2021年9月9日
2021年9月9日深夜、IARF(国際自由宗教連盟)の総会に代わる意思決定機関である国際評議員会が、昨年に続き、オンライン形式で開催された。IARFは122年の歴史を有し、国連経済社会理事会に総合諮問資格を有する国際NGOである。通常は、言語や文化的背景も異なる人々が丸二日間かけて対面で開催される国際評議員会をオンラインで開催するには、それなりの配慮が必要であり、7月から8月にかけて、時差を考慮しつつIARFを構成する東アジア・南アジア・欧州中東・北米の4つの地域に属する国際評議員たちが、2~3地域間で何度か準備会議をオンラインで実施し、十分に問題点を共有した後、この日の国際評議員会の開催にこぎ着けた。
財務担当理事を務める三宅善信代表は、コロナ禍で諸活動の実施が困難であったにもかかわらず、各地域で工夫して実施されたプログラム等を含む2020年度の決算報告と、2021年度の予算案について図表を示して説明し、2021年度の予算の承認を取った。また、ロバート・インス会長から、2022年夏に東アジア地域で開催が予定されている第36回IARF世界大会の開催年を2023年に延期することが提案され、承認された。