三宅代表 宗教指導者と協議するため 渦中のニューヨークへ!   

 

 これまで、本サイト上において、宗教対話や文明間の相互理解について再三、意見を発表してきた三宅善信レルネット代表が、このほど、炭疽菌騒動をはじめ第2のテロ攻撃の危険が高まっていると言われるニューヨークへ急遽、飛び、国連関係者や宗教指導者たちと意見を交換することになった。また、倒壊したWTC(世界貿易センター)ビル付近で、追悼と平和の祈りを捧げる予定でもある。

 30年近く三宅氏が関わってきた国際的NGOの本部事務局があるビルが国連本部の真正面にあるため、当局から再三の立入禁止措置が取られてきた。静脈瘤の抜去手術の痕がまだ完全に癒えていないにもかかわらず、10月21日にニューヨーク入りする三宅氏は、その足で、IARF(国際自由宗教連盟:英国Oxfordに本部を置く最古の諸宗教対話団体)の執行理事会に合流。翌22日まで、同団体の日本連絡協議会のコーディネーターとして、宗教的少数派の人権擁護についての方策を協議する予定である。

 23日には、フォード財団の施設を使って、K・プレンダーガスト国連事務次長(政治担当)や、米国の国連大使やパキスタンの国連大使らとコミュニティへの挑戦であるテロリズムへの応答方法について協議する予定である。また、この日の夕方には、ニューヨーク最大のイスラミックセンターで、平和のための諸宗教の祈りに参加する予定である。これらのプログラムは、WCRP(世界宗教者平和会議:三宅善信代表の亡祖父が同団体の有力な共同設立者のひとりであり、父は現在、同団体の国際名誉会長でもある)の主催で行われるものである。

 24日には、WCRP国際執行委員会議長のヨルダンのハッサン殿下(アブドラ国王の叔父君)の基調講演と、J・ダナパラ国連事務次長(軍縮担当)らを招いて意見交換をする予定。この2日間を通して、宗教界と国連とがどのようにして共働してゆくことができるかの方途を探る。この期間中、ユダヤ・キリスト・イスラム3教はもとより、ヒンズー教・仏教をはじめとする諸宗教の指導者が多数集まるので、各自、「文明間の対話」を目指して、相互理解をはかることになっている。

 K ・アナン国連事務総長を招いて、ステートメントを発表し、記者会見の後、WTC跡地で、犠牲者の追悼と平和への祈りが行われる予定である。それ以外にも、現地の大学研究者や政治家、マスコミ関係者とも、機会を見つけて、アメリカ独善主義の問題点を指摘して行く予定である。なお、三宅善信氏は、昨年8月末に国連本部で開催された国連ミレニアム・サミットにも正式に招待されて参加している。

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