり、神道国際学会の理事長を務める三宅善信代表は、数名の神職・巫女して、雅楽と現代音楽の両方を演奏できる「天地雅楽(てんちがらく)」のメンバーらと共に出演した。
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会場内各所で行われたSuper Shinto Ritualで聴衆にスピーチをする三宅善信代表 |
高津宮の神職による修祓の後、出口王仁三郎師の玄孫にあたる出口春日師と土御門神道(陰陽道)の魚谷聡成師による降神と献神の儀に続き、祭主を勤める三宅代表が祭詞を奏上、玉串を奉奠した。続いて、巫女舞が奉納され、撤饌と昇神の儀を以て神事は終了した。引き続き、三宅代表が『アニメと神道』と題するスピーチを英語で行った。
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JAPAN EXPO会場内でコスプレの青年たちと交流する三宅善信代表 |
連日、数万人の来場者でごった返す各パビリオンの観客の3人に1人は、アニメキャラクターのコスプレをしているほど日本文化に憧れており、多くのフランス人青少年が漫画やアニメを通じて日本語を習得していることは、家電製品や自動車産業等で国際競争力を失った日本経済の将来の柱として期待されている。
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JAPAN EXPO会場内でコスプレの青年たちと交流する三宅善信代表 |
開会セレモニーだけでなく、期間中、毎日何回か会場を換えて、神事やスピーチをはじめ、雅楽と現代音楽のセッションを行った今回の「神道プレゼンテーション」は、盛り上がりを見せ、欧州のマスコミでも報道された。