★三宅代表がロシア正教総主教と会見★




アレクセイ2世総主教と三宅善信代表

この度、初来日したロシア正教会総主教(カトリック教会のローマ教皇に相当)アレクセイ2世の歓迎レセプションがロシア大使館(東京都港区)で開催され、パノフ駐日ロシア大使からの招待を受けたレルネット代表の三宅善信は、内外各界からの来賓と共に列席した。

三宅代表の祖父である故三宅歳雄金光教泉尾教会長は、昭和30年代初期から、何度もロシア(当時はソ連)を訪れ、ブルガーニン首相らソ連政府幹部やサハロフ博士ら科学アカデミー幹部に核兵器に廃絶を訴えたのをはじめ、歴代のロシア正教総主教とも宗教対話の交流を深めてきた。故三宅歳雄師は、ゴルバチョフ書記長(当時)主催の「核兵器廃絶世界平和フォーラム」や1988年に挙行されたロシア正教宣教ミレニアム(東ローマ帝国からロシアにキリスト教が伝えられて千年の記念式典)に、WCRP(世界宗教者平和会議)委員長として、また、日本の宗教界を代表して招待されたこともある。

特に、三宅善信代表は、大学院生時代、修士論文で「ロシア正教会の儀礼」について研究したほどのロシア正教会通でもあり、アレクセイ2世総主教がまだレニングラード(現サンクトペテルブルグ)の神学院長であった頃から同総主教(当時は府主教)と面識があり、総主教をはじめロシア正教会指導部との再会に感慨深げであった。

この日、宮中にて天皇陛下との会見を済ませたばかりの総主教は、「一方(ロシア)は、長年の共産主義支配による精神文化の荒廃、もう一方(日本)は、極端な経済発展至上主義による精神文化の荒廃と、経緯は異なるけれども、共通した問題を抱える露日両国における精神文化の復興の重要性について強調し、両国がこの問題について手を携えて協力して行くべきである」と述べられた。


戻る