2022年3月8〜9日
2022年3月8日から9日まで、現代における宗教の役割研究会(通称:コルモス、会長:大谷光真浄土真宗本願寺派前門主)の創立50周年を記念して第68回研究会議が、浄土真宗本願寺派(西本願寺)の聞法会館で対面とオンラインのハイブリッド形式で相次いで開催され、常任理事を務める三宅善信代表も出席した。
初日(3月8日)は、創立50周年オンライン講演会が『グローバルな災厄と宗教』をテーマに開催された。開会挨拶は、怪我で出席できなかった大谷光真会長に代わって、島薗進副会長が行い、丘山願海浄土真宗本願寺派総合研究所所長の司会のもと、『宗教の災害時対応における新たな連携』と題して稲場圭信大阪大学大学院教授が、『イスラムはコロナ禍をどうとらえるか』と題して八木久美子東京外国語大学大学院教授が、『気候変化へのレジリエンスと持続可能性を求めて』と題して小池俊雄東京大学名誉教授が、それぞれの研究成果を発表し、庭野統弘(公財)庭野平和財団理事長がコメンテーターを務めた。
二日目(3月9日)は、午前中は、岡野正純孝道教団統理がモデレータとなって、海外経験の豊富な加藤大志服部天神宮禰宜と、村山博雅WFBY(世界仏教徒青年連盟)会長と、成井大介.カトリック新潟教区司教らが、神道・仏教・キリスト教の立場から『グローバルな災厄と宗教』をテーマに発表を行い、三宅善信がコメンテーターを務めた。午後には、弓山達也東京工業大学大学院教授がモデレータとなって、二日間の発表を受けた「ワールドカフェ」方式によるグループディスカッションが行われた。