■ 宗教界の動き ■


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇

3月後半の宗教界の動き (0003S)
「カルト」について考えさせられる動きがありました

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇

☆廣田神社、震災から完全復興
 316日、西宮市の廣田神社(中山隆宮司)は例祭に合わせて、「震災復興完了奉告祭」を斎行した。同神社は1995年の阪神淡路大震災で社殿などに大きな被害を受けていたが、今回、大鳥居を復活させ、完全復興となった。

☆「宗教」被害の対策を問う
 317日、全国霊感商法対策弁護士連絡会は第31回集会を開催した。各地で起きている霊感商法に関する裁判状況や、カルト教団からの信者の保護などについて、実際に関わる弁護士から報告された他、マインドコントロールやカルトの概念について識者が講演を行ない、反社会的行動を続ける教団への対策や課題点などを話し合った。

☆世界救世教新体制樹立
 321日、文化庁は世界救世教の規則変更を認証交付し、29日には登記も完了。1984年以来続いてきた同教団3派の紛争から新体制が樹立されることとなった。このことによって、包括法人「世界救世教」の下に、「東方の光(再建派)」、「世界救世教いづのめ教団(新生派)」、「世界救世教主之光(護持派)」の3被包括法人が法的に同等の権利を取得することになった。

☆「シアトル事件」地裁判決
 321日、東京地裁は、日蓮正宗と安部日顕管長が創価学会と池田大作名誉会長を訴えていた「シアトル事件」に関し、原告側敗訴の判決を下した。日蓮正宗側は直ちに控訴した。

☆高台寺 夜間特別拝観
 324日から57日まで、北政所(豊臣秀吉の正室)ゆかりの京都の高台寺では、夜間特別拝観が実施される。庭園全体に700基の照明器具を設置し、方丈庭園では総延長400メートルの光ファイバーが川の流れ、時空の流れを表現している。

☆「もんじゅ裁判」にNCCが抗議声明
 324日、日本キリスト教協議会(NCC)の平和・核問題委員会(小笠原公子委員長)は、22日に福井地裁が「もんじゅ訴訟」を棄却したことに対して、小渕前首相や科学技術庁長官らに抗議声明を発表した。

☆「極楽浄土」とは何か
 325日、浄土宗総合研究所主催による公開講座「現代人にとって極楽浄土とは」が東京都港区の大本山増上寺で開催された。講師は、鷲見定信・同研究所主任研究員など8名。

☆神政連 結成30周年記念大会
 327日、神道政治連盟は結成30周年記念大会を開催。式典では皇室の尊厳護持を中心とした神政連の役割を確認した。

☆妙智會教団「会主十七回忌法要
 328日、妙智會教団(宮本丈靖会長)は、今年が宮本ミツ会主の生誕100年に当たることから報恩感謝を捧げ、「会主十七回忌法要」を営んだ。

☆真言宗智山派 小林輝宥宗務総長就任
 328日、真言宗智山派(宮坂宥勝管長)は、2月に辞任した楠宗親宗務総長に代わり、小林輝宥氏を新宗務総長(任期4年)に選出した。

☆大本、脳死臓器移植に遺憾の声明
 329日、国内で5例目となる脳死者からの臓器摘出が行なわれたことに対し、大本では同日、反対の教団声明を丹羽厚生大臣らにFAX送信した。大本では以前から反対の署名活動を行なっている。

☆第26回「平和のための宗教者研究集会」を開催
 
331日、(財)世界宗教者平和会議日本委員会(白柳誠一理事長)は、第26回「平和のための宗教者研究集会」を開催し、昨秋ヨルダンのアンマンで開催された第7回世界大会を総括した。

☆「国際人権実施報告書」米議会に提出
 米国国務省は今年連邦議会に提出した「国際人権実施報告書」の日本に関する記述の中で、統一教会やエホバの証人の信者などを親族が脱会を迫って監禁する(いわゆる「逆マインドコントロール」)などの事実に触れ、「警察が救済処置をとらない」との訴えが会員から寄せられたことを掲載した。

戻る