国際宗教同志会で「災害と宗教」について

2021年6月18日

2021年6月18日、三宅善信代表が事務局長を務める国際宗教同志会の2021年度第2回例会が金光教泉尾教会で開催された。最初に、同教会の会堂にて、東日本大震災十周年の神仏合同追悼式が厳修された。新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言期間中のため被災地に派遣することができず大阪で開催された追悼式では、神社本教教学部長の懸野直樹野宮神社宮司による修祓、大阪府佛教会会長の村山廣甫曹洞宗審事院長、田中瑞修融通念佛宗宗務総長、中村殊萌真言宗大覚寺派中国教区長らによる廻向に続いて、国際宗教同志会理事長である三宅光雄泉尾教会長による祭詞(表白文)の奏上がなされ、同会長である芳村正徳神習教教主がこの日の参加者を代表して玉串を奉奠した。

金子昭天理大学おやさと研究所教授の講演に耳を傾ける国際宗教同志会会員諸師
金子昭天理大学おやさと研究所教授の講演に耳を傾ける国際宗教同志会会員諸師

続いて、会場を同教会の神徳館国際会議場に移して例会が開催され、嶽盛俊光曹洞宗南詢寺住職による平和の祈りに続いて、金子昭天理大学おやさと研究所教授による『東日本大震災10周年の年に宗教者による支援を考える』と題する記念講演が行われた。天理教災害救援ひのきしん隊だけではなく、阪神淡路大震災以後のわが国における被災地での宗教者による救援・ボランティア活動の諸様式と社会の側の受け止め方について、日頃の研究成果を発表した。質疑応答の後、清澤悟真宗大谷派願得寺住職による平和の祈りと、三宅理事長による閉会挨拶をもってすべての行事が終了した。

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