■ 宗教界の動き ■


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7月後半の宗教界の動き (0207S)
 地球や文明について考えさせられる動きがありました。


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☆東京お盆まつり
7月17日、(財)日本仏教鑽仰会(中山静麿理事長)主催による、過去1年間に亡くなられた方々と先祖の霊を供養する夏恒例の「東京お盆まつり」が、虎ノ門のイイノ・ホールで開催された。浄土真宗東本願寺派本山東本願寺の大谷光見法主を導師に法要を厳修、東本願寺布教師の真栗良照氏が法話を行った。

☆浄土宗 ハンセン病患者に宗門として「懺悔」
7月17日付で、浄土宗(水谷幸正宗務総長)は、ハンセン病患者および家族・遺族・関係者に対して、宗派としての「謝罪」を表明した。「私たちは、本来、救いとしての教えであるにもかかわらず、諦めを促す慰め的な教えを説いてきた」と謝罪した。

☆泉尾教会 ブッシュ大統領に京都議定書批准要請
7月21日付で、金光教泉尾教会(三宅龍雄教会長)は、アメリカ合衆国のブッシュ大統領宛てに『京都議定書批准要請書』を送付した。要請書では、京都議定書の速やかな批准をアメリカ政府に求めており、COP6(気象変動防止枠組条約第6回締約国会議)でアメリカが「京都議定書」の枠組みから離脱を宣言したことを、「傲慢な独り善がりの所業」としている。

☆米下院 人間のクローン胚研究を禁止へ
7月21日、米国連邦下院は、「クローン人間の作成を禁止する法案」を可決した。クローン人間の作成だけでなく、子宮に戻す前の段階の胚を作ることも禁止する内容も含んでいる。

☆大本 老人ホームを建設地鎮祭
7月23日、大本(出口紅教主)は、超高齢社会に対応すべく建設を進めている老人ホーム「ケアハウス朝野」の地鎮祭並びに起工式を京都府亀岡市の建設予定地で執り行い、出口紅教主・奥田宗弘本部長をはじめ、教団・市関係者らが参列して、工事の安全を祈願した。ホーム建設は4月に亡くなった出口聖子4代教主の念願で、施設オープンは来年5月を予定している。

☆バチカンに司教の結婚容認を請求
7月25日、統一教会の教祖文鮮明師による国際祝福式(いわゆる「合同結婚式」)に参加したことで話題を呼んでいるローマ・カトリック教会大司教エマニュエル・ミリンゴ師は記者会見をし、「祝福結婚を解消しなければ破門に処す」とのカトリック教会からの警告に対し、正式な反論の声明文を公表、結婚というオプションを認めるよう強く求めた。もちろん、カトリック教会では、聖職者の結婚は認められていない。

☆第6回ACRPインドネシア大会へ概要発表
7月25日、京都市内のホテルにおいて、11月3日から7日までインドネシアで開催される予定の第6回アジア宗教者平和会議(ACRPY)の参加概要が、飯坂良明ACRP事務総長から発表された。「発表」よると、21カ国、283人が参加予定で、大会までにはまだ増える見込み。

☆原爆供養塔前で慰霊法要
7月29日、念法眞教(稲山霊芳燈主、大阪市鶴見区)は、広島市の平和記念公園内にある原爆供養塔前で第15回「広島原爆殉難者慰霊法要」を執り行ない、全国から寺院・教会主管者ら多数が参列し、原爆犠牲者を追善供養するとともに、戦争のない平和な社会実現への精進を誓った。

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